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スピーカーエッジを自作で修理する方法・素材|シリコン/セーム

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皆さんはエッジの劣化が原因でスピーカーを買い換えたことはありませんか。お気に入りのスピーカーだったのに泣く泣く買い替えた人も多いのではないでしょうか。そんな人に是非オススメしたいのがエッジの自作です。エッジの自作は簡単ですのでぜひ挑戦してください。

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スピーカーのエッジを自作で修理する方法

スピーカーのエッジを自作で修理する方法

音楽好きな人や、映画やドラマを自宅で本格的な音で楽しみたい人、お店のBGMなど、多くのシーンでスピーカーは活躍しています。愛用するスピーカーを持っている人も数多くいるでしょう。 ただ、長年愛用しているスピーカーの音が「最近変わったな」と感じたら、その原因のひとつにエッジの劣化、破損が考えられます。 エッジの多くはウレタン素材でできています。安価なスピーカーであろうと高価なスピーカーであろうと、年数が経過するごとに劣化、破損は免れません。修理代の方が高くつくことも多くあります。 しかし、スピーカーの音質低下の原因がエッジの劣化、破損だけであれば、修理代を安く済ませる方法があります。エッジを自作する方法です。自作はそう難しくないのでぜひ参考にしてください。

市販の張替用エッジを使用して自作修理

一番簡単な修理方法は、市販されている張替用のエッジを使う方法です。ここでは、一番簡単にできる自作の修理方法をご紹介します。 市販の張替用エッジはゴム素材など、さまざまあります。元々がウレタン素材であっても、ゴム素材や革素材などに変えて自作修理しても大丈夫です。市販のエッジを購入する際はサイズを確認してから購入しましょう。

準備物:市販の張替用エッジ編

準備するものは以下のとおりです。 ・張替用のエッジ(市販) ・木工用ボンド ・マイナスドライバー、カッター、綿棒、柔らかい布など ・掃除機や掃除具

手順:市販の張替用エッジ編

スピーカー機器内は傷つきやすい素材が多く使われています。ひとつひとつ丁寧な作業を心がけてください。

①ウーファーユニットを外す

ユニットを外しましょう。内部にボロボロになったウレタンの汚れがたまっていることもあります。布や綿棒などで優しく取り除いてあげてください。

②コーンからウレタンエッジを剥がす

しっかり貼られているので、マイナスドライバーやカッターなどを使って、コーンを傷つけないようゆっくりキレイに剥がしましょう。マイナスドライバーやカッターを使うときは、切るように使うのではなく、削るように注意してください。 削りカスがあまり残らないようコーン側もキレイにしておきます。

③エッジの接着

接着は木工用ボンド、もしくは購入したエッジにセットで接着剤が入っている場合はその接着剤を使用します。 コーンの内側と外側にボンドを塗り、慎重にエッジを貼り付けていきましょう。貼ったときに乾いていない押し広がったボンドが見えることもありますが、乾けば問題ありません。

④エンクロージャーにウーファーユニットをはめ込む

ここまできたら完了です。ケーブルに注意して、元通りにはめ込みましょう。

市販されている張替用エッジ

スピーカー ウレタンエッジ スピーカーエッジ エッジ 8インチ・ユニット用 1個 外径192mm ブラック スピーカー・ユニット修理交換用パーツ
スピーカー ウレタンエッジ スピーカーエッジ エッジ 8インチ・ユニット用 1個 外径192mm ブラック スピーカー・ユニット修理交換用パーツ

張替用エッジはAmazonでも購入できます。 こちらのエッジは、5.5インチ、外径142mmの修理交換用です。他に8インチや10インチなどのサイズ展開があります。愛用のスピーカーの径を測り、ぴったりのエッジを探して自作してみましょう。

壁紙張替で、ダイアトーンスピーカーを30数年ぶりに掃除したら、エッジがボロボロと崩れ落ちてしまいました。 幸いアマゾンで、ぴったりと合うサイズが見つかり交換しました。

おすすめのエッジの作り方

おすすめのエッジの作り方

ここからは、スピーカーのエッジ自体を自作して修理する方法をご紹介します。

準備物:自作エッジ編

準備するものは、市販のエッジを使用するよりも多くなります。 ・液体ゴム(黒) ・刷毛 ・貼っても剥がせるのり ・合成接着剤(コニシボンドなど) ・木工用ボンド ・コーンよりも大きい布 ・ダンボール ・バックアップ材(径はスピーカーを確認)

手順:自作エッジ編

液体ゴムを使用してゴム製のエッジを自作します。液体ですので乾かす時間がかかります。置ける場所に注意して作業してください。

①エッジの土台を作る

劣化したエッジを丁寧に剥がし、剥がした部分にバックアップ材をはめこんでみましょう。これでコーンの直径がわかります。そしてぴったりになるように、バックアップ材を切ります。 コーンの直径に合わせ、ダンボールに円を描きましょう。その円に沿ってバックアップ材を木工用ボンドで貼り付けます。

②エッジの形を作る

ダンボールに貼り付けたバックアップ材に、貼っても剥がせるのりを塗ります。その上から布をかけ、バックアップ材の形がしっかり出るようにぴったりと布を接着しましょう。 この時のこの形がエッジになります。特に慎重に丁寧に作業しましょう。

③液体ゴムを塗る

液体ゴムを、床にこぼれないように③で作った布(円形のバックアップ材)に塗っていきます。完全に乾いたら、その上からまた液体ゴムを塗ります。この工程を3~4回くらい繰り返します。この作業によってゴムの層をつくり、エッジらしくしていきます。 表が完全に乾いたら、バックアップ材をダンボールからきれいに剥がし、裏側にもゴムを塗りましょう。裏は表よりも軽くで大丈夫です。 刷毛は使い終わったらすぐにきれいに洗い流しましょう。

④コーンに取り付けて完成

液体ゴムが表裏とも完全に乾き固まったのを確認したら、液体ゴムのかかっていない円の真ん中部分の布を切り取ります。合成接着剤を自作のエッジに塗り、コーンに貼り付けていきましょう。 接着剤が乾いたら、さらに余分な部分の布を切り取り、コーンとエッジの形にきれいに整えて完成です。

おすすめの自作用の素材:液体ゴム

ユタカメイク 液体ゴム ビンタイプ クリア 250g BE1-6
ユタカメイク 液体ゴム ビンタイプ クリア 250g BE1-6

おすすめの液体ゴムは、『ユタカメイク 液体ゴム ビンタイプ クリア 250g BE1-6』です。 スピーカーのエッジの補修や、エッジ自体を自作するときに、オーディオ愛好家の間でよく使用されている商品になります。 この液体ゴムは水溶性のため、使用した刷毛や筆はしっかり水洗いすればきれいに落ちてくれます。乾いて水分が抜けると固まってゴム化するので、刷毛は注意してください。 色はクリア(透明)、白、黒の三色あります。愛用のスピーカーの色に合わせて選びましょう。

ダイヤトーンスピーカーのエッジ軟化対策に使用しています。 溶剤で既存ビスコロイドを全撤去した後に、繊維だけになったエッジに塗りこみました。 硬度は丁度良い感じです。 ウレタンエッジのスピーカーにも使用しました。 触ればボロボロと崩れる段階のエッジに注意深く含浸させました。 元の形状を保ったまま硬化し、立派にエッジの役目を果たしています。

スピーカーのエッジを自作する場合のコツと注意点

スピーカーのエッジを自作する場合のコツと注意点

エッジ自作のコツは、布を貼る際にぴったりと貼り、ここでエッジの形をイメージすることです。ごわごわになって隙間ができないように慎重に作業しましょう。また、液体ゴムを塗るときもムラのないようになめらかに塗ることも大事な工程です。 注意点は、まずエッジとバックアップ材のサイズ(径)をしっかりと確認してから購入してください。コーンの直径に合わせてバックアップ材を切るときも、丁寧に長さを合わせて切りましょう。 元々のエッジを剥がすときには、コーンを傷つけないように優しくウレタンや汚れを削っていきましょう。力を入れすぎないように注意してください。

スピーカーのエッジを自作する場合の素材

スピーカーのエッジを自作する場合の素材

先述でエッジの自作方法では液体ゴムを紹介しましたが、他の素材もご紹介します。値段も違えば、使う素材によって音質も違ってきます。何を重視して自作するか、考えたうえで素材を選びましょう。

シリコンシーリング

シリコンシーリング材は他のどの素材よりも安くで手に入ります。経年劣化がウレタン素材よりも少なく、自作するときの工程も、先述した自作の工程とほぼ同じで簡単です。有機溶剤で希釈しなければならないので換気はほかの素材よりも十分に注意する必要があります。音の好みにもよりますが、音質は低下するという意見が多めです。

セーム革

自然素材のため、安くはありません。ぴんからきりまで、と言いますが、せっかく革を使うのなら少々値が張っても良質な革を使うことをおすすめします。ウレタン素材よりも音質の良さが期待でき、耐久性もあります。自作するときは、革なので水濡れに特に注意が必要です。 スピーカーの色に合わせることができないのはデメリットですが、スピーカーと空間の雰囲気を重視する方にはおすすめです。

エッジを自作して愛用のスピーカーを生き返らせよう!

エッジを自作して愛用のスピーカーを生き返らせよう!

スピーカーのエッジの自作は難しい工程はなく、時間があれば誰にでもできます。自作することで元々の素材とは変わり多少音質の変化する場合もありますが、愛用のスピーカーを自らの手で生き返らせることでなお、スピーカー愛がわくのではないでしょうか。 エッジの自作は、修理代を浮かせるだけでなく、良いもの、愛着のあるものを大切に長く使っていくという「ものを大事にする気持ち」や、ものづくりの楽しさを教えてくれます。愛用のスピーカーを生き返らせ、長く、楽しい音の時間をともにしていきましょう。

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