履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年08月06日
ラボという言葉は日本でも頻繁に出てきますが、本当の意味を理解して使っているのでしょうか。なんとなく聞いたことがあり、実験室などを意味している気がすると推測で使っている人も実は大勢います。そこで、今回はこのラボの意味を詳しく解説していきます。
何らかの研究機関や研究施設が整っている大学の場合に頻繁に耳にする言葉が「ラボ」です。かなり浸透している言葉なので、なんとなくではあっても意味が想像できるという人も多いでしょう。しかし、本当の意味や使われ方は果たしてどうなっているのでしょうか。
ラボとはラボラトリー(laboratory)の略称です。これは英単語なのですが、直訳すると実験室や研究室、薬品などの製造所や演習室という意味になります。日本でも「ラボに行ってくる」という言葉があった場合、ほとんどの方々が実験室や研究室に行くという意味で用いていますので、和製英語としてはかなりわかりやすい部類になるでしょう。 また、「laboratory」という単語は名詞として研究室や実験室、演習や実習という意味で使われますが、「a laboratory rat」といった使い方になると形容詞になって「実験室用の」とか「実習用の」という意味に変わってきます。つまり、実験用のコースや実験用の動物という使い方をされると言うことです。
このラボという言葉は使い勝手がよく、研究室よりも堅苦しさがなくなるので、「~ラボ」や「~lab」という使い方をする人が日本でもかなり多いです。ここでポイントとなるのが、「laboratory」の略称が「lab」でいいのかでしょう。 日本においてもいろんな略語が存在しますが、その略語はけっこうな確率で3文字に収まっていることが多くこのラボラトリーという言葉の英単語も略称となると「lab」という扱い方をする人も多いです。 ただし、この「lab」という使い方にも欠点があります。これは「lab」という言葉がすぐにラボラトリーを意味する略称と気がつければ「ラボ」と読むことができますが、意味を知らない日本人の場合「lab」だけだと「ラボ」ではなく「ラブ」と読んでしまうことのほうが多くなります。実際に「lab」という単語だけでは発音がラブに近くなってしまいますので致し方ないでしょう。
この読み間違いやなじみに薄さから、ラボラトリーを英語の略称として使う場合は「lab」ではなく「labo」として使っている企業も多いです。実際に一部の国内大手企業でもラボラトリーを表す場合に「labo」を使っている所もあります。 この使い方については特別に決まりがあるわけではないので、日本人に意味を通じるようにするためには「labo」を使おうと判断するのも正解でしょう。ただし、本場の英語圏の方に使う場合は「lab」で意味が通じるという記載もありますので、これは日本国内限定の表記の仕方と考えた方がいいでしょう。 ドメイン率やGoogleでの検索でどちらの文字がヒットするのかをチェックすれば国際的にどのように用いているのかが見えてきますが、国際的には圧倒的に「lab」という略称で使われています。「labo」でヒットするのはほとんどが日本語系のサイトです。
意味を理解したところで、各分野でのラボは英単語の意味との差異があるのかを今度はチェックしていきましょう。
各種医療機関においてのラボの使い方は、語源通り研究施設や実験室となります。特に意味に違いはありません。ただし、「a laboratory rat」といった使い方になると形容詞にした使い方をされることもありますので、そちらの意味となっている場合もあります。 形容詞的な意味では「実験室用の」とか「実習用の」とか「分析用の」となりますので、ラボデータという言葉が出てきた場合は、検体の分析データの総称という意味として使われています。具体的には尿検査や組織の検査に使われますが、一般的に多いのは血液検査をした結果分析して入手したデータのことをラボデータとしています。
そして、医療機関よりも使われる頻度が高いのがIT業界となります。IT業界でもラボの意味は基本的には一緒です。何らかの研究機関や施設という意味であり、「オートIDラボ」や「Google X Lab」という部門の呼び名として手広く使われております。IT分野では横文字が基本なので、ラボという単語も使い勝手がいいのでしょう。 ほとんどの場合で研究施設や機関や部門として使われていますので、特に意味を間違えることはありません。私たち日本人の想像できる使い方の範疇に収まっております。
記載されている内容は2018年01月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...