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責務の意味・責任/義務との意味の違い・類義語

更新日:2022年10月17日

ビジネスマナー

学生時代は「責任」という言葉が耳に痛く、社会人になったとたんに「責務」と言葉を変えてのしかかってきます。よく考えたら「責務」ってどこからどこまでが自分の責任の範囲なのか、正直曖昧な言葉に思えてしまいます。そういった点を知って、少し肩の荷を下ろしましょう。

責務の意味とは?

私達は子供の頃は、「きまりごと」や「やくそく」や言われ、人との関わり合いの中での規律の基本になることを学びました。それがもう少し大きくなると、「規則」や「責任」や「役目」という言葉に変わっていきます。 言葉自体が少しずつ大人びていくように、最初に学んだ可愛らしい「きまりごと」や「やくそく」は、大人になるにつれて言葉が厳しくなり、複雑になり、そして責任の内容も大きくなっていきます。 社会に出る直前には学生の「本分」が何か分かるようになり、増えていく人との関係性の中で「役回り」や「役割り」が形付き、それに伴って責任よりも義務感が生まれてくるようになります。

責任と義務を学んだ後は社会人

その後、社会に出ると、いつの間にか「責務」というこれまでとは違う重圧のある言葉を呑み込まなくてはいけない場面が出て来るようになります。言葉自体が重々しいので「とにかくやり遂げなくては」と課せられた責務に対して感じます。 しかし「責務」の実態は「責任」+「義務」というかつて身に着けたことが合わさったものであり、実際には各々があることに対して自覚を持って責任のある行為・行動・務めを行うことです。必要以上に重圧に思うのは「責務」は行政法に多用される言葉であるためそう感じてしまうのでしょう。

責務と責任の意味の違いは?

先程「責務」の意味として「責任」+「義務」と挙げましたが、責務の意味をバラしたうちの「責任」の意味とは、「責務」とはどう違うのか見て見ます。 「責任」の意味は、表現として表すと「自分の立場を考えて、そのことに対して当然やらなくてはいけない事柄」という風に表せます。 「責務」との意味の差はあきらかで、「責務」にはそのことに対して「責任のある行為・行動・勤めを行う」という意味があります。「責任」の意味はやらなくてはいけない事柄ですが、「責務」の意味は、「責任」も含んだ上での「責任」の遂行をしなくてはならないという意味となります。

責務と義務の意味の違いは?

「責務」=「責任」+「義務」です。そして、そのうちの「義務」の意味には「規則」や「規律」が含まれます。学校の校則を思い出してもらえれば分かりやすいと思いますが、学校の校則には、生徒としての義務が書いてあります。 分かりやすく言えば、「しなければならない事」「してはいけない事」この2点が書かれています。「義務」の意味も同じで、この2点が含まれます。 学校の校則の例で言えば「道徳上、生徒それぞれが自分の立場において当然果たさなくてはいけないこと。」と言えます。そして「義務」にはこのように道徳上という意味と、法律上という意味も含まれます。 「責務」は、この「義務」の内容に対して「責任」というものを負うことが要求される意味だと捉えて下さい。

三一体の「責任」「責務」そして「権限」

「責務」とは「義務」に対して「責任」を持って行い結果を出すことを指しているのですが、英語では解釈が少し違います。この「責務」を満たすためには、「責任」が伴うのがあたりまえですが、これを遂行するには「権限」も伴わないといけません。 つまり、「責任」「権限」「責務」は3つ揃って初めて全体の意味が成り立つという風に捉えられています。

サラリーマンの愚痴から分かる日本人の「責務」の実態

サラリーマンが居酒屋で愚痴をこぼしているのを想像すると良く分かります。『この件は君の責務だ』と上司に言われ続けた部下が呑みながら、あることを言っています。 「結局おれは上から責任だけ押し付けられて、何の権限ももってないんだよ」 この愚痴の意味が日本人の「責務」の課し方を表現しています。「責務」を果たすには、「責任」だけ押し付けられるのではなくて、その結果を出すために必要なある程度の「権限」が与えられて初めて、「責務を果たす」ことができます。 日本人にはこの「権限」が「責任」を遂行する上でついて来ていません。「責務」の意味に「権限」が足りてないがゆえに、社会不和や会社員の過剰なストレスが起こることが多くなります。

責務の意味と似た言葉はある?

「責務」の意味と似たような言葉は意外とたくさんあります。「責任」と「義務」が同時に発生し、それを成し遂げるようなことを考えれば良いということです。皆さんの知っている言葉にも、「責務」と似た意味を持つ言葉がたくさん存在しているのでご紹介します。

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初回公開日:2017年11月17日

記載されている内容は2017年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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