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更新日:2024年06月25日
「支度」と「仕度」の違いについて考えたことがありますか。実は、「支度」と「仕度」は使い分けが必要な場面があります。これから「支度」と「仕度」の使い方や意味、例文について詳しくご紹介します。しっかり使い分けて、知的な印象を付けましょう。
目次
「支度」と「仕度」の意味を説明します。「したく」を辞書で検索してみると、「支度」と「仕度」は一緒に出てきます。実は、意味はどちらも同じです。「用意、準備、あらかじめ計画すること」という意味で、基本的に意味は同じです。 「したく」の語源で言うと、初めから存在していたのは「支度」のほうです。このことから、「仕度」は後からできた当て字になります。そのため、使う場面によっては「仕度」を使用しないほうがいい場面もあります。意味的には同じなので、日常生活では意識せずに使っても問題ありません。
まずは、「支度」という感じの意味から説明していきます。「支度」の初めの漢字である「支」という字は、「ささえる」や「はかる」という意味を持っています。 例をあげるのであれば、「支配」という字の「支」という字は「支配」という全体の意味「相手を自分の思い通りにする」ということから見ると「ささえる」という意味ではなく、「はかる」という意味の「支」ということがわかります。 このことから、「支度」を見てみましょう。「支度」の「支」は、仕事を分配したり命令をして仕事をさせるという「はかる」の意味を持っています。「支度」の「度」は、温度や角度などのように「はかる」意味で使用されています。 これらのことから、「支度」について考えると、「支(はかる)度(はかる)」になるので「細かくはかる、計算する」ということから「準備する、あらかじめ計画を立てる」などの意味になります。
「仕度」という漢字は、実は「支度」の後から当て字で作られた漢字です。「したく」という字の「し」の部分に、仕事の「仕」で「つかえる」という意味を付けました。「仕度」という字は、「し」の部分に「する」という漢字を当てたということになります。
「支度」と「仕度」は同じ意味ですが、使い分けすることができます。「仕度」は当て字だからといって使用できないわけではありません。ですが、使用しないほうがいい場面があります。なので、「支度」と「仕度」の使い分けについて覚えておきましょう。
「仕度」は主に、「ごはんや夕飯の仕度をする」にような相手のために何かを行う場合によく使用されています。 昔は、下女・下男に食事の準備をさせていました。下女・下男とは、家に仕えている給仕のことをいいます。この背景があるため、食事の準備を行うことに関して「支度」ではなく「仕度」を使用していたと言われています。 例えば、ほかの人のために何かを行うというこの柄に関して「仕度」を使用します。他人に尽くす、という意味の場面であれば「仕度」を使用しましょう。
「支度」は主にビジネスシーンで使用します。これは、「仕度」が当て字のため使ってはいけないということではありません。ビジネスシーンでは、マナーを確認されます。正規の漢字を使用しているのかどうかが重要になってくるので、「仕度」と「支度」を比べた時「仕度」は当て字ということから不正規なものと判断されてしまいます。 これは、国が「仕度」という字を認めていないことも関係しています。「仕度」という字を絶対使用してはいけない、という意味ではありませんが「仕度」という字を使用して相手に「間違えている」と指摘されてしまうともめ事を引き起こしてしまう可能性があります。 そのため、ビジネスシーンではできる限り不正規な漢字である「仕度」は使わないほうが無難です。もし、メールの文章で支度を使用してしっくりこない文になってしまった場合は同義語に置き換えてみましょう。
「支度」と「仕度」を使った」例文をご紹介します。 ・今日の晩御飯の仕度をしました。 ・あなたがお風呂にはいる仕度をしました。 ・出かける前の支度を行った。 ・旅支度を始めた。 このように、「支度」は自分のために、「仕度」は相手のために使用する例文を紹介しました。ですが、「今日の晩御飯の支度をしました」でも間違いではありません。どちらも同じ意味なので、誤用してしまう恐れはありません。また、「したく」には同義語や類義語も存在します。もし、「この文章に支度を使用してもいいのか」と悩んだ場合は同義語に書き換えてみましょう。
記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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