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「落成」の意味と使い方・同義語・落成式と竣工式の違い

更新日:2024年10月06日

言葉の意味・例文

普段の会話でなかなか使うことのない表現の1つに「落成」という言葉があります。しかし、この言葉にどんな意味があるのかはあまり知られていません。この記事を通じて「落成」という言葉の正確な意味と使い方について詳しく理解しましょう。

「落成式」とはなにか?

「落成式」という言葉について聞かれたことがありますか。もし、出席したことのある人ならば「落成式」がどのような式なのかすぐにイメージすることができるでしょう。 しかし、まだ一度も「落成式」に出席したことがないのであれば、それがどのような式であるかを理解しなければなりません。なぜなら「落成式」に出席するように招かれたとしても、どんな試験にこれから自分が行くのか理解することができないからです。それに聞き慣れない表現でもあります。 この機会に「落成式」がどんな式のことを指しているのかしっかり理解しましょう。

「落成式」は落成のお披露目パーティーのこと

「落成式」は、土木建築の工事が完了して建築物ができあがった時に、建築を依頼した側が工事関係者などを招待して、建物のお披露目をしたり感謝を告げたりする式典のことを言います。 例えば、大きなビルの建設が完了、つまり「落成」した時に開かれるパーティーが「落成式」と言います。「落成式」が開かれる目的は、大勢の人が完成したビルを見物することに意味があります。 建設に関わることがなかった人など、ビルを今まで見る機会がなかった方を招待し「落成式」を開催することで、より多くの人に建設されたビルをお披露目する意味があります。

落成式と竣工式の違いとは?

建設や工事が完了した後に開かれる行事は主に2種類あるでしょう。落成式と竣工式です。これから、落成式と竣工式がそれぞれのどのように異なっているのか理解しましょう。興味深い情報になります。 すでに学ぶことができたように、落成式はただ単に建設された建物をお披露目するためのパーティーです。確かに、竣工式でも建設された建物を披露することがありますが、1つだけ違うことがあります。 竣工式は神事を重んじて行われる行事です。そのため、ただのお披露目というよりは、宗教的な行事を行っていることになります。必然的に出席している人も神事に関わっている人が増えることになります。 簡単に言えば、神事をするという目的があるのが竣工式で、ただのお披露目パーティーをするという目的を持っているのが、落成式になります。

「落成」を使った例文を知ろう!

「落成」という言葉の使い方を知るには例文を調べる必要があります。なぜなら、例文を調べることによって「落成」を実際に使うことのできる状況や使い方を知ることができるからです。 具体的にどのような例文で「落成」を使うことができるのか紹介します。

新社屋の落成、おめでとうございます

取引をしている付き合いの長い会社があるとします。そして、その会社が新しい事務所を設立したとします。新しい事務所でも以前と同じ仕事をするものの、新しい事務所が設けられたということは、どんな企業にとっても嬉しい進展の1つになります。 そのようなニュースを聞くことがあったら、その会社の人に対して祝福のメッセージを送る必要があるでしょう。どんな表現で祝福してあげることができますか。 「新社屋の落成、おめでとうございます」という表現で祝福しましょう。この表現を使うことによって、どんなメッセージを相手に伝えることができるのでしょうか。 「新社屋」とは「新しく建てられた事務所や建物」のことを指しています。「新社屋の落成、おめでとうございます」という表現によって「新しく事務所を建てられ、おめでとうございます」と祝福のメッセージを伝えていることになります。

この建物は明治10年に落成した

例えば、ある歴史的な建造物が完成したとしましょう。単純に「建物の建設が完成した」と表現することができますが、別の言い方をすることもできます。 「この建物は明治10年に落成」といった場合、どのような意味になるでしょうか。建物の名前が限定されていませんので、どの建物について言及しているかわからないものの、この建物が明治10年に建設終了したということを理解できます。 つまり、明治11年の時点には工事は行われていなかったことになります。「落成」という表現を使うことによって工事の段階全てが終了したことを示しているからです。 このように、歴史的な建物や何かの工事が終了した時に「落成」という言葉を使うのであれば、その工事が現在行われていなかったことも間接的に伝えることができます。非常に便利な表現ということができるのではないでしょうか。

翌年の9月には神社が落成する

さらに、将来的に建造物の建設や工事が完了することを「落成」という言葉を使いながら表現することも可能です。例えば「翌年の9月に神社が落成する」という表現を使ったとしましょう。このフレーズから何がわかりますか。 「翌年の9月に神社が完成する」ことがわかります。おそらく、今の段階ではまだ建設中か工事中の段階でしょう。それでも翌年の9月になる頃には、建設中の神社が完成することがわかります。

小学校新築落成式

例えば、会話をしている時に「小学校新築落成式」という言葉を聞いたら、何を理解することができるでしょうか。小学校の建設が完了した時に、落成式が行われたことを理解することができます。 すでにこの記事から学ぶことができた落成式では、完成した建物をお披露目するパーティーが開かれます。 そのため「小学校新築落成式」という表現から、小学校が完成した時に小学校がどのような建物なのかを、近隣の住民や多くの人に見てもらうためのパーティーが開かれたという事実を知ることができます。

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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