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「優に超える」の意味と使い方・例文・同義語や類義語

更新日:2024年03月10日

言葉の意味・例文

皆さんは「優に超える」という言葉をお聞きになったことはありますか?果たしてどのような場面で「優に超える」と表現するのが正しいのでしょうか。そこで今回は「優に超える」という言葉の意味や語源、使い方などについて詳しくご紹介してまいりましょう。

「優に超える」とは

皆さんは「優に超える」という言葉をお聞きになったことはありますか?たとえば日常生活の会話において、小説などの文章の上で、目にしたり耳にしたこともあるのではないでしょうか。しかしふと考えてみると、果たしてどのような場面で「優に超える」と表現するのが正しいのでしょうか。 そこで今回は「優に超える」という言葉の意味や語源、使い方など詳しくご紹介してまいりましょう。

「優に超える」の読み方

ところで「優に超える」という言葉を皆さんは正しく読んでいますでしょうか? これは「ゆうにこえる」と読みます。ごくまれに「まさにこえる」と読まれている方もいらっしゃいます。たしかに「優」という漢字は「まさ」とも読めますが、「まさに」の際には「正に」「将に」「当に」という漢字で一般的には書かれますのでご注意ください。 あらためて「優に超える」は、「ゆうにこえる」と読むことを覚えておきましょう。

「優に超える」の意味とは

「優に超える」とは充分な余裕をもって何かが何かを上回る、飛び越える際に使われる言葉で、調べてみると「数量や程度、範囲、限度などが達してなお、十分に余裕のあるさま」や「抜きんでている」ことを表す言葉となります。 たしかに「優」とは「優しい」とも読む感じですが、同時に「優っている」という意味合いも持ち合わせており、「超える」ほどに「優っている」という意味合いが感じられます。

漢字について

上記のとおり、意味を理解できたところで、一部の方は漢字を「裕に超える」と間違えて覚えている方がいらっしゃるのを見かけます。たしかに「余裕で」という言葉を知った後では「余裕」の「裕に」なのではと考えがちですが、正しくは「優に超える」ですので、間違いのないように覚えましょう。

「優に超える」の語源と由来

それでは「優に超える」という言葉の語源、由来とはどのようなものであったのか、詳しく紐解いていきます。 まず「優に」とは副詞であり、その数量や程度に達してなお、余裕のあるさまを意味しています。「十分に」「らくに」達しているという意味合いも持ちます。その多くはこの言葉のあとに数を表す語を伴うのが一般的です。 また「超える」とは、基準や数量、範囲、限度などを上回ることになるさまや、地位や段階などの順序を飛ばして先になること、抜きんでることを表す際に用いられる言葉です。同じ読みで「越える」がありますが、こちらの「越える」は「物の上や障害、境界などを通り過ぎて向こうへ行くこと」や「時を経過すること」を表す際に用いる言葉です。 以上から、「優に」+「超える」という言葉の組み合わせで「数量や程度、範囲、限度などが達してなお、十分に余裕のあるさま」や「抜きんでている」ことを表す言葉となります。

「優に超える」を使った例文

では実際に「優に超える」とはどのような使い方をされているのでしょうか。例文を交えてご紹介してまいります。

例文を挙げると

・100㎞は優に超えるかと思われるほどの遠い道のりであった ・子どもなら優に超える大きさの穴だ ・どこか茶畑に似ているが、木の高さは人の背丈を優に超える ・驚くことにこの施設に訪れている人の数は現時点で5万人を優に超えるという ・コンサートの来場者数を調べてみると、5000人は優に超える ・彼女を待っているが、優に1時間は超えている

「優に超える」の類語・同義語

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初回公開日:2018年02月05日

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