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【業界研究】駐車場業界の現状・動向・課題について

更新日:2024年07月01日

業界・企業研究

駐車場業とは、主として自動車の駐車のための場所を賃貸する事業のことを指します。土地あるいは建物内に自動車を停めるスペースを確保して、利用者とのあいだに賃貸借契約を結んでそのスペースを提供することにより収益を得るというのが、そのビジネスモデルです。

ただ、コインパーキング自体が初期投資を抑えて多数展開できるものであるため、ビジネスとして参入障壁が低く、すでに一部では過剰供給となっている地域もあり、今後はこれまでのような稼働率は見込めない状況となっています。

PFI手法による取り組み

全国の自治体などで、駐車場整備にPFI手法を導入したいという意向を示すところが増えています。

PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の設計、建設、運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方で、駐車場は都市のインフラ整備という観点で取り組むべき課題であり、今後は1事業者の経営にとどまらず、国や地方自治体の計画と連動させた整備が必要になると考えられています。

業界の今後の将来性

ITを活用して駐車場状況を提供するシステムの普及が鍵

駐車場業界は、個人から企業まで経営形態が多様なこともあり、業界に定着しているIT活用はほとんどみられない状況です。

ただ、大手企業等が複数箇所の駐車場を運営している場合に、とくに時間貸駐車場については、稼働率向上のためにインターネットを通じて利用者にタイムリーに空き情報を提供する取り組みが行われていることもあり、今後は携帯電話からアクセスして最寄の駐車場状況を検索できるサービスの利用者ニーズが高くなるものと思われます。

また、都市交通の円滑化という視点でみても広域的な駐車場情報提供は意味があるものであり、道路管理者が地域の駐車場を把握してマップと合わせてリアルタイムに駐車場状況を提供するシステムが普及していく可能性も十分に考えられます。

おすすめの業界研究本

日本経済新聞社の記者が徹底取材をして、日本の180業界の最新動向や課題、将来の見通しを解説しています。企業間の相関図、企業・製品のシェア、業界のトレンドを示す表やグラフがビジュアライズされており、業界のことが一目でわかるようになっています。業界研究をするにはまず目を通しておきたい1冊です。

国内の全上場企業の業績予想を中心に、所在地から財務情報まで、会社のことを知るのに欠かせない情報をまとめたハンドブックです。就職活動における業界研究から、株式投資といったビジネスユースに至るまで幅広く使えるのが人気の理由です。

いわゆるハウツー本で内容が少々希薄ですが、コインパーキングについての解説がとても分かりやすく書かれているのでピックアップしました。業界研究本ではありませんので、そういうものとして割り切った上で、時間の空いたときにでも読んでみてください。

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