「尽力いたします」の意味/類語/敬語・履歴書/メールの例文

「所存」は「考え」という意味の言葉、「～でございます」は「～です」をさらにていねいにした言葉です。「～所存でございます」は「～と考えています」のていねいな表現といえます。 つまり「尽力して参る所存でございます」は、「尽力いたします」という気持ちを非常にていねいに表した言葉です。「お客様のご期待にお応えできますよう、尽力して参る所存でございます」のように使用します。 「尽力して参る所存でございます」は「尽力いたします」よりもていねいかつ堅苦しい印象の言葉なので、ビジネスメールなどではあまり頻繁に使われる言葉ではありません。主に、式典・イベントや自社ホームページのあいさつ文など、正式な場で使用される表現です。

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「尽力いたします」は、単体で使える言葉ではありません。「何に」努力するか、「どのように」努力するかを明確にし、適切なフレーズと合わせなければ、せっかくの「尽力いたします」も宙に浮いてしまいます。 ここでは、「尽力いたします」とよく一緒に使われるフレーズをご紹介します。これらを押さえておくだけでも、表現の幅が広がるでしょう。

「より一層」とは、「今よりもっと」という意味のフレーズです。「より一層尽力いたします」という風に合わせて使うことで、「今までも努力してきたが、今よりももっと頑張ります」という意味の言葉になります。 なお、「より一層尽力いたします」よりも「より一層尽力して参ります」の方が自然な表現のため、「今よりもっと努力します」と伝えたいときには「より一層尽力して参ります」と表現したほうが無難です。「社員一同、より一層尽力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします」のように使用しましょう。

「尽力いたします」の前に「日々」というフレーズを付けることで、「毎日努力します」という意味の文章が完成します。 ただし、「日々尽力いたします」よりも「日々尽力して参ります」の方が自然な表現のため、「毎日努力します」と伝えたいときには「日々尽力して参ります」と表現したほうが無難です。「御社のご期待にお応えできますよう、日々尽力して参ります」のように使用しましょう。

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「尽力いたします」を使う機会が特に多いのは、履歴書、そしてビジネスメールです。最初は難しいと感じる人もいるでしょうが、「尽力いたします」は相手に好印象を与えるフレーズでもあります。これからご紹介する例文を読み、「尽力いたします」の使い方を掴みましょう。

会社の役に立つよう努力するとアピールします。 ・商業高校で学んだ知識や技術を活かし、即戦力としてご期待に沿えるよう尽力いたします。 ・持てるスキルを活かし、少しでも早く貴社の事業に貢献できるよう尽力いたします。 ・アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、たくさんの人に貴社の商品を知ってもらえるよう尽力いたします。 ・前職での経験を活かし、貴社の即戦力になれるよう尽力いたします。 ・帰社に採用していただくことができましたら、営業部の一員として、一日でも早く利益を生み出せる人材になれるよう尽力いたします。

前向きな努力をさりげなくアピールしましょう。 ・この度、〇〇営業所に着任し、御社の担当となりました山田と申します。前任の田中同様、御社のお力になれるよう誠心誠意尽力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 ・××案件をご注文いただき、誠にありがとうございます。佐藤様のご期待にお応えできますよう尽力いたします。 ・より一層の品質向上を目指し、社員一同尽力いたしますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。 ・今後も御社により良いサービスを提供できるよう、誠心誠意尽力いたします。

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「尽力いたします」という言葉を使えば、「精一杯頑張ります」という積極的な気持ちを、ていねいに相手に伝えることができます。また、ビジネスメールや履歴書などを受け取る側から見ても、「尽力いたします」と一言添えてあれば、やる気が感じられて好感や安心感を抱きやすいです。 「尽力いたします」を使う時には、「何に」尽力するか、「どのように」尽力するかをしっかり明記しましょう。「尽力いたします」を上手に使って、積極的な気持ちを上手にアピールしてください。