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「共々」の意味と使い方例文3つ|親子共々/夫婦共々

更新日:2024年02月28日

言葉の意味・例文

あなたは「共々」という言葉の正確な意味や、正しい使い方をご存知でしょうか。「共々」は、日常生活の中では、あまり口にすることも耳にすることもありませんが、ビジネスシーンではよく使われる言葉です。ここでは、「共々」の意味や使い方、例文などを紹介します。

「共々」の意味

「共々」という言葉はさまざまな場所で目にすることがあります。「共々」はどのような意味を持つのでしょうか。 「共々」の意味には、そろってやともに、という意味の他にも一緒にあることをするさまや同じようであるさま、一緒に同じ行動をするさま、どちらも同じ状態であるさまという意味があります。

「共々」の読み方

ハガキや挨拶の文章で「共々」という言葉を目にすることがあります。「共々」はどのように読むのでしょうか。 「共」の字は「きょう」や「とも」と読みます。「共々」の「々」は漢字のように読み方はなく、記号となっています。「々」は「踊り字(繰り返し記号)」と呼ばれる記号です。前の漢字と同じ漢字を続けて使用する時に使います。そのため、「共々」は「ともども」と読みます。

「共々」の使い方と例文3つ

「共々」はどのような場面やどのような使い方をするのでしょうか。「共々」は、結婚式や年賀状でよく使用されます。 結婚式や年賀状で使用される場合には、「夫婦共々よろしくお願いします」や「親子共々よろしくお願いします」というような使い方をされる場合が多いです。 また、ビジネスシーンで「共々」を使用する場合においては、「共々よろしくお願いします」と使用することが多いです。

使い方1:結婚式で使う

「共々」は、結婚式において「夫婦共々よろしくお願いします」といった使い方をすることが多いです。 しかし、結婚式や結納などのお祝いの席では、使ってはならない「忌み言葉」「重ね言葉」があります。 「別れる」「崩れる」など、不吉や不幸を連想させる言葉が忌み言葉で、「重ね重ね」「返す返す」など繰り返しを連想させる言い回しが重ね言葉です。「共々」は言葉を重ねる言い回しになりますが、重ね言葉にあたるのでしょうか。

共々は重ね言葉

結婚式で「共々」という言葉は、重ね言葉に当たるのでしょうか。実は、「共々」は言葉を重ねる言い回しではありますが、結婚式などで使うべきではないとされる、重ね言葉の一覧には含まれない言葉です。 インターネットが普及してからは、使うべきではない言葉のチェックも容易になりましたが、ホームページの検索機能でも、「共々」は重ね言葉として認識されません。「共々」は、結婚式などで使っても問題がありません。

例文「夫婦共々よろしくお願いします」

「夫婦共々」は、「共々」を使用する際によく使われる言い回しです。「夫婦共々」を使用した例文をご紹介します。 「夫婦共々」を使用した例文としては、「夫婦共々仕事に精を出しております」「夫婦共々深く感謝しております」「夫婦共々緊張しております」など、夫婦が揃って何かをしているさま、夫婦が揃って同じ状態の様子などを表す時に、夫婦共々という言い回しをします。

使い方2:年賀状で使う

「共々」は年賀状でも使用されます。年賀状の場合は、特にプライベートで出す年賀状によく使用されることが多いです。 個人がプライベートで送る年賀状の場合、「親子共々」「夫婦共々」といった表現が用いられることは多いです。家庭を持つと、年賀状の差出人名も自分の名前だけではなく、夫婦連名、もしくは家族全員の名前を記載していることも多いです。

例文「親子共々よろしくお願いします」

「親子共々」は、「共々」を使用する際によく使われる言い回しです。「親子共々」を使用した例文をご紹介します。 「親子共々」を使用した例文としては、「親子共々、楽しませていただきました」「親子共々、元気に過ごしております」「親子共々、風邪を引いて寝込んでおりました」というものがあげられます。 しかし、「共々」は身内に対して使用する言葉ですので、使用する際には注意しましょう。

使い方3:ビジネスで使う

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初回公開日:2017年12月15日

記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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