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ラインアップの意味と用例・ラインナップとどちらが正しいのか

更新日:2024年01月31日

言葉の意味・例文

「今夜の番組のラインアップ」などで使われる、「ラインアップ」にはどんな意味があるのでしょうか?また「ラインナップ」と書いている場合もありますが、どちらが正しいのでしょうか。この記事では「ラインアップ」と「ラインナップ」の違い、意味と用例をご紹介します。

「ラインアップ」と「ラインナップ」ではどちらが正しいのか?

「ラインアップ」は「ラインアップ」と表記されることもあれば、「ラインナップ」と書かれることもあります。「ラインアップ」と「ラインナップ」ではどちらが日本語として正しいのでしょうか。

lineup

「ラインアップ」は英語で表記すると「lineup」となり、実際に発音すると「ラインナップ」と聞こえるため、「ラインナップ」と書いたほうがより英語の発音に近いです。

リエゾン

「リエゾン」という単語を聞いたことはあるでしょうか。「リエゾン」は元々フランス語で、「連音」という意味があり、単独で読む場合には発音されない語末の子音字が、直後に母音が続く場合に発音される現象のことを指します。 リエゾンは本来フランス語の発音のことを指しますが、語学学習の際には他の言語に対しても使われ、英語にもリエゾンに相当する発音があります。 「lineup」の場合も「ne」の直後に「u」という母音が続くためリエゾンされ、本来なら「ラインアップ」と発音されるところが「ン」と「ア」にあたる部分が繋がり「ラインナップ」と発音されます。

どちらが正しいのか

このように英語の発音に寄せた書き方が「ラインナップ」となり、ラインナップが正しい表記に思えますが、日本語においては、新聞記者などが参考にしている共同通信社の記者ハンドブックに「ラインアップ」が正しい表記として掲載されています。 よって報道機関などに掲載する場合は「ラインアップ」が正しい表記ですが、日常で使用する場合はどちらを使用しても構いません。テレビの番組内容については「ラインナップ」のほうを多く使う、車のラインアップに関してはメーカーによって「ラインアップ」であったり「ラインナップ」であったりするなど、どちらを使うかには分野によって偏りがあります。 この記事では「ラインアップ」を使用してご説明していきます。

「ラインアップ」の意味は?

ラインアップの意味は野球における打順、団体・組織・作品などの顔ぶれ、陣容、または番組などの内容、プログラムのことです。 日本語のラインアップは英語の「lineup」が語源となっていますが、元の英語のlineupの意味は日本語と同じ野球の打順、顔ぶれ、陣容などのほかに、「並ぶ」という意味があり、人や車の待ち行列のことを指します。

「ラインアップ」の類語は?

ラインアップにはさまざまな類語があり、別の言葉に置き換えることが可能です。ここではラインアップの類語をご紹介していきます。

構成

「ラインアップ」の類語に、「構成」という言葉があります。構成(英語:composition)の意味は、いくつかの要素を組み立てて、一つのまとまりのあるものを作成することを指します。また、その組み立てたもの自体のことも意味します。 構成にはいくつかの意味があり、もう一つの意味は文学や音楽などの芸術において、表現上の要素を自分の手法で組み立てることを意味します。また哲学の分野においては、経験によらずに概念・形式・イメージなどを操作して、自由に対象を組み立てて作品にすることを意味します。

顔ぶれ

「ラインアップ」の類語に、「顔ぶれ」という言葉があります。顔ぶれの意味は、会合や事業などに参加する人々、メンバーのことを指します。また団員や組合員のように、社会のあるグループに所属する個人のことを指す場合もあります。

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初回公開日:2018年03月12日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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