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電気自動車への改造方法と費用・改造会社・注目の改造キット

車&バイク

ガレージに眠っている旧車は電気自動車に改造することで蘇ります。特にビートルやフィアット500を電気自動車に改造する例が増え、改造ノウハウが確立されようとしています。旧車をはじめ、軽自動車や中古車を電気自動車化する経費や注意点を中心に説明しています。

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コンバージョンEVがブーム!

「車が古くなって燃費も悪くなり税金も高くなったけど、愛着があるしまだまだ乗り続けたい」と思う人の間で今、ガソリン車を電気自動車へと改造する「コンバージョンEV」が静かなブームになっています。さまざまな車種でコンバージョンEVは可能ですが、それぞれの改造方法や費用が異なってきます。 車種やタイプ別でどんな改造方法や注意点、費用の差があるのでしょうか。また、改造を手がけるおすすめの自動車会社や、改造キットについても合わせて見ていきましょう。

車種別!電気自動車への改造方法と注意点

車種別!電気自動車への改造方法と注意点

デザイン性が高い「旧車」を電気自動車化する人が増えています。特にビートルやミニクーパー、フィアット500などの小型の旧車では、電気自動車化へのノウハウができあがりつつあり、価格も安定する傾向にあります。 人気が高くオーナーも多い旧車を電気自動車に改造する場合、現状はどうなっていてどんな改造方法があるのか、注意点はあるのか、を中心にお話していきます。

ビートルを電気自動車へ改造するには?

ビートルを電気自動車へ改造するには?

クラシックビートルは国内外で多数の改造例があり、ビートルのコンバージョンEV用に設計された部品が流通しているため電気自動車への改造は比較的簡単です。電池を設置するスペースも申し分なく、重量もクリアしやすい点がコンバージョンEV化を後押ししています。 最低限の電池搭載で航続距離は約50km、最大限の電池搭載で航続距離は最大150kmまでアップグレードが可能です。スペースに余裕があるので段階的にアップしていくこともできるのが魅力的です。電池の置き場所のために、助手席や後部座席を犠牲にして居住性を落とさなくて済むのもビートルEV化の特徴です。 旧車なので故障修理や部品交換などが発生する時は価格もアップしますが、EV改造のみだと250万円~(エアコンなし、航続距離50km)と相場ができあがりつつあります。クラシックビートルを車庫に眠らせている方は検討してみてはいかがでしょうか。

ミニクーパーを電気自動車へ改造するには?

ミニクーパーは2019年~2020年あたりで量産EV車が発売される予定です。まだ情報が少ないので正確なことはわかりませんが、後部座席を取り払いバッテリーを限界まで搭載したようで、航続距離はなんと240kmになるという情報です。 価格はまだ不明ですが、現行のガソリン車の新車が最低ランクで230万円ほどですから、まだまだ高額な量産EV車は確実にその値段を超えてきます。それを考えると、今乗っているミニクーパーを改造したほうが安くEV化できる公算が大きくなります。 しかし230万円ほどの予算では電池は最低限の搭載量になり、航続距離は50km程度まで落ちます。アップグレードはできますが、改造で最高性能を求めると値段はあっという間に300万円~400万円に跳ね上がります。そのくらいのお金をかけても旧車のデザイン重視で維持したいのか、いっそ新車EVに乗り換えるのかは悩ましいところです。

スマートを電気自動車へ改造するには?

スマートは、フォーフォーもフォーツーもガソリン車を廃止して2020年から電気自動車に統一されます。元々将来的に電動化する方向で開発された車で、電池性能の向上に伴い研究開発が進んで、満を持して実現化する運びとなりました。 電気自動車化への研究開発を兼ねて、2010年に試作車の実証実験が行われました。スマートフォーツーをベースに、メルセデスベンツとザイテック社の共同開発で航続距離135kmを実現し、最高速度は100km/hを記録しています。 スマートのガゾリン車を個人で電気自動車に改造した例は日本ではまだ見つけることができません。量産EV車がどんな搭載の仕方をするのかを見てから、日本での改造が普及すると見込まれています。

フィアット500を電気自動車へ改造するには?

