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友引にはどんな意味がある?やっていいことと悪いことも併せて解説

更新日:2024年09月23日

言葉の意味・例文

皆さんは、「友引」にどのようなイメージを持っているでしょうか。この記事では、「友引」の読み方や意味、「友引」の日に行って縁起が良いと思われること、逆に縁起が悪いと思われることについて紹介します。「友引」の理解を深めたい方は、ぜひ本記事をチェックして下さい。

「友引ってどういう意味があるの?」 「友引の読み方は?」 「友引の日にしていいことと悪いことってある?」 このように、「友引」について理解を深めたい方は多いのではないでしょうか。 本記事では、「友引」にはどのような意味があるのかをはじめ、「友引」の日にすると縁起が良いこと、すると縁起が悪いことなどを紹介していきます。 この記事を読むことで、「友引」という日の理解が深まり、「友引」の日にして良いことと悪いことがわかるため、マナー違反になる行動を取らずに済むでしょう。 さらに、「友引」とそれ以外の「六曜」についても一緒に取り上げていくため、お日柄の理解を深めることにもつながります。詳しく知りたい方はぜひ参考にして下さい。

「友引」って何?

カレンダーによっては日にちや曜日以外にも「大安」や「赤口」などが表記されていることに気づくでしょう。しかし、これらが何かということを詳しく知らない人も近頃では多いのではないでしょうか。 「大安」や「赤口」を含む、これらは「六曜」と呼ばれています。普段の生活においては、さほど気にされないものですが行事ごとを行う際には重要視される傾向にあります。 今回は「六曜」の中でも「友引」についてご紹介します。友引がどのような日なのか、また友引の意味などについて知りたい方は確認してみて下さい。

「友引」の読み方

「友引」の読み方は「ともびき」、または「ゆういん」です。「ともびき」と読む方が一般的でしょう。

「友引」の意味

ここからは「友引」の意味についてご紹介します。六つの種類から成り立つ六曜にはそれぞれに異なる意味があります。その意味によって行事を行う日程を決める場合があります。 「友引」には凶禍が友人に及ぶという意味があります。しかし、一方で「相友引きとて勝負なし」という意味もあり簡単に言うと勝負事では何事でも引き分けになる日とされています。 「友を引く」ということで、葬儀や仏事は避けた方が良いというのは知っている人が多いのではないでしょうか。日本では陰陽道における「凶禍が友人に及ぶ」という意味が多く浸透しています。 また、めでたい行事ならば「友を引く」という意味も「友を幸運に引く」との意味合いに変わります。しかし、これらは元々の意味ではなく後天的に成り立った意味です。 また「六曜」の中では「大安」の次に吉日とされていて「昼は凶だが、午前と夕方~夜の間は吉」とされています。

そもそも「六曜」とは?

「友引」を含む「六曜」とは暦注の1つで「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の六種から成り立っています。暦注とは暦に記載される日時や方位の吉凶やその日の運勢などの事項を指します。 日本では有名な暦注の1つで、カレンダーや手帳などで目にする機会は多くなっています。六曜が生まれたのは中国であるとされていますが、暦として確立された時代は明らかではありません。 この六曜が日本に伝わったのは鎌倉時代末期から室町時代にかけてとされており、時代の中で解釈・意味・順序などが少しづつ変化して、現在の形になったのが19世紀の初頭とされています。 一度は明治時代に迷信であるとして政府が一切を禁止しますが、必要であるとの声もあり完全な廃止には至りませんでした。しかし、現在でも行政機関のカレンダーには「六曜」が使用されず、掲載を取りやめるように指導する行政機関もあります。

「友引」とそれ以外の「六曜」の意味の違いとは?

ここでは「友引」以外の六曜の意味の違いについて考えていきます。他の六曜にも「友引」同様に好まれる理由や避けられる意味があります。 縁起を気にしたりゲンを担ぎたい場合には「友引」以外の六曜の意味を知っておくと良いでしょう。

先勝

「先勝」には「先んじれば即ち勝つ」といったように「何事も急ぐことでいい結果になる」という意味を持っています。「友引」は勝負ごとに関しては勝ちなし、という意味を持っているので先手を吉とする「先勝」とは違いがあります。 また「先勝」の場合は午前中が吉で14時~18時は凶となっています。行事などを行う場合には14時~18時を避けましょう。

先負

「先負」は「先んずれば即ち負ける」といったように「万事急ぐと負ける」という意味があります。先ほど、ご紹介した「先勝」とは正反対の意味を持っています。 どんなことも焦らずに落ち着いて対処することが吉とされる日で、何事も勝ちはなく引き分けになるという意味の「友引」と似た部分があります。 午前中は凶で午後からは大吉なので、用事がある場合には午後からの方が良い日です。吉日としての順位は「友引」よりも下です。

仏滅

「仏滅」は六曜の中で一番凶日とされています。「仏さえも滅するような大凶の日」という意味を持っており何をしても悪い結果になるとされている日です。 そのため「仏滅」には婚礼などの祝いごとを避ける習慣があります。もっとも、凶日と言われる日に婚礼を行うとなると縁起が悪いと考えるのは必然です。 しかし、中には大安よりも結婚や引っ越しに最適ともされています。これは「仏滅」を「物滅」と考え、それまでの物事が滅せられ新しく始まるという解釈から考えられています。 この解釈は「友引」における「友を引く」と考える解釈に近く、どちらかと言えば後天的に考えられるようになった意味とも言えます。

大安

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初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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