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「支度」と「仕度」の意味の違いと使い分け方法・漢字の意味

初回公開日:2018年02月21日

更新日:2018年02月21日

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言葉の意味

「支度」と「仕度」の違いについて考えたことがありますか。実は、「支度」と「仕度」は使い分けが必要な場面があります。これから「支度」と「仕度」の使い方や意味、例文について詳しくご紹介します。しっかり使い分けて、知的な印象を付けましょう。

「支度」と「仕度」の意味の違いって何?

「支度」と「仕度」の意味を説明します。「したく」を辞書で検索してみると、「支度」と「仕度」は一緒に出てきます。実は、意味はどちらも同じです。「用意、準備、あらかじめ計画すること」という意味で、基本的に意味は同じです。 「したく」の語源で言うと、初めから存在していたのは「支度」のほうです。このことから、「仕度」は後からできた当て字になります。そのため、使う場面によっては「仕度」を使用しないほうがいい場面もあります。意味的には同じなので、日常生活では意識せずに使っても問題ありません。

「支度」と「仕度」の漢字の意味を教えて!

「支度」の漢字の意味を見てみよう

まずは、「支度」という感じの意味から説明していきます。「支度」の初めの漢字である「支」という字は、「ささえる」や「はかる」という意味を持っています。 例をあげるのであれば、「支配」という字の「支」という字は「支配」という全体の意味「相手を自分の思い通りにする」ということから見ると「ささえる」という意味ではなく、「はかる」という意味の「支」ということがわかります。 このことから、「支度」を見てみましょう。「支度」の「支」は、仕事を分配したり命令をして仕事をさせるという「はかる」の意味を持っています。「支度」の「度」は、温度や角度などのように「はかる」意味で使用されています。 これらのことから、「支度」について考えると、「支(はかる)度(はかる)」になるので「細かくはかる、計算する」ということから「準備する、あらかじめ計画を立てる」などの意味になります。

「仕度」の漢字の意味を見てみよう

「仕度」という漢字は、実は「支度」の後から当て字で作られた漢字です。「したく」という字の「し」の部分に、仕事の「仕」で「つかえる」という意味を付けました。「仕度」という字は、「し」の部分に「する」という漢字を当てたということになります。

「支度」と「仕度」の使い分け方法

「支度」と「仕度」は同じ意味ですが、使い分けすることができます。「仕度」は当て字だからといって使用できないわけではありません。ですが、使用しないほうがいい場面があります。なので、「支度」と「仕度」の使い分けについて覚えておきましょう。

「仕度」を使う場面

「仕度」は主に、「ごはんや夕飯の仕度をする」にような相手のために何かを行う場合によく使用されています。 昔は、下女・下男に食事の準備をさせていました。下女・下男とは、家に仕えている給仕のことをいいます。この背景があるため、食事の準備を行うことに関して「支度」ではなく「仕度」を使用していたと言われています。 例えば、ほかの人のために何かを行うというこの柄に関して「仕度」を使用します。他人に尽くす、という意味の場面であれば「仕度」を使用しましょう。

「支度」を使う場面

「支度」は主にビジネスシーンで使用します。これは、「仕度」が当て字のため使ってはいけないということではありません。ビジネスシーンでは、マナーを確認されます。正規の漢字を使用しているのかどうかが重要になってくるので、「仕度」と「支度」を比べた時「仕度」は当て字ということから不正規なものと判断されてしまいます。 これは、国が「仕度」という字を認めていないことも関係しています。「仕度」という字を絶対使用してはいけない、という意味ではありませんが「仕度」という字を使用して相手に「間違えている」と指摘されてしまうともめ事を引き起こしてしまう可能性があります。 そのため、ビジネスシーンではできる限り不正規な漢字である「仕度」は使わないほうが無難です。もし、メールの文章で支度を使用してしっくりこない文になってしまった場合は同義語に置き換えてみましょう。