フィアット500の電気自動車への改造は、兵庫県にある(株)ナカムラという自動車整備工場が、傷みきったフィアット500を電気自動車へと蘇らせる「EVコンバートプロジェクト」と銘打った企画を立ち上げ、改造の様子をブログで逐一報告したことから、フィアット500オーナーの間で話題になりました。 その企画を見ていたオーナーが次々と愛車の改造を依頼して改造例が増え、ビートルと並び、改造ノウハウが確立しつつある旧車です。ただし改造するには若干クセがある車で、ビートルよりも高い300万円以上の費用がかかります。 どの旧車も同じですが、古い車ですので部品が破損していたり、最新の部品と合わなかったりする場合は個人での改造は難しいでしょう。(株)ナカムラのプロジェクトでも部品集めに奔走されていました。 フィアット500の改造は、ノウハウを持っている業者にお願いするのが一番安全に早く仕上がるでしょう。

コムスを電気自動車へ改造するには?

コムスは元々EV小型自動車ですが、市販量産車では最高速度が60kmしか出ず、後ろから煽られないようにもう少しパワーを上げる改造が行われているケースがあります。また、市販量産車では航続距離は30kmで燃費もそれほど悪くありませんが、コンセント充電をしなくても済む「ハイブリッド化」を施す改造を行っている人もいます。 ハイブリッド化と言ってもガソリンと電力を併用するわけではなく、発電機を利用してコンセント充電の必要がないようにする改造です。これで航続距離がグンと増えて、50km走ってもメーターは3に減る程度で、トータルでは約80km程度の航続距離が期待できる仕上がりとなっています。 コムスの改造は、すでに電池が搭載されており、パワーアップ分の電池を足していくだけなので素人でも比較的簡単です。

ローバーミニを電気自動車へ改造するには?

ローバーミニを販売しているBMWは、2018年3月にニューヨークで開催されたモーターショーにて、クラシックMiniを電気自動車化したモデルを発表して話題になりました。キュートなクラシックMiniのEV車が量産されるか、と期待されましたが、量産するのは現行モデルのMiniで、クラシックMiniファンの間で落胆のため息が漏れています。 と言うことは、クラシックMiniを電気自動車に改造する価値は残っていると言うことです。改造費用は200万円以上はかかると言われていますが、あの可愛い車体を生き返らせるなら経費は安いと考えるオーナーは多いです。 日本での改造例もありますが、ミッションの形が特殊で若干難しい改造になります。自作で頑張るのもいいですが、クラシックMiniを扱ったことのある業者にお願いするほうが仕上がりも納得できる改造になるでしょう。

車のタイプ別!電気自動車へ改造する費用の相場

電気自動車への改造は基本的にどんな車種でも可能です。電気自動車は新車購入するとまだまだ高額ですので、乗り慣れた愛着のある一般車の税金が上がるタイミングで電気自動車へ改造する人は今後増加すると見込まれています。 一般によく乗られている軽自動車や軽トラ、中古の普通車を改造しようとした場合、どのくらいの経費がかかるのでしょう。新車のガソリン車を買ったほうが安いのか、EV車に改造したほうが安いのか、を見ていきましょう。

軽自動車を電気自動車へ改造する時の相場

軽自動車を電気自動車へ改造する時の相場

スズキ・エブリィの場合ですが、コンバージョンEVを行う自動車整備会社や、工業高校などの研修用に用意されている改造キットを使うと約150万円で完了します。業者や教育用の専用キットですので一般の人が購入するのは難しく、1から自分で部品を集めると経費は割増になると見ておくほうが良いです。 改造がしやすいと言われているクラシックビートルでも、業者に依頼すると250万円はかかります。そのくらいの経費がかかると見積もっておくほうが慌てないでしょう。 軽自動車の場合は、EV改造するよりガソリン車の新車を買うほうが安いです。ただし、電池の価格は年々右肩下がりで下落していますので、今後低価格化してくる可能性はあります。

軽トラを電気自動車へ改造する時の相場

現在、農業用に使われている軽トラを電気自動車化しようという動きが各地で起こっています。山間部や農村部では、ガソリンスタンドが減ってガソリンの確保が難しくなっており、ガソリン不要の電気自動車の需要が急速に高まっています。 軽トラは荷台に電池を搭載できますので改造は比較的簡単です。経費は100万円程度かかりますが、山間部や農家の経済的負担を軽減して普及させようと、改造費を50万円に抑えるための研究が各都道府県で進んでいます。

クラシックカーを電気自動車へ改造する時の相場

クラシックカーを電気自動車へ改造する時の相場

クラシックカーと言っても多種多様あります。アメリカンマッスルカーのような重量感があるものやスポーツカータイプのもの、ビートルやフィアットのような小型のヴィンテージカーまでさまざま存在します。 大きな重量のある車やスピードを要求される車は、それだけパワーや性能も必要ですから搭載電池量も多くなり、小型で軽量なら必要最低限の電池量でパワフルに動きます。 したがって、車種によって重量や求める性能で経費は変わってきます。アメリカンマッスルのようなサイズの車やスポーツカーは500万円以上かかります。ビートルは250万円から、フィアット500などの加工に難しいところがあるヴィンテージカーは300万円以上の経費がかかると見積もっておくと良いでしょう。

中古車を電気自動車へ改造する時の相場

中古車を電気自動車へ改造する時の相場

中古車を電気自動車に改造する時も、重量感や性能を見ると相場がおおよそわかります。ただし、日本の中古車に多いセダンやAT車は改造が難しくなる傾向があり、経費は100万円ほど割増になります。 ホンダのCR-Xや旧シビック、スカイラインやセリカ、RX-7のマニュアル車は300万円以上の相場ですが、メルセデス190Eやボルボ240ワゴン、初代シーマやランクルは400万円以上の相場となっています。セダンやAT車はこの相場よりも100万円アップすると考えておくといいでしょう。 メルセデスSLやポルシェ、ハマーなどは、上記の車種よりも性能向上を要求される分、設定価格は500万円以上と高くなっています。中古車をEVに改造するのは、よほどのこだわりがない限り現実的とは言えません。国産の量産EV車を購入したほうが安いです。

電気自動車に改造すると補助金は出るの?

電気自動車に改造すると補助金は出るの?

2018年現在、補助金は出ません。古いガソリン車を電気自動車化すると環境改善に貢献したことになり、エコカー減税やエコカー補助金の対象になるのではないか、と疑問を持たれる方も多いですが、残念ながら電気自動車に改造した車は対象外です。 エコカー減税は、車離れが顕著になってきた日本の自動車産業を支えるために、環境性能が高い車を「新規購入」した場合にのみ適用される減税です。エコカー補助金は、2011年12月~2013年1月の期間に新車登録をした車に限り適用されました。現在は予算を超過したため募集は行っていません。 コンバージョンEVを専門に行う業者も増えてきましたので、今後は旧車、中古車の電気自動車化がさらに進むと見られています。ですので今後の展開は不明ですが、今のところは国の補助金制度はありません。

地域別!電気自動車に改造してくれるおすすめの企業

地域別!電気自動車に改造してくれるおすすめの企業

個人で行った電気自動車化には補助金はありませんが、各都道府県でコンバージョンEV産業を活性化させようと、事業に携わる企業に補助金を出している地方があります。 中でも大阪府は「大阪EVプロジェクト」と題して、コンバージョンEV事業に参入する企業に助成支援を行っています。その影響から、コンバージョンEVを専門に行う元気な企業が次々と誕生しています。

大阪で電気自動車の改造を請け負っている企業

大阪で電気自動車の改造を請け負っている企業をご紹介します。

株式会社 TGMY

旧シビックを電気自動車化するなど、試作を重ねながら技術を向上させている会社です。電気自動車化に関する質問は企業、個人問わず受け付けています。

ユアサM&B株式会社

他企業とのコラボレーションで、EV3輪バイクやEVスポーツカーなどを独自に製作販売している企業です。ノスタルジックカーの電気自動車化も受付中です。

注目の電気自動車改造キットがあります!

注目の電気自動車改造キットがあります!

電気自動車は、電池はもちろん、モーターやコントローラー、スロットル、バキュームポンプシステムなど、さまざまなパーツが必要ですが、必要最低限15のパーツがあれば電気自動車に改造できます。 自分の愛車を自作で電気自動車に改造したい時は、必要なパーツを1ヶ所で購入できる企業の利用が便利です。バラ売りをしているところもあれば、軽自動車を電気自動車化できる一揃いのパーツをまとめて販売しているところもあります。 しかしまだ、パーツ販売を専門に行なっている企業は少数しかありません。その数少ない企業を見ても、主に自動車整備会社に向けた販売を行っています。価格もオープン価格となっていて、購入するには見積もりを取る必要があります。お願いすれば購入は可能ですが、一般向けに広く販売している様子はありません。

改造は自分でやるべき?業者に任せるべき?

コンバージョンEV事業は車に愛着を持つ人の間で話題を呼び、今後さらに発展していく分野だと予想されていますが、今はまだほとんど普及していません。大切な愛車の改造を手がけたい気持ちはわかりますが、情報も少なく、結局はコンバージョンEV専門業者