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かくかくしかじかの意味と類語・漢字|斯斯然然・便利な使い方

初回公開日:2018年02月04日

更新日:2018年02月04日

記載されている内容は2018年02月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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言葉の意味

皆さんは「かくかくしかじか」という言葉を使ったことはありますか。言葉は知っていても、使い方がわからないという理由から使ったことはないという人が多いのではないでしょうか。今回は「かくかくしかじか」の意味や類語、使い方から使われた書物などをご紹介します。

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かくかくしかじかの意味

「かくかくしかじか」という言葉を知っているという人は多いものの、実際に日常生活で使われている場面や自分自身が使ったことがあるという人はあまりいないのではないでしょうか。そもそも「かくかくしかじか」とはどのような意味を持ち、どのような役割を果たす言葉であるかをご存知でしょうか。まずは「かくかくしかじか」の意味とその役割について見ていきましょう。

長い話を省略する際に用いる言葉

「かくかくしかじか」とは、「こういったことがありまして」という長い話を省略する際に用いられる言葉です。実は意味は特にありません。なぜかと言いますと、前述したように「こういったことがありまして」という会話文を省略するという意味であり、言葉自体には重要な意味が含まれているわけではないからです。 しかし、なぜ「かくかくしかじか」という言葉がこのような意味で使用されるようになったのでしょうか。元々この言葉は古文であり、「かくかく」も「しかじか」も「このように」という意味の言葉が連なっている言葉となります。そのため、「かくかくしかじか」とは「このように、このように、このように、このように」と長々と話が続く様子を表しています。 この言葉の意味から、長文の話を省略する際に「多くのことがあり、詳細は省略しますが」というニュアンスを含まれるようになりました。

「かくかくしかじか」の漢字

「かくかくしかじか」は長文を省略するために用いられる言葉だということをご理解いただけたでしょう。この言葉は平仮名だけでなく、漢字で表記されることのある言葉でもあります。そこで「では、どのような漢字で表記されるのか」という疑問が湧き上がります。 実は使われる漢字は同じですが、その表記の仕方は用いられている書籍によって様々です。そこでどのような漢字がどのような形で用いられているかを確認して行きましょう。

斯く斯く然然

まずは「斯く斯く然然」と表記する方法です。まず着目したい点が「かくかく」という部分が漢字と送り仮名という組み合わせで表記されているという点です。「斯く斯く」と書かれていることで少々柔らかい印象を受けます。 次に「しかじか」という部分ですが、こちらは同じ「然」という漢字が並んで使われています。この漢字と送り仮名+漢字の連続といった組み合わせを用いることも多くあります。

斯斯然然

続いて用いられている漢字はまったく同じですが、「かくかく」の部分が「斯く斯く」と送り仮名が付けられておらず、「斯斯」と続けて漢字が使われている表記方法です。こちらもまた「かくかくしかじか」の漢字表記となり、表記の仕方は違いますが、意味はまったく同じです。 しかし、先ほどご紹介した「斯く斯く然然」よりは使用される頻度が少々低い表記の仕方と言えるでしょう。多くの場合、先ほどの表記方法か、この後にご紹介する表記方法が用いられることが多いです。しかし、こちらも間違いではないため一緒に覚えておきましょう。

斯々然々

こちらは「かくかくしかじか」と同じ文字が2度続けて使われるときに使用される繰り返し記号でもある「々(ノマ)」が用いられている表記方法です。「この表記ならば見たことがある」という方も多いのではないでしょうか。 一見、「かくかくしかじか」の漢字表記を知らなければ「何て読むのだろう」と戸惑ってしまう方もいると思いますが、ここまで紹介してきた3つの表記方法は、どれも「かくかくしかじか」と読むことを覚えておきましょう。

「かくかくしかじか」の類語とその意味

「かくかくしかじか」は長い説明文を省略する意味を持つ言葉であるという話や漢字表記について触れてきました。続いては「かくかくしかじか」のように長い文章を省略する意味を持つ類語をご紹介していきます。 「他にあったかな」とすぐには思い出せなくても、実際には強く意識していないだけで、「かくかくしかじか」よりも使われる頻度が多い類語が多くあります。それらの類語と共にそれぞれの意味も確認しておきましょう。

「あれこれ」の意味は?

「あれこれ」という言葉を使ったり耳にしたことがあるという方は多いでしょう。「とりあえず、あれこれやってみよう」など、多くのことを指し示す意味を持つ言葉です。これもまた、「あれや、これ、あれも」など多くの事柄の説明を省略する役割を持っているため、似た意味を持つ類語と言って良いでしょう。 しかし、「かくかくしかじか」は様々な事情を指しているのに対し、「あれこれ」は物やアイデアなどを指し示すことが多いため、指し示す対象が異なるという点は注意が必要でしょう。

「あーだこーだ」

「あーだこーだ」という言葉も類語として当てはまります。こちらも様々な事を指し示しており、それらを説明するには時間がかかるということから、省略する形として用いられます。「あーだこーだー言っていないで」や「あーだこーだ言い訳するな」など、ポジティブな意味で使用されることは少ない言葉でもあります。 また、こちらも基本的に指し示す対象が会話となります。例えば、遅刻してきた理由や完遂できなかった言い訳など、多くの会話を指し示す際に、省略する役割を果たす言葉です。「あれこれ」と同様に、「あーだこーだ」もこの点が「かくかくしかじか」とは異なる点です。

「うんぬん」の意味

「うんぬん」は人から聞いた話などを会話文中で使用する際、その引用文が長い場合に、途中から文章を省略するという意味を持つ言葉です。例えば「それについては~うんぬんということでは」など、~の部分に引用文を入れて使用することが可能です。また、「うんぬん」は「云々」「云云」という漢字表記で表されることもあります。 この「うんぬん」という言葉は、様々な事情を指し示す際にも使用されることがあるため、今回ご紹介した類語の中では、最も「かくかくしかじか」と意味が似ていると言える言葉でしょう。

かくかくしかじかが出てくる古い書物

「かくかくしかじか」は会話中に登場することは比較的稀と言えますが、書籍などの文章中に登場することは頻繁にあります。この言葉は古くから使われているため、非常に古い古典作品にも「かくかくしかじか」という言葉が登場しています。ここではどのような古典文学に「かくかくしかじか」が使用されていたかをご紹介します。

日本書紀

まずは日本書紀です。日本書紀というと西暦720年、奈良時代という遙か昔に完成したと伝えられている書物です。この日本書紀はこちらも有名な『古事記』の次に完成された歴史書であると伝えられており、どちらもこの時代までの歴史を記した書物です。 この日本書紀に既に「かくかくしかじか」という言葉が登場していますが、なぜこの言葉がこの書物に登場したのかという理由については、当時執筆は当たり前ですが自ら筆を持ち文筆していたため、長い文章を何度も書くという作業を減らすために用いられたと考えられています。

万葉集

続いてこちらも奈良時代末期に製作された、非常に有名な古典文学『万葉集』です。こちらの万葉集は、日本で最も古い歌集と伝えられているように、多くの歌人が詠み上げた和歌を4500首以上まとめた物です。 この頃の「かくかくしかじか」は「斯く斯く然々」ではなく、すべて漢文だったため、この言葉の代わりに「云云」が使用されていました。つまり、先ほどご紹介した類語の「うんぬん」は「かくかくしかじか」と同義であると言えるでしょう。

「かくかくしかじか」の便利な使い方

最後に「かくかくしかじか」はどのような状況で使用することができるのか、そしてどのように使うと便利であるかについてお話しします。これを理解することで、皆さんも日常会話で正しく「かくかくしかじか」を用いることができるでしょう。

面倒な長い説明を端折る

ここまで何度も紹介してきたように、長い事情を説明することが一々面倒であるという場合に省略する意味を持っている言葉です。そのため、面倒な説明を端折ることができます。よりわかりやすく端的に説明しますと、「こんなことがあったから、こうなった」という状況を説明する際に用いることができます。 たとえば遅刻をした際、遅刻をした経緯をすべて話す事は非常に面倒です。自分が悪いことはわかっていても、すべてを説明するとそれに時間を取ってしまいますし、相手も「全部は聞きたくない」と感じていることでしょう。 そんな時、「かくかくしかじかで遅刻してしまったんだ」というように使用することができます。もしも朝はしっかり起きることができていた場合には、「朝は時間どおり起床したけれど、その後かくかくしかじかで遅刻してしまった」と用いることも可能です。

「かくかくしかじか」の正しい使い方を身に付けよう

いかがでしたでしょうか。「かくかくしかじか」は、正しい使い方を理解することで、日常会話でも用いることができる言葉です。しかし、話を省略するという意味を持つため、自分が悪いと感じている時には、なるべく詳しく相手に敬意を伝えた方が誠意を見せることができるでしょう。

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