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「ご対応」の意味と使い方・敬語・メール|ご対応いたします

更新日:2024年08月13日

メール・手紙

「ご対応」という表現をよく目にしますが、正しい使い方を知っていますか。今回は「ご対応」という言い回しについて、その意味や使い方、例文などをご紹介します。ビジネスシーンで使い方に迷ったとき、相手先にメールを送信するときなどの参考にしてください。

相手の対応を待つ、対応してもらうことを希望するメールの例文です。 ・申し訳ございませんが、○○○の件につきましてご対応のほどよろしくお願いいたします。 ・ご多忙とは存じますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 ・ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。 ・ご多忙なところ大変恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。 「ご対応、よろしくお願いします」という直接的な表現よりは柔らかで丁寧な意味になります。このとき、相手に対して失礼にあたらないように注意しましょう。相手の状況を気遣う表現を添えることで印象も良くなります。

相手の対応にお礼を伝えるメール

相手が対応してくれたことに対して、お礼を伝えるメールの例文です。 ・適切なご対応、ありがとうございます。 ・早速のご対応をありがとうございます。 ・迅速なご対応のおかげをもちまして、 ・貴社の適切なご対応に心よりお礼申し上げます。 同じ社内の上司(目上の立場)や取引先、相手先に失礼のないようお礼を伝えるようにしましょう。

「ご対応」の感謝メールの仕方

相手が対応してくれたことに感謝の気持ちを伝えるメールの例文です。 ・迅速なご対応ありがとうございました。 ・適切なご対応に感謝申し上げます。 ・貴社のご対応に感謝申し上げます。 ・このたびのご対応のほど、深謝いたします。 お礼よりも、感謝という言葉を使った方が、相手方に対してより気持ちを伝えることができます。対応してもらった事例にあわせて使い分けましょう。

メールのタイミングは?

相手が対応してくれたことに感謝のメールを送信するときは、文章も大事ですがタイミングも重要です。相手がせっかく迅速な対応をしてくれたのに、そのお礼のメールが遅くては意味がありません。相手方にも失礼にあたります。 メールというツールの利便性を生かして、的確に、そしてタイミングを逃さずに送信します。文末に「取り急ぎメールにて失礼します」など気遣いの言葉を加えても良いでしょう。

「ご対応ありがとうございます」の敬語

「ご対応ありがとうございます」という敬語表現はビジネスシーンでよく使用されます。この場合、次のような敬語表現に言い換えてもOKです。 ・対応いただきまして誠にありがとうございます。 ・寛大なご対応を賜り心よりお礼申し上げます。 ・このたびのご対応、厚く御礼申し上げます。 「ありがとうございます」の敬語表現として、「心よりお礼を申し上げます」、「深謝申し上げます」、あるいは「拝謝いたします」などがあります。これらと「ご対応」または「対応」を組み合わせて一文を作るとより丁寧な敬語表現になります。

「ご対応」の類語や言い換えは?

「ご対応」の類語や言い換えの表現も覚えておくと、ビジネスシーンで活用する範囲が広がります。例えば、対応してもらった内容によっては、「ご説明」や「ご案内」といった言葉の方が適切な場面もあります。また「ご配慮」や「ご回答」なども同様に使うことができます。 「対応」という言葉そのものの類語としては、「対処」や「措置」、「対策」、「処置」などがあります。これらを使う場合には、「対処いただき」「措置くださり」などの表現にすると良いでしょう。「ご対応」という言葉よりも、相手先に適切に伝わる場合があります。それぞれの事例や対応してもらった内容によって使い分けると便利です。

正しい敬語表現で「対応」しよう!

丁寧で適切な表現を用いることは、ビジネスシーンでも、そして社会人の常識としても大事ですが、意味や使い方を知らずに乱用すると、相手先に常識がないと思われたり評価が下がったりすることもあります。また、無駄に回りくどい文章になる、慇懃無礼な印象を与えてしまう、丁寧な言い回しをしたつもりが、かえって相手に失礼にあたってしまうこともあります。 ビジネスをより良い条件で進める、相手と良好な関係を築きたいのなら、正しい敬語表現を身につけましょう。そして、良いコミュニケーションは相手に対して迅速に丁寧に接することから生まれます。まさに適切な「対応」が必要であることを常に心がけましょう。

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初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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