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更新日:2024年09月15日
「奈」という漢字は地名だけでなく、女の子の名前などにも多く使用されています。しかし、この漢字にはどのような意味が込められているのか、詳しく知っている人は意外と少ないです。今回はこの「奈」という漢字に込められた意味や由来、さらにこの漢字を使った名前を紹介します。
目次
日本人の名前には漢字が使われることが多く、さまざまな漢字を組み合わせることでその名前に意味をもたらす風習が今も根強く残っています。名前に使われやすい漢字の中には女の子によく使われる「子」や「香」、男の子には「人」や「太」という漢字が挙げられます。このようなよく用いられる漢字の中には、「奈」という漢字も含まれます。 この「奈」という漢字は特に女の子の名前に用いられることが多く、どこか優しく愛らしい印象を与えてくれます。この「奈」という漢字は、名前だけに使われているだけではなく、この漢字1文字で何通りも読み方が存在します。皆さんは「奈」の読み方をどの程度ご存知でしょうか。
多くの人が「奈」という漢字を見て、最初に思い浮かべる読み方が「な」ではないでしょうか。女の子の名前に用いられる場合、この「な」という読み方を使うことが非常に多いです。後ほど詳しく「奈」の付く名前をご紹介しますが、「奈々(なな)」や「奈帆(なほ)」など、可愛く優しい印象を与えながら使いやすいという点が理由の1つでしょう。 また「な」という読み方は、地名などにも多数用いられています。都道府県では神奈川や奈良といった地名に採用されています。 この「な」という読み方は音読みに当たります。ここで基本的な読み方に関する知識をご紹介します。音読みとは、中国で古くから読まれている音を参考に発音されている読み方のことを指します。もう1つの訓読みは、日本語で作られた読み方を指します。
意外と「奈」の読み方は「な」しか知らないという人が多いですが、実は他にもまだまだ違う読み方はたくさんあります。その中の1つが「奈(たい)」です。「この漢字で『たい』って読むのか」と驚く人も多いでしょうが、男の子の名前に「奈」を付ける際、この読み方を用いることが多いです。先ほど紹介した「な」と同様に、この「たい」という読み方も音読みに当たります。
1つ前に「奈(たい)」という読み方がありましたが、この読み方に濁音を付け、訛らせた読み方が「だい」です。やはりこちらも男の子の名前に用いられることが多く、「だい」という音が男らしいという理由で用いる人も多いです。「たい」を濁らせた音ということで、こちらもまた音読みに当てはまります。
ここまでは「奈」の音読みを3つご紹介してきました。どの読み方も男の子や女の子の名前、または地名に使われている読み方でしたが、「奈」の訓読みは会話の文中や物語などで使われることがあります。その1つが「いかん」です。前述したとおり、この読み方は訓読みに当てはまるため、「奈」という漢字が日本に入ってきてから作られた読み方となります。 この「奈(いかん)」という言葉は、「事の奈(いかん)によっては」というように、会話の中で使用されることがほとんどです。この読み方をされる時の「奈」は、どのように、その時の様子や状態を表す意味として用いられます。
「奈(いかん)」という読み方をご紹介しましたが、この漢字は「いかん」だけではなく、その後ろに「ぞ」を付けて読まれることもしばしばあります。この読み方が用いられるときは、その手段や理由がわからないというように、困惑している状態を表す意味として使用されることが多いです。 また「どうして」や「なぜ」という言葉の代用としても用いられることがあり、漢文で用いられることも多いです。語源は「如何(いか)にぞ」だったとも伝えられており、こちらも疑問や質問を表す手段として用いられた言葉です。
人の名前や地名に使われることの多い「奈」という漢字は、一般的に広く知られている「な」という読み方以外にも「たい」「だい」「いかん」「いかんぞ」という読み方が存在することをご紹介しました。皆さんの中には「知らなかった」と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 さて、漢字にはそれぞれ意味があります。名前に漢字を用いられている方はご存知でしょうが、1文字1文字、さまざまな意味が含まれています。もちろん、今回ご紹介している「奈」も例外ではなく、複数の意味を持っています。では、いったいどのような意味を持っているのでしょうか。
「奈」の読み方でも登場した「いかん」という言葉は、そのまま「奈」の意味としても列挙されます。しかし、「いかん」という言葉だけでは、具体的にどのような意味を持つ言葉なのか、そして「奈」の意味としてどのような影響を与えているのかを理解することは難しいという人も多いでしょう。 この「いかん」の語源は「いかに」であると伝えられており、その意味は2つあります。1つ目は事の成り行きや様子を意味しています。対象となる事柄がどのように進行していくか、あるいはその場の状況やそうなった次第、理由を指す言葉であることがわかります。 2つ目は疑問の意味を含む言葉であるという点です。こちらは名前や地名などに「奈」が用いられる際は挙がらない意味ですが、会話文の文末に「奈」が登場する場合、疑問を相手に伝える言葉として意味を持ちます。
記載されている内容は2018年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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