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「顔が広い」の意味の例文・使い方・類語・言い方|慣用句

初回公開日:2018年03月07日

更新日:2018年03月07日

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言葉の意味

顔が広いという言葉を聞いたことはありますか?顔が広いは褒め言葉でもありますが、意外と使いにくく感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、顔が広いの意味や例文、類語や対義語、敬語表現などをご紹介いたします。ぜひ、顔が広いを使ってみましょう。

「顔が広い」の意味と例文

「顔が広い」は、友人や知り合いなどが多く、色んな分野に知人がいることを言います。実際の顔の面積とは関係なく、「広い分野に知り合いがいる」という意味です。基本的には「さまざまな人脈がある」という褒め言葉として使われます。 例文をご紹介します。「鈴木さんは、IT社長の友人や医師の友人、政治家のお知り合いもいて、顔が広いですね。」「いつもいろいろな方をご紹介していただいて、本当にありがとうございます。佐藤さんは顔が広いですね。」「高木さんは顔が広いので、きっとあなたが探している方を紹介してくれると思いますよ。」

広辞苑

広辞苑は日本を代表する国語辞典の1つで、岩波書店が発行しています。広辞苑の第七版を見てみると、「顔」から始まる慣用句がたくさん並んでいて、「顔が広い」の意味も掲載されています。広辞苑の「顔が広い」の意味は、「交際範囲が広い、知人が多い」となっています。

「顔が広い」の類語

「顔が広い」の類語には「知り合いが多い、知り合いの多い、社交的な、社交性のある、人脈がある、人脈が広い、顔が広い、友達が多い、人脈が豊富な、交友関係が幅広い、つき合いが広い、厚い人脈を持つ」などがあります。 類語とは、意味の似ている言葉のことをいい、必ずしも単語とは限りません。「知り合いが多いこと」や「人脈がある」という意味の言葉が類語になります。

「顔が広い」の言い方

「顔が広い」には、「顔の広い」という言い方もあります。意味は同じですので、文脈によって適切な方を使います。「顔が広い」は文末に用いることが多く、「顔の広い」は後ろに名詞がつくことが多くなっています。例えば「鈴木さんは顔が広い」と「誰か顔の広い人を知りませんか」のようになります。

「顔が広い」の慣用句での使い方

「顔が広い」は慣用句の1つです。慣用句とは、ひとまとまりの言葉として長く広く使われてきた言葉のことをいいます。「顔が」と「広い」はそれぞれ別の言葉ですが、人脈があるということを伝えたいときに「顔が広い」というひとまとまりの言葉として、多くの人が長い期間使ってきたということです。 慣用句と似たものに、「ことわざ」があります。ことわざは、昔から言い伝えられてきた教訓などを伝えるものです。慣用句とことわざは厳密に分けることはできず、どちらか迷う表現も多く存在しますが、「顔が広い」は教訓ではありませんので、慣用句です。

「顔が広い」の意味のことわざ

「顔が広い」は慣用句であってことわざではありません。では、似た意味のことわざは何でしょうか。顔が広いは人脈があるという意味ですが、基本的には褒め言葉として使われます。人脈があることを褒める意味のことわざをみてみましょう。 「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」ということわざがあります。読み方は「とうりものいわざれどもしたおのずからみちをなす」で、直訳すると、「桃やすももは何も話はしないけれども、実や花を慕って人が多く集まり、桃やすももの木の下には自然と道ができる」となります。 伝えている教訓は「徳が高く人望のある人のところには、人が自然と集まる。」ということです。

慣用句とことわざの使い分け

「顔が広い」という慣用句だけであれば、人脈があるという意味ですので、こちらから出向いて知人を積極的に増やす社交的な人も指します。必ずしも「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」ということわざのように、人が自然と集まっているわけではありません。 しかし、人が自然と集まるような徳が高く人望のある人は、顔が広いです。「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」ということわざよりも、「顔が広い」の方が広い範囲で使える言葉となります。

