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ベーシックの意味・ベーシック/スタンダード/アドバンスの違い

更新日:2024年03月17日

言葉の意味・例文

皆さんこんにちは、今回は「ベーシックの意味やその用途、さまざまな表現の変化」と題して、「ベーシック」という言葉の詳細情報をご紹介します。日常的に使われている「ベーシック」という言葉ですが、なかなかその根本的な意味合いまでは理解されていないようです。

「ベーシック」という言葉の意味

「ベーシック(basic)」という言葉の意味は実に多くあり、さまざまな分野で全く違った用法によって扱われることにより、その言葉の意味にもいろいろな変化が生まれます。 基本的な意味としては「基礎」や「基盤」、「初歩的な内容」や「特定の対象の土台となるもの」などを言い、1つの物ごとを調べる際にはそれ用の特定の情報源などもその意味合いに含みます。

「ベーシック」の意味にある「基本的なこと」

「ベーシック」の意味でもよく扱われるのがこの「基本的なこと」という意味合いで、何か行動を起こすときや考えを述べるときなどには、その行動や考えの根拠や論拠を示す中枢的な対象を示します。 コンピューター関係やその分野で扱われる「ベーシック」の意味合いには「そのコンピューターの機能を発揮させる特定の対象」を意味し、たとえばファミリーコンピューターであればその本体、またその本体を機能させている各部品や端末などを指し、その機能をまかなっているデータベースそのものを指す場合もあります。 このように、何か特定の物ごとや対象物を考える際に「その特定の対象物が機能を発揮させることができる原動力」を担う部分がこの場合「基本的な動力」となり、この基本がなければその対象は効果や機能を発揮しないことが認められます。

「ベーシック」の意味にある「初歩的なこと」

この場合の「ベーシック」の意味は「何かを始めるときの基礎や基盤となるもの」を言い、わかりやすい例で言えば「1つの新しい行動をしようとするとき、その行動に必要なきっかけや能力そのもの」を指す場合に用いられます。 ダンスをしようとするときには、そのダンスの振り付けをまず覚えなければならなく、また独特のリズム感をも会得しておかなければなりません。この場合、その「振り付け」や「リズム感」がまずこの「初歩的な内容」に認められ、その「初歩的な行動を起こせる能力」がなければ次のステップに進めない状況がもたらされます。

「ベーシック」と他の言葉との意味の違い

日本語には多くの類義語や対義語があるので、その1つの言葉を覚えて理解する際には、その言葉に関連する「意味や成り立ちが似た別の言葉」をセットで覚えることが効果的です。 この「ベーシック」という言葉は文字どおりに外来語であるため、まず「ベーシック」という言葉が生まれた国や、その国で「ベーシック」という言葉やその意味がどのように扱われていたか、またどのように変遷して日本にもたらされてきたかなど、その言葉の生い立ちから眺めることが必須になります。

「ベーシック」と「スタンダード」の意味の違い

「スタンダード」という言葉の意味には「標準」や「基本」といった内容があり、「ベーシック」が持つ「総体的に言われる初歩の意味合い」や「どの分野でも認められる基礎的土台」といった一般的な意味のあり方から見れば多少の意味合いの誤差が生まれてきます。 「スタンダード」の意味は「特定のレベルを持った上での基盤や標準」という意味合いを持ちます。たとえば車の性能について言う場合の「スタンダード」の意味には、「その性能においての標準」や、車がスカイラインなら「ニスモのエンジンを搭載した上での標準的な機能や性能」という意味が含まれます。 この「スタンダード」の意味比較するように「ベーシック」の意味合いを言えば、「車を動かす原動力の基礎」を表し、スカイラインやトラックなどの車種を問わずに「一般的な車のエンジンに見られる機能や性能」を比較する標準に置き、車種別の標準は「ベーシック」の意味に含まれません。

「ベーシック」と「アドバンス」の意味の違い

「アドバンス(advance)」という言葉の意味には「前進する」や「上級」という意味合いがあり、ある程度の実力や能力を持った状態を言うときに、この「アドバンス」という言葉に当てられます。 たとえば英語の教材や赤本(大学の過去問題が掲載されている参考書)を並べてみるとわかりやすいですが、それぞれの参考書は学生の学力レベルに合わせて内容が書かれています。その際に、「entry level(入門レベル)」、「basic(基本のレベル)」、「advanced(上級者レベル)」などと分けられています。 この流れを見る場合、それぞれの言葉が持つ意味を解釈すれば、「basicレベル」があって「advancedレベル」があるとなり、「アドバンス」は「ベーシック」から見て「その基礎を把握した、上級のレベルを意味する言葉」であることがわかります。

ファッション用語のベーシックの意味

ファッション業界で扱われる「ベーシック」の意味には、「服装のコーディネート」や「そのコーディネートに使う小物・アイテム」などが含まれます。 「ベーシックなファッションスタイル」と言うと、「簡素で無地の衣類を身につけ、余計なオシャレをしない服装」という意味になります。つまり、そのベーシックな服装にアレンジを加えることによってオシャレが生まれ、またサイズやデザインなども、そのベーシックな服装に合わせてトリムされることになります。

「ベーシック」と「コーディネート」の意味

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初回公開日:2018年01月24日

記載されている内容は2018年01月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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