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スピーカーエッジを自作で修理する方法・素材|シリコン/セーム

更新日:2024年03月01日

趣味

皆さんはエッジの劣化が原因でスピーカーを買い換えたことはありませんか。お気に入りのスピーカーだったのに泣く泣く買い替えた人も多いのではないでしょうか。そんな人に是非オススメしたいのがエッジの自作です。エッジの自作は簡単ですのでぜひ挑戦してください。

ダイヤトーンスピーカーのエッジ軟化対策に使用しています。 溶剤で既存ビスコロイドを全撤去した後に、繊維だけになったエッジに塗りこみました。 硬度は丁度良い感じです。 ウレタンエッジのスピーカーにも使用しました。 触ればボロボロと崩れる段階のエッジに注意深く含浸させました。 元の形状を保ったまま硬化し、立派にエッジの役目を果たしています。

スピーカーのエッジを自作する場合のコツと注意点

エッジ自作のコツは、布を貼る際にぴったりと貼り、ここでエッジの形をイメージすることです。ごわごわになって隙間ができないように慎重に作業しましょう。また、液体ゴムを塗るときもムラのないようになめらかに塗ることも大事な工程です。 注意点は、まずエッジとバックアップ材のサイズ(径)をしっかりと確認してから購入してください。コーンの直径に合わせてバックアップ材を切るときも、丁寧に長さを合わせて切りましょう。 元々のエッジを剥がすときには、コーンを傷つけないように優しくウレタンや汚れを削っていきましょう。力を入れすぎないように注意してください。

スピーカーのエッジを自作する場合の素材

先述でエッジの自作方法では液体ゴムを紹介しましたが、他の素材もご紹介します。値段も違えば、使う素材によって音質も違ってきます。何を重視して自作するか、考えたうえで素材を選びましょう。

シリコンシーリング

シリコンシーリング材は他のどの素材よりも安くで手に入ります。経年劣化がウレタン素材よりも少なく、自作するときの工程も、先述した自作の工程とほぼ同じで簡単です。有機溶剤で希釈しなければならないので換気はほかの素材よりも十分に注意する必要があります。音の好みにもよりますが、音質は低下するという意見が多めです。

セーム革

自然素材のため、安くはありません。ぴんからきりまで、と言いますが、せっかく革を使うのなら少々値が張っても良質な革を使うことをおすすめします。ウレタン素材よりも音質の良さが期待でき、耐久性もあります。自作するときは、革なので水濡れに特に注意が必要です。 スピーカーの色に合わせることができないのはデメリットですが、スピーカーと空間の雰囲気を重視する方にはおすすめです。

エッジを自作して愛用のスピーカーを生き返らせよう!

スピーカーのエッジの自作は難しい工程はなく、時間があれば誰にでもできます。自作することで元々の素材とは変わり多少音質の変化する場合もありますが、愛用のスピーカーを自らの手で生き返らせることでなお、スピーカー愛がわくのではないでしょうか。 エッジの自作は、修理代を浮かせるだけでなく、良いもの、愛着のあるものを大切に長く使っていくという「ものを大事にする気持ち」や、ものづくりの楽しさを教えてくれます。愛用のスピーカーを生き返らせ、長く、楽しい音の時間をともにしていきましょう。

初回公開日:2018年05月25日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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