慣用句は敬語を使わないのが基本

先程ご紹介したように、慣用句とは、複数の言葉がセットになって、ひとまとまりの言葉として長く広く使われてきた言葉のことをいいます。ひとまとまりの言葉となっていることで意味をなしているので、基本的には言葉を変えることができません。 例えば「足元を見る」は「相手の弱みにつけこむ」という意味の慣用句ですが、「足元を拝見する」「足元をご覧になる」と使うことはありません。「足元をご覧ください」と言われたときには「弱みにつけこむ」という意味とは異なり、本当に自分の足元にある何かを見て欲しいという意味になります。 しかし、慣用句でも敬語を使うことができるものがいくつかあります。「顔が広い」も敬語を使うことができる慣用句の1つです。正しい敬語の使い方を事前に把握しておきましょう。

丁寧語での「顔が広い」の使い方

丁寧語での「顔が広い」の使い方
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顔が広いを丁寧語に直すと、「お顔が広い」となり、例文は「鈴木さんはお顔が広いですね」となります。慣用句は敬語を使うと慣用句としての意味が通じなくなることが多いですが、「お顔が広いですね」と言った場合は、人脈があるという慣用句の意味として通じます。 「広い」のような形容詞に「です」をつけることで、丁寧語の形になりますが、違和感を感じる方もいらっしゃいます。昔は形容詞に「です」をつける使い方は間違っているとされていましたが、現在では広く使われている表現方法で間違いとはいえないとされています。違和感を感じる方もいる表現ですので、場面によっては類語に言い換えるなど工夫するとよいでしょう。

尊敬語での「顔が広い」の使い方

「顔が広い」を尊敬語にすることはできるでしょうか。「広い」は形容詞ですが、一般的に尊敬語に直すことが難しい言葉です。動詞であれば、「いる」の尊敬語は「いらっしゃる」、「見る」の尊敬語は「ご覧になる」など変換した形がありますが、形容詞にはありません。 形容詞を尊敬語にするために「くていらっしゃる」を形容詞の後につける方法があります。例えば「忙しい」という形容詞を尊敬語として使うと「先生はいつもお忙しくていらっしゃる」となります。「顔が広い」を尊敬語にすると「鈴木さんは、お顔が広くていらっしゃる」と使うことができます。 しかし、「お顔が広くていらっしゃる」に違和感を感じる方もいます。尊敬語にする場合には「顔が広い」を少し言い換えて「お顔の広い方でいらっしゃいますね」など工夫するとよいでしょう。

「顔が広い」の対義語

対義語とは、「広い」と「狭い」や「生」と「死」など、反対の意味を表す言葉をいいます。反意語、反対語ともいいます。人脈があることを意味する「顔が広い」の対義語は何でしょうか。 辞書を調べると「顔が広い」に対義語は存在していません。「広い」の対義語は「狭い」ですが、「顔が狭い」という表現は正しくありません。どうしても反対の意味の言葉が必要であれば、「顔が広い」の類語である「社交的」を用いて、「あまり社交的ではない」などの表現を用いてみてはいかがでしょうか。

「顔が広い」の由来

「顔が広い」という言葉の由来はわかっていません。「顔が広い」は、広い範囲に人脈があることを指していて、「顔が広い範囲の人に知れ渡っている」ということでもあります。「顔が広い範囲の人に知れ渡っている」を省略して「顔が広い」となったと考える方が多いですが、実際の由来は不明です。 そもそも「顔」という言葉の語源も諸説あり、定まっていません。「顔」は旧仮名遣いで「かほ」と書きます。現在言われているような目や鼻がついている顔だけでなく、容姿や体つきのことも「かほ」と言われていました。語源の一説では、「かほ」は「形秀」と書き、見た目が人より優れていて目立っていたという意味だったのではないかとされています。 「顔」という言葉の由来も定まっていませんので、「顔が広い」の由来を知るのは難しいでしょう。

積極的に使ってみよう

顔が広いは、人脈があることを暗に褒めている表現です。普段から褒めるのが苦手と感じている方でも、直接の褒め言葉ではありませんので、気軽に使うことができるのではないでしょうか。使い方も難しいものではありませんので、ぜひ積極的に使ってみて下さい。

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