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役不足の反対の意味・反対語・類語・役者不足はあっているのか

更新日:2024年06月24日

言葉の意味・例文

挨拶やスピーチで耳にする役不足という言葉は、多くの人が反対の意味に間違って使っています。この記事では、役不足の本来の意味や誤用されている反対の意味について具体的に紹介しています。社会人として恥をかかないためにも、ぜひお役立て下さい。

役不足とは?

ビジネスシーンや日常会話などでよく耳にする「役不足」という言葉ですが、実は多くの人が誤用していることをご存知でしょうか。誤用の多くが本来の意味とは正反対の意味で使われているため、使う側も使われる側も意味を理解していないと、礼儀を欠いた言葉となるので気をつけましょう。

意味

本来の意味と反対の意味で誤用されている役不足ですが、反対の意味を知る前に本来の意味を理解しておきましょう。役不足とは「割り当てられた役目に対して不満を持つ事」「軽い役目のために、腕前を十分あらわせないことという意味があります。 例文 ・先生にとっては役不足でしょうが、どうか進行をお願いいたします。 ・こんな大役なんて、私には役不足です。 ・このポストは自分にとっては役不足ではあるが、甘んじて受ける。 ・彼女のポテンシャルではその仕事は役不足だろうが、しかるべき時期が来れば相応のポストを与える用意がある。

役不足の類語

役不足の類語は幾つかあります。 ・楽勝 ラクラクと勝つこと・余裕で勝利するという意味です。「彼女が相手なら、今度の試合は楽勝だ」 ・朝飯前 (朝飯前にでもできるほど)たやすい様子という意味です。「そんなことは朝飯前だ」 ・物足りない 何となく満足できない・どことなく不足を感じるという意味です。「その説明では物足りない」 ・不十分 十分でなく足りないところがあるという意味です。「その方法では不十分だ」 ・相手にならない 相手の程度が低くて面白みがないという意味です。「彼では相手にならない。もっと強い相手はいないのか」

役不足の反対の意味

上記の役不足の意味を踏まえて、反対の意味について考えていきましょう。役不足は、すばらしい立役者に対して、わき役のような小さな役を演じさせる事に恐縮している様子が由来です。つまり、「人(役者)」に対して「役(役目・役割)」の方が不足しているという事を表しています。 したがって、役不足の反対の意味は、「役(役目・役割)」に対して「人」の方が不足しているという事なので、割り当てられた役目や役割に対して、それを果たすだけの力が不足しているという意味になります。

役不足の反対語・類語

上述したように、役不足の反対の意味から類推すると、役不足の反対語は「力不足」が相当するでしょう。力不足とは「割り当てられた役目を果たす力がないこと」「与えられた任務・役割を果たす力が足りないこと」という意味があります。 例文 ・このようなふがいない結果になったのも、ひとえに私の力不足によるものです。 ・失敗したのは運が悪かったからではなく、彼が力不足だったからにほかならない。 ・もっとけいこを積まないとダメだ。今の彼にとっては力不足だ。 ・私にとってこの任務は力不足でした。一からやり直します。 ・彼女が入賞できなかったのは、十分な練習もしないで試合に出た結果だ。まだまだ力不足という事だ。

その他の反対語

役不足の反対語として最も適した言葉は「力不足」ですが、その他にも幾つかあります。 ・実力不足 技術・技量が十分でない様子・能力が満足でない様子という意味です。「敗因は彼の実力不足だ」 ・能力不足 物事をすることができる力が足りない様子という意味です。「統率する点において能力不足だから、彼は適任ではない」 ・未熟 経験が浅くて、十分役に立てない様子という意味です。「未熟な医者には、任せられない」 ・生煮え 十分煮えてないことから転じて、未熟な様子という意味があります。「このような生煮えの状態で、出品させるわけにはいかない」 ・器ではない 器は、人の能力の大きさを表しているため、能力が足りないという意味になります。「大臣の器ではない」 その他の反対語としては、荷が重い・技能不足・力量不足・不適任・経験不足・力が及ばない・キャリア不足・非力・ふがいないがあります。

役不足はどのように誤用されるの?

役不足は誤用される言葉の一つですが、本来の意味と正反対の意味で解釈されているため、誤解を招きやすい言葉と言えるでしょう。この章では、役不足がどのように誤用されているのか、例文を挙げながら具体的に紹介しましょう。

自分に使う場合の誤用

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初回公開日:2018年01月22日

記載されている内容は2018年01月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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