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慢心の意味・使い方や例文|慢心せず/慢心の笑み/慢心を戒める

更新日:2024年02月24日

言葉の意味・例文

誰もが多かれ少なかれ陥る「慢心」の心、「慢心」の意味は驕り高ぶり、謙虚さを失うことです。思いあがるとかうぬぼれるという言葉や過信する、傲慢なども同じような意味で使います。今回は「慢心」の意味や類義語、使い方などをご紹介させていただきます。

慢心の意味は?

「慢心」は自らの能力や権力、立場の強さなどを過信するあまり、他人を思いやる心を失い、自分の気持ちを優先させる言動をとる人間をいいます。 今回は「慢心」の意味や文章の使い方、また、同じような言葉である「過信」や「傲慢」「油断」の意味などをご紹介させていただきます。

慢心の使い方や例文は?

「慢心」は特に親が子に対して、思いあがって将来大変なことにならないようにという思いから使う場合があります。 他に自分の高い地位や、有利な立場に増長している人に対して、非難や批判をする意味で身内や知り合い以外に、全くの他人にも「慢心」を使います。 「慢心」と同じ意味を持つ言葉や言い回しはたくさんあります。共通する意味は、自らに対する過信です。「思い上がる」「調子に乗る」「いい気になる」「図にのる」「驕り高ぶる」「うぬぼれる」「威張る」「偉そうにする」などがあります。

「慢心せず」の例文

・「試合に勝ち続けているからといって慢心せず、これからも練習を怠ることなく励みなさい」 ・「専務に就任できたのは、社長である父親のコネだと社員達に陰口を叩かれないように、決して慢心せず会社のために粉骨砕身します」 ・「あなたは実業に成功し、莫大な財産と地位を築けたのは自らの手腕と才覚に他ならないと豪語していたが、わたしはもっと早くあなたに、慢心せずに謙虚な心で、周囲の人達に常に感謝しなさいと戒めるべきだった。会社が倒産した今となっては無駄なことですが」 ・「餅田首相に言いたい事は、とにかく慢心せず、国民の声に耳を傾けて欲しいということだけです。憲法改正、沖縄米軍基地問題など国民の立場に立って考えてください」 ・「賞をもらったからといって慢心せず、これからも精進して役者の道に邁進していきます」

「慢心の笑み」の例文

・「大統領は、疑惑に関してFBIが何の証拠も掴めなかったことがわかると、慢心の笑みを浮かべた」 ・「まさか惨敗するとは夢にもおもっていなかった議員は、選挙に勝つと自信を得ていたため、非情に人を切り捨てる批難にはどこ吹く風と、選挙期間中慢心の笑みを浮かべて得々と演説していた」 ・「皇帝は、もはやわたしに従うしかないのだと言いながら慢心の笑みを浮かべ、恐怖で凍り付いた姫の顔を見た」 ・「銀河系は全て我々の思いのままだと皇帝はつぶやき、慢心の笑みを浮かべて惑星リシュエフェーンを眼下に眺めた」 ・「長者はとうとう夜中に宗助の家に忍び込み、小判が飛び出すという不思議な茶碗を盗みました。屋敷に戻ってきた長者は、古びた茶碗を手に取ると慢心の笑みを浮かべ、これはおれが持つのが相応しいのだと独り言を言いました」

「慢心を戒める」の例文

・「野党の清流委員長は、玉藻首相の最近の言動に眉をひそめ、慢心を戒めた」 ・「師匠は、少しでも驕りがあるとその心が作品に反映されると、わたしの慢心を戒めた」 ・「その女王は、わたくしは世界の中でもとても美しいのだとうぬぼれて自慢していました。女王に使える大臣や家来たちは皆残酷な仕打ちを怖れて、本当にあなたはお美しいと心にもないことを口々に言い、誰も彼女の慢心を戒める者はいなかったのです」 ・「父王はしばしば王子のわがままな振る舞いをとがめ、常に民や家来を思いやらねばならないと慢心を戒めました」 ・「医大生である泥川は、自分はエリートだと鼻にかけ、家族や親戚、友人達はちやほやした。金持ちで医大生の彼は、当然女性にもて派手に遊んでいた。そんな彼をただ一人非難し慢心を戒めたのが、同じ医学部で苦学生の間(あいだ)だった」

慢心との意味の違いや使い分け

「慢心」の意味は自らの傑出した能力や権威、あるいは、富と財産などを得て、有利な立場に胡坐をかいて相手の意見を尊重せず、思いやりをもたない人のことをいいます。 「過信」の意味は、特に自分自身の手腕や実力などを実際よりも高く評価して、その気持ちに依存することをいいます。「油断」の意味は、気を緩めて事故や怪我など失敗が起きないように気を配るべきことを怠ることを言います。 「自信傲慢」の意味は、うぬぼれの気持ちから他人を馬鹿にして、軽く見た言動をする人のことを言います。

「過信」の意味と例文

「過信」は自らの実力や権力などの力量を、実際よりも優れていると信じて依存してしまうことを意味します。 ・「彼の力を過信しすぎて、今度もなんとかしてくれるだろうと頼ってしまった」 ・「彼は自分の力を過信したあまり、勝負に負けてしまった」 ・「周囲が彼の能力を過信していただけに、既に音楽的才能は枯渇していたにもかかわらず、失望も大きかった」 ・「中学、高校はあまり勉強しなくても、常に成績は良かった。結果、志望の大学にも難なく合格した。しかし、大学という所は自分などより遥かに優秀な人種の集まりだった。自分の能力を過信して、努力を怠ってきた。次第に学業についていけなくなって、講義を休みがちになり、とうとう退学してしまった」

「油断」の意味と例文

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初回公開日:2018年01月30日

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