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過日の意味や使い方・期間・例文|先日との違い・類語

更新日:2024年07月07日

言葉の意味・例文

あなたは『過日』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。あまり馴染みのない言葉ではありますがビジネスシーンにおいてはよく使われている言葉です。今回は『過日』という言葉に着目して意味や使い方、類義語との使い分け方法について詳しく解説します。

『先般』というのは『過日』と同様に日常生活において使われることはほとんどない言葉です。そのため耳にしたことがない人も中にはいらっしゃるでしょう。この言葉も『過日』と同じ『過去の日』を指しており、よく使う『このあいだ』の代用として使うことができます。定められた期間も特にないので使いやすい言葉だと言えるでしょう。 しかし、同じような言葉であってもこの『先般』という言葉は『過去の出来事』を指しており、『出来事があった日』ではありません。この点が使い分けのポイントとなってきますので覚えておくようにしましょう。

さきごろ。このあいだ。過日。「先般の件、承知いたしました」「先般申し上げたように」

『過日』『先般』『先日』の使い分け

それではそれぞれの意味をもう一度考えてみましょう。『過日』は過ぎ去ったある日のことを指し、『先日』は過ぎ去った近い日のことを指しており、『先般』は過ぎ去った出来事のことを表しています。 このことから、『先日』というのは『1週間~10日以内』のある日を指す場合に使い、『過日』は『先日も含む今日よりも前の日』を表します。しかし、この『過日』という言葉はほとんどの場合において文書やメールで使われています。そのためより耳にする機会が少ない言葉なのだということです。 一方『先般』の使い方ですが、形式上においては『出来事が起こった日』ではなく『出来事』を指すように定義されています。しかし実際の使い方を見ていると『先日』という意味合いで『先般』を使っているのが現状です。意味合いとしては『先般』よりも『先日』の方が『今日に近い最近』だということになります。

過日の対義語

過日というのは『過ぎ去ったある日のこと』を指しており、それは今日よりも以前であり、ひと月前であっても一年前であっても『過日』という言葉で表すことができます。そんな『過日』という言葉に対し、対義語として挙がるのはどういった言葉なのでしょうか。 ここでは、『過日の対義語』について詳しくご紹介します。

過日の対義語『他日』『後日』

さて、『過日』が過ぎ去った日を表すのであれば、対義語としてあげる言葉は今日よりも後でなければなりません。つまり、今日よりも後を指す=過日の対義語になるのは『他日』もしくは『後日』であるということが分かります。

『他日』と『後日』とは?

『過日』の対義語として挙げられる言葉に『他日』があります。この他日という言葉の意味は『いつか別の日』もしくは『将来における不定の日』を指しています。このことを見ると今日から先のこと、つまり『後日』であることが分かります。 このように『過日』の対義語として挙げられる『他日』と『後日』は繋がっているということなんです。しかし『後日』であれば今日よりも後であることが分かりますが『他日』は『不定の日』であること、『過ぎ去った日も指すことができる』ことから、明確に後日であるかと問われると微妙な点があります。そのため対義語として成り立つのは『後日』の方が強いと言えるでしょう。

1 将来における不定の日をさす語。いつか別の日。後日。「他日を期する」 2 以前の日。過ぎ去った日。

過日を使った例文

『過日』の使い方について十分理解できたところで実際に例文としてシーン別の使い方をご紹介しましょう。上記で紹介したように『過日』はほとんどが文書やメールで使われている言葉です。それを理解したうえで使うようにしましょう。

手紙の例文

●この度は○○いただき~ 『この度』という言葉のように手紙の冒頭へ持ってくる言葉があります。ここに『過日』と入れて『過日は○○いただき~』と過ぎた日のことに対する手紙を書く際に用いられます。

メールの例文

●過日よりご連絡しておりましたイベントの件ですが~ 過ぎ去った日である、今日より前から先方に連絡していたことを伝える際このような文章になります。メールでも手紙でも使い方は構わないでしょう。

お礼状の例文

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初回公開日:2017年11月13日

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