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イヤホンの断線の修理方法|ハンダなし/アロンアルフア/耳側/分岐

更新日:2024年08月17日

ガジェット

イヤホン使用者であれば一度は経験してしまうのが断線です。今回はイヤホンの断線について、予防法や対策法、さらに断線してしまった場合の修理方法をご紹介していきます。ハンダを使わずに修理する方法もご紹介しますので、工具の扱いに不慣れな方も目を通してみてください。

耳側

前述のとおり、断線がおこってしまったイヤホンの修理方法はハンダ付けが基本になります。難度が上がるハンダ付けでの修理ですが、部品によってその難度にも差がでてきます。イヤホンの部品の中で、断線修理の難度が高い部品の一つが耳側です。 手で簡単に分解できる場合であれば断線している箇所を探し出すのは比較的容易ですが、分解できない場合は、下手に断線箇所を取り出そうとすると壊れてしまい、かなり本格的な修理が必要になってしまいます。 分解できたとしても、部品が他の箇所に比べて多く複雑なため、不慣れな場合は写真などを撮ってしっかり各パーツの場所を記録しておく必要があります。音が聴こえるようになるかの他に、装着したときに違和感を感じるかどうかなど神経を使う部品でもあります。自信のない方はメーカーに修理依頼をするのが無難です。

分岐

プラグの根元や耳側の他に、イヤホンの分岐部分も断線しやすい箇所のひとつです。分岐部分は耳側とは違い、特別に部品が多いということはありませんが、各色の線が根元と左右のそれぞれ3本ずつ存在し、それを同色同士正しく繋ぐ必要があるため、初めて見る人は混乱することがあります。 こちらも断線が認められた場合は、ハンダごてを使用しての修理が必要になります。ハンダ付け作業が終わった段階で、音が出るかどうかを確認しておきましょう。

どうしてもハンダを使わずに修理したい!

どうしてもイヤホンの断線修理を自分でしたいけど、ハンダを使う自信がない。そんな方はどうすることもできないのでしょうか。 実は、ハンダの代わりに、どのご家庭にもある用品で代替できてしまいます。それはアルミホイル。通常ハンダを使用する箇所で、代わりにアルミホイルを導線に巻きつけて処置します。これでイヤホンが再び使用できることがあります。アルミホイルを巻きつけた箇所は、上からビニルテープを巻いて保護してあげましょう。 具体的な手順は、下にあるハンダ使用のときの方法を参考にしましょう。

断線したイヤホンの修理方法(ハンダ使用)

ここまでお話ししたとおり、イヤホンの断線を修理するためには、やはりハンダ付けの作業が必要となってきます。ハンダごてを使用する作業は、これまでに使用経験があるか、小さいお子様が触れる危険がないなど使用に適した環境にあるかなどで、おすすめの度合いが変わってきます。 断線してしまったイヤホンがお気に入りのものであったり、もう販売されていない限定モデルであった場合は、処分して買い換えるのもためらわれます。諦めきれない方は、ハンデごてを使用しての修理にチャレンジしてみましょう。 繰り返しますが、自分で手を加えてしまうとメーカー修理の対象外になってしまったり、修理不可能な段階まで故障してしまう可能性があります。断線を確実に修理したいのであれば、購入した販売店やメーカー、もしくは専門の修理業者に依頼・相談するようにしましょう。

道具

イヤホン断線の修理にとりかかる前に、まずはハンダ付けに必要な道具を確認しましょう。まずはハンダ(線と線を繋ぐ役割をするもの)とハンダごて(ハンダを溶かすためのもの)ですが、こちらはホームセンターの他、Amazonでも購入することができます。 あとは線を切断するためのニッパーや、ハンダをうまく付けるために必要なライター、ハンダを付けた箇所を絶縁するためのセロテープ、修理箇所を保護するための熱収縮チューブ、もしくはビニールテープを揃えましょう。ここまでは、ホームセンターで購入することができます。 プラグ部分の断線修理を行う場合は、新しいステレオプラグが必要になります。こちらは取り扱いのある店舗を探すか、もしくはAmazonでの購入が可能です。

準備

まずは、イヤホンの断線箇所を特定しましょう。断線しやすい箇所は、プラグ・分岐点・耳側の各パーツの根元です。プレイヤーから音を流しながら、断線していると思われる箇所をゆっくり回してみます。音が途切れ途切れになったり、プツプツする箇所があったら、そこが断線箇所です。 この導線ですが、このままではハンダを使っても付きが悪いため、周りを覆っているエナメル被膜を、ライターを使って焼き飛ばします。直接火に当てず、ぎりぎり当たらないくらいの距離でさっと揺らす程度の処置で大丈夫です。 ここまで作業ができた段階で、コードのプラグ側に熱収縮チューブを通しておきましょう。ハンダ付け作業が終わった後からではこの作業はできないため、チューブを用意した場合は忘れないように注意しましょう

ハンダ付け

準備ができたらいよいよハンダ付けの作業に入ります。同じ色の導線同士をハンダでくっつけて、その状態で音がちゃんと聴こえるかどうかを確認しましょう。音がうまく聴こえるようであれば、ハンダ付けした箇所を1本ずつセロテープで絶縁し、最後にまたセロテープでまとめて覆ってしまいます。 最後に、通していた熱収縮チューブを結合部分までずらし、ドライヤーなどで熱を当てて、チューブを収縮させます。これで、イヤホンの断線修理は完了です。

修理したあとの確認方法

断線を修理した段階で、いったんイヤホンからきちんと音が聞こえているかを確認しておきましょう。このとき確認で音楽プレイヤーを使用してしまうと、イヤホンがショートしていた場合などはプレイヤーが不具合を起こし、使用できなくなってしまう場合があります。

確認にはテスターを使用!

イヤホンの修理確認には普段使っている音楽プレイヤーではなく、テスターと呼ばれる専用の機械を使用しましょう。機械によりますが、テスターは線が繋がっているか、そしてショートしていないかどうかを確認するためのものです。 こちらもハンダと同じく、家にテスターがあるという方はあまりいませんが、イヤホンをきちんと修理したいのであれば揃えておきましょう。

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初回公開日:2018年05月02日

記載されている内容は2018年05月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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