
更新日:2020年11月06日
重電とは、電気機械のうちとくに大型のものを指します。テレビ、洗濯機、電気調理器具、空調機器といった家庭で使われる電気製品(通称、家電)を軽電製品と呼びますが、それに対応する形で発電施設や工業施設、商業施設などで用いられる設備が重電と呼ばれます。
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わが国の電気機械産業の歴史は古く、その成り立ちは明治時代まで遡ることになります。明治維新後の、政府の殖産興業政策とともに重電機器工業が生まれ、中核産業として発電機・電動機産業が発展する流れで重電業界が形成されていきました。
重電業界はその後、第二次世界大戦後の経済復興や高度経済成長期の重工業化による電力需要・重電需要のもとで急成長を遂げ、1980年代後半のバブル経済時の需要増や省力化といった民間設備投資の活発化を反映しながら順調に規模を拡大し、現代に至ります。
近年では、2008年のリーマンショック後に、新興国の台頭もあって経営的に後退しますが、その後の合併や買収を通じた経営再建策、在庫の適正化、適切な設備投資などの効果もあり、現在、生産額に拡大の兆しがみえてきています。
重電機器は、発電設備、送電設備、配電設備に大きく分類されます。
火力発電所、原子力発電所、風力発電所、地熱発電所など
変圧器、高圧遮断器など
スイッチギア、ガス絶縁開閉装置など
日本国内においてとくに高いシェアを誇る5社を、重電5社と呼んでいます。
重電業界は、世界規模で市場を拡大しており、海外にも有力企業がたくさん存在しています。以下、海外重電機器メーカー5社になります。