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画材別筆塗りのコツ|水性ホビーカラー/水性塗料/ファレホなど

更新日:2024年11月20日

趣味

プラモデル好きならば、組み立てた模型に色を塗りたいと一度は思ったことがあるでしょう。でも大変そうだし、道具も持っていないし、どう考えて諦めていませんか。この記事では、筆塗りのコツをご紹介しています。意外と簡単なので、さっそく始めてみませんか。

アクリジョンは、クレオスのミスターホビーというブランドから発売されている新世代の水性塗料です。従来の水性塗料の弱点だった、乾燥時間の遅さや塗膜の弱さが改善されています。もちろん水でも薄められますが、専用の薄め液を使えばさらに仕上がりがきれいです。 アクリジョン専用の薄め液にはリターダーの役割があるので、筆塗りの際は水で薄めるよりも専用薄め液を使用するのがコツです。入れすぎるとなかなか乾燥しなくなってしまうので注意が必要となります。 筆塗りに慣れているなら、原液のまま薄めずに塗るのもコツです。しっかりとした隠ぺい力が発揮されます。

ラッカー塗料

ラッカー塗料は乾燥が速く、乾燥した後の塗膜が強いのが特徴です。プラモデルの塗料としては最も有名で、一般的な塗料です。塗料を薄めるには、専用の溶剤が必要となります。 乾燥するのが速いので、筆ムラができやすく筆塗りに使用するにはコツが必要ですが、乾燥を少し遅らせる筆塗り用のリターダーで薄めるなどすれば、筆ムラができにくくさらに発色も良くなります。 筆塗りの際は塗って乾かす乾を繰り返すのが基本です。ラッカー塗料も塗って乾かすを繰り返してください。乾くのが早いので、素早く一定方向に塗るのがコツです。塗り重ねるので、最初は下地が見えていても構いません。

プラモデルの種類別筆塗りのコツは?

塗料別の筆塗りのコツを見てきましたが、次はプラモデルの種類別に筆塗りのコツを見ていきましょう。プラモデルと一言で言っても、車や船などリアルなものから、アニメに登場するロボットまで、色々なプラモデルがあります。それぞれにどんなコツがあるのでしょうか。

フィギュア

フィギュアは物にもよりますが、他のプラモデルと比べて細かいディティールが多いので、塗るのにもコツがいります。 人物のフィギュアなら肌色からといったように、基本的には薄い色から塗っていくのがコツです。薄い色から濃い色へ塗っていくことで、多少色がはみ出してしまっても、後から塗る色のほうが濃いのでリカバーできます。 フィギュアは何度も塗り重ねると、細かいディティールが塗料の厚みで埋まってしまいます。2度塗り程度で仕上げられるように、あまりと量を薄めすぎなのがコツです。

ガンプラ

機動戦士ガンダムのプラモデル、略してガンプラは一番有名なプラモデルではないでしょうか。ガンプラは筆塗りの基本を忠実に試せるプラモデルです。 少し薄めに希釈した塗料を重ね塗りしていくのがコツです。広い面積の部分を塗るときは、平筆を使うと素早く簡単に塗ることができます。細かい部分を塗るときは、筆先が細い面相筆を使うのがおすすめです。

艦船模型

通常は筆ムラをなくすために色々な手段を考えますが、艦船模型の場合は筆ムラが良い方向に働くことがあります。 例えば戦艦大和の甲板は木の板が貼られていました。木造の学校の廊下を想像してみてください。一定方向に筆を動かして、筆ムラをあえて木目のように装うこともできます。筆ムラがあってもいい場所と、そうでない所を見極めるのがコツです。

カーモデル

実在のものを縮小したプラモデルのことを、架空のキャラクターモデルなどと区別してスケールモデルと言います。カーモデルはまさにスケールモデルです。 実在の車の塗装はきれいですから、絶対に筆ムラは残したくありません。表面張力を利用すると筆ムラが減るので、伸びがいいと感じる程度が理想の薄め方です。なるべく濃い目にムラのないように塗りましょう。 どんなに上手く塗っても、筆で実在の車の塗装を表現するのには限度があります。しっかり乾燥させたら、800番から1200番のヤスリで研いでいきます。その後クリアー塗装しましょう。

戦車

戦車も、あまり筆ムラを気にせず作れるプラモデルではないでしょうか。多少の筆ムラならば良い味になります。 奥まったところや、見えにくい場所から塗っていくのがコツです。重ねぬ利するので、最初の1回は細かいことは気にせずどんどん塗ります。ウェザリングやウォッシングと言った汚し塗装をしたい場合は、車体の色をワントーン明るい色で塗るのがコツです。

戦闘機

戦闘機も戦車と同じくあまり筆ムラを気にする必要はありません。戦場にある少し朽ちた感じが再現でき、味になります。 ひとつ気をつけなければならないのが、迷彩塗装などで違う色を重ね塗りするときは、あまり筆を動かしすぎると下に塗った塗料が溶けてしまいます。あまり強く筆を押し付けすぎないように気をつけましょう。

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初回公開日:2017年12月22日

記載されている内容は2017年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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