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敬愛の意味・使い方や例文|敬愛なる/敬愛の念・違いや使い分け

更新日:2024年02月19日

言葉の意味・例文

「敬愛」という言葉について、意味と使い方をご説明するとともに、似ている意味を持つ言葉について、「敬愛」との意味の違いや使い分け方についてもご説明しています。この記事を読んで「敬愛」や似た意味を持つ言葉を正しく使い分けられるようになりましょう。

敬慕

「敬慕」とは、「けいぼ」と読み、「うやまいしたうこと。」という意味を持つ言葉です。 ・彼は彼女に対して、密かに敬慕の念を抱いています。 ・私は○○先生を敬慕しています。 といった例文で使用できます。「敬慕」は「尊敬し慕うこと」という意味を持ち、「慕う」という意味が含まれている点が、「敬愛」との違いです。

恋愛

「恋愛」とは、「れんあい」と読み、「特定の異性に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。」という意味や、「男女が互いにそのような感情をもつこと。」という意味を持つ言葉です。 ・彼はまだ恋愛を知らない。 ・私の両親は、社内恋愛の末に結婚しました。 といった例文で使用することができます。「敬愛」には「愛」という文字が含まれてはいますが、あくまで「尊敬して親しみの心をもつ」という意味であり、「恋」という意味が含まれていないところが「恋愛」との大きな違いです。

親愛

「親愛」とは、「しんあい」と読み、「人に親しみと愛情をもっていること」を意味する言葉です。 ・(手紙の冒頭部分において)親愛なる○○へ ・親愛している友人へ贈り物をする。 といった例文で使用できます。「親愛」には「尊敬」のニュアンスが含まれていないところが、「敬愛」との大きな違いになります。

畏敬

「畏敬」とは、「いけい」と読み、「崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。」という意味を持つ言葉です。 ・私は先生に対して、畏敬の念を抱いています。 という例文で使用することができます。「敬愛」との大きな意味の違いは「畏れる」という意味が含まれている点にあることに注意が必要です。

崇敬

「崇敬」とは、「すうけい」と読み、「あがめうやまうこと。」という意味を持つ言葉です。 ・彼らは熱心に神を崇敬していました。 といった例文で使用することができます。「崇める」という意味が含まれているところが「敬愛」との意味の違いになります。

敬服

「敬服」とは、「けいふく」と読み、「感心して尊敬の念を抱くこと。」という意味を持つ言葉です。 ・彼の熱心さには、敬服するばかりです。 といった例文で使用することができます。「感心する」という意味が含まれているところが、「敬愛」との違いになります。

「敬う」という意味が含まれる言葉の使い分けをしっかりと

今回ご紹介している「敬愛」をはじめとして、「尊敬」や「敬慕」、「畏敬」や「崇敬」など、「敬」という文字が使用され、「敬う」という意味が含まれている言葉はたくさんあります。しかし、それぞれ意味が異なり、ニュアンスの違いによる細かい使い分けが必要となります。 同じ「敬う」という意味を含む言葉であっても、使用場面を間違ってしまうと、思わぬ形で相手に誤解を招いたり、失礼にあたったりしてしまいます。ニュアンスの違いに十分に注意して、正しい言葉を選択できるようになりましょう。 意味の違いを見分けるためには、「敬」以外にどのような意味を持つ漢字が使用されているのかを確認するのが一番手っ取り早い方法です。漢字の意味をしっかり覚えて、正しく言葉を使用できるようになってください。

尊敬だけでなく、敬愛される上司とは

「敬愛」という言葉には、「尊敬」という意味だけでなく、「親しみの心をもつ」という意味も含まれています。ビジネスシーンにおいても、ただ単に「尊敬」されるだけでなく、「敬愛」される上司の方が部下からの信頼が厚いといえます。 仕事が早く正確で、いつも的確な指示を出す事ができる上司は、部下から「尊敬」されることとなるでしょう。しかし、必ずしも「敬愛」されるとは限りません。 「尊敬」されるだけでなく、「敬愛」される上司となるために、何よりも大切なのがコミュニケーションです。上司と部下の関係でありながら、日ごろから積極的なコミュニケーションを図ることで、部下は上司に対して「親しみの心をもつ」ことができるようになります。 仕事のパフォーマンスを上げるためにも、良好な人間関係を築くことはとても大切です。これを良い機会として、「尊敬」だけでなく「敬愛」される上司を目指してみてはいかがですか。

「敬愛の念」は相手に伝わるように

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初回公開日:2018年01月12日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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