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アルマゲドンの意味と由来・楽曲「アルマゲドン」の歌詞の意味

更新日:2024年08月16日

言葉の意味・例文

「アルマゲドン」誰もが聞いたことがある言葉ではないでしょうか。これは「世界の終末」「最終戦争」ひいては「人類滅亡」を意味すると解釈している方も多いです。『ヨハネの黙示録』に由来する「アルマゲドン」の真の意味とは何なのでしょうか。ぜひ読んでみてください。

アルマゲドンの意味

「アルマゲドン」と聞いて、何を思いつきますか。1998年に公開された『アルマゲドン』という映画がありました。TVで放送された時や、DVDなどで見た方も多いのではないでしょうか。「アルマゲドン」は「ハルマゲドン」とも言われ、こちらの方で覚えているという方もいらっしゃるでしょう。 「アルマゲドン」の意味を何となくは知っているという方は多いでしょう。しかし、はっきりとした意味をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

ギリシャ語

「アルマゲドン」という言葉は<メギドの丘>という意味のヘブライ語に由来しているギリシャ語です。<メギド>とは古代パレスティナの都市で、現在のハイファ付近のことです。ここから聖書の「アルマゲドン」の観念が発生したと言われています。

世界の運命を決する最終戦争

「アルマゲドン」とは、新約聖書の『ヨハネの黙示録』に記述されている【世界の終末における善と悪の最終的な決戦の地】を意味しています。<世界の終末><善と悪の最終戦争>ということで、これは<人類の滅亡>という意味で捉える方も多いです。

世界の終わり

<最終戦争>と言われると、世界の終わりを意味していると感じたり、それを想像したりしませんか。このため「アルマゲドン」=「世界の終わり」を意味すると感じている方が大多数を占めているのではないでしょうか。 旧約聖書の一書『詩篇』の一節に「義なる者たちは土地を所有し、そこに永久に住むであろう」とあります。また、旧約聖書の一書『伝道の書』の一節に「代は去り、代は来る。しかし、地は定めのない時に至るまで経ち続ける」とあります。 このため、地球が滅びるという意味ではないとされています。アルマゲドンでは人類すべてが滅亡するというわけではなく、神の僕となっている人たちが救済され、生き残っていくということを意味しています。

「世界の終わり=地球の終わり」という意味ではない?

『ヨハネ第一の手紙』によると、世界とは、地球という意味ではなく、神を疎んじたり、軽んじたり、敵対する邪悪な人間社会を意味しているという解釈ができます。 そのため、アルマゲドンは、この邪悪な人間社会を滅ぼし一掃するという意味で「世界の終わり」を示しているといわれます。

破滅

読者の皆さんの中には「アルマゲドン」=「破滅」を意味していると感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 漫画やアニメ、映画、小説などで<破滅もの>や<終末もの>というジャンルがあります。地球規模の大きな戦争や大規模な自然災害、そして地球規模で爆発的に流行する疫病などの大きな災害、または人類の想像を超えるような出来事によって、文明や人類が崩壊、死滅していく様子を描いた作品のことです。文明が崩壊した後の世界を描いたものもあります。 「アルマゲドン」=「世界の終末の最終戦争」の意味で捉えられているいることが多いので、こういった漫画やアニメ、映画、小説の題材になりやすいです。

アルマゲドンの由来

「アルマゲドン」という言葉、観念はどこに由来しているのでしょうか。それを紹介します。

新約聖書『ヨハネの黙示録』

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初回公開日:2018年01月05日

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