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至らないの意味と使い方の例文|挨拶/謝罪・到らない点

更新日:2024年03月03日

言葉の意味・例文

時折耳にする「至らない」という言葉。謝罪の場面や節目の挨拶など、実は使いどころがたくさんあります。この記事では、「至らない」の意味や類語、使い方などを紹介しています。すぐに使える謙譲表現を覚えたい方や、相手に好感を与える挨拶を身につけたい方は要チェックです。

「至らない」だけでも適切な謙譲表現ですが、さらに謙譲の意味を強めたい場合には、「まだまだ至らない」という言い方があります。 年賀状では、「まだまだ至らぬ身ではありますが、その分全身全霊を捧げて努めていく所存です」や、「まだまだ至らない点があるかと存じますが、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」といった挨拶が好ましいでしょう。 また、結婚披露宴で新婦が両親に宛てて読む手紙でも、「まだまだ至らない点だらけの身ではありますが、精一杯頑張って、明るい家庭を築いていきます」などの形で使えますし、新郎の挨拶でも「まだまだ至らない私たちですが、皆様からいただいた叱咤激励を力に変えて、笑顔の絶えない家庭を築いてまいりたいと思います」などと言うことができます。 「まだまだ至らない」と謙遜して終わらせるのではなく、そこに抱負や決意の言葉を添えると、前向きな意味の言葉になるはずです。

至らない「嫁」「娘」

結婚披露宴の一大イベントである新婦からの手紙は、その大部分が両親に向けた感謝の言葉ですが、多くの場合、途中で新郎側の両親に宛てたメッセージも入るでしょう。 その際、「お義父さん、お義母さん、至らない嫁ではありますが、どうかこれからよろしくお願いいたします」などの一言を添えれば、健気で懸命な印象をもたれやすくなります。あるいは、「至らない嫁ではございますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」なども、前向きな姿勢が伝わるよい表現です。 また、新婦の父が挨拶をする際の言葉としても、「〇〇くん、至らないところがたくさんある娘ですが、どうかよろしくお願いします」や「〇〇家の皆様、至らない娘ではございますが、どうか暖かく見守ってくださいますよう、ひとえにお願い申し上げます」などの形で「至らない」という表現は活躍するはずです。

謝罪やお詫びのメールで「至らない」を使った例文

至らなかったばかりに

仕事で、取引先や顧客に謝罪メールを送らなければならないこともあるでしょう。そんなときに使えるフレーズが「至らなかったばかりに」です。以下にいくつか例文を挙げます。 ・この度は、私どもが至らなかったばかりに、多大なるご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。 ・先日は、私が至らなかったばかりにたいへんお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。 ・先日の一件は、全て私が至らないばかりに招いた事態でございます。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。 ・私どもが至らないばかりに、〇〇様をご不快にさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。 このように、謝罪メールにおける「至らなかったばかりに」は、自分に非があることを認めて全面的にお詫びをする意味の文章を作り出します。とにかく誠意を込めて謝る際に欠かせない言葉といえるでしょう。

「至らない」は未熟で欠点が多いという意味の謙譲表現

「至らない」は、思慮が不充分な意味や、未熟で欠点が多いという意味の謙譲表現として使われます。新年の挨拶や結婚披露宴での挨拶など、改まった場で用いられることが多く、相手に対してカッチリとした丁寧な印象を与える言葉です。 自信に満ち溢れた言葉もいきいきとしていて素敵ですが、手堅く謙虚な言葉は、謙譲表現に反して不思議とその人の懐を深く大きく見せます。身の丈を弁えた謙虚な言葉遣いを心がけることで、思わぬ福がやって来ることもあるのではないでしょうか。

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