「支度」と「仕度」の例文

「支度」と「仕度」を使った」例文をご紹介します。 ・今日の晩御飯の仕度をしました。 ・あなたがお風呂にはいる仕度をしました。 ・出かける前の支度を行った。 ・旅支度を始めた。 このように、「支度」は自分のために、「仕度」は相手のために使用する例文を紹介しました。ですが、「今日の晩御飯の支度をしました」でも間違いではありません。どちらも同じ意味なので、誤用してしまう恐れはありません。また、「したく」には同義語や類義語も存在します。もし、「この文章に支度を使用してもいいのか」と悩んだ場合は同義語に書き換えてみましょう。

「支度」と「仕度」の類義語・同義語

「支度」「仕度」の類義語・同義語についてご紹介します。知っていればいいかえることもできて便利なのでぜひ、覚えてください。

同義語について

「支度」または「仕度」の同義語に「用意」というものがあります。用意を辞書で検索すると、「したく」も関連付けて出てきます。「したく」も「用意」も同じ意味で使うことができます。何か物事を始める直前の行動のことを言います。後程例文もご紹介します。

類義語について

「仕度」の類義語には、「準備」という言葉があります。「準備」は「したく」の類義語になり、「したく」「準備」「用意」は同じような使い方で使います。ですが、「準備」に関していうと少し違う意味も含んでいます。「準備」とは、初めて何かを行うための計画的な行動のことを言います。「したく」や「用意」よりも期間が長いものと覚えておきましょう。

同意語・類義語を使用した例文

同義語・類義語である「用意」と「準備」を使用した例文をご紹介します。「したく」に置き換えることができるものもあるので、知っておきましょう。

同意語「準備」を使用した例文

・今日の晩御飯の準備をしましょう。 ・こどもたちの出かける準備はできましたか。 ・準備したものは忘れないでください。 これらは、「準備」を使用した例文です。「したく」の同意語である「準備」は、「準備」の部分を「したく」に変えてもおかしくない文のことを言います。例えば上の例文を変えてみます。 ・こどもたちの出かける仕度ができましたか。 ・支度したものは忘れないでください。 このように、違和感を感じないのが同意語の特徴です。ぜひ、文章作成に行き詰った時は使用してみてください。

類義語「準備」を使用した例文

・来週のプレゼンのための準備が整った。 ・次の旅行へ行くための準備をしましょう。 ・あなたの誕生日の準備をします。 これは、「したく」の類義語である「準備」を使用した例文です。「準備」は当日のだいぶ前から行動を起こしておくことです。「心の準備」という意味も含まれています。そのため、「したく」や「用意」を「準備」に置き換えることは難しいです。「準備」は精神的な意味も含まれているため、「したく」や「用意」とは同義語ではなく類義語に分類されています。

「身支度」「身仕度」に注意

日常生活では、「身支度」も「身仕度」のどちらを使っても問題ありません。ですが、ビジネスの場面や目上の人とのやり取りでは注意が必要です。こちらも当て字である「身仕度」を使用することで相手に不快な思いをさせてしまう場合があります。言葉に対しての知識が低いとおもわれてしまう可能性があります。 ビジネスシーンで「身支度」を使いたい場合は、「準備」という言葉に置き換えることをおすすめします。とくに、重要な書類や目上の人とのやり取りには気を付けましょう。

「支度」と「仕度」をうまく使い分けよう

今回は、「支度」と「仕度」の違いについてご紹介しました。意味や使い分けなどさまざまな項目で説明してきましたが、結果的に言うと「支度」も「仕度」も意味は同じです。どちらの漢字を使用しても問題はありません。ですが、ビジネスシーンでは「支度」を使うようにしたほうが無難です。そういった意味では、しっかり使い分けを行いましょう。 「支度」や「仕度」を使って文がしっくりこない場合は、「用意」や「準備」に置き換えて文を見直してみてください。代用できる言葉を知っておけば、ビジネスシーンでのメールや手紙などを書くときに便利です。言葉一つで相手の印象が変わります。そういった意味で、いい印象を与えるために、正しい日本語で仕事を行いましょう。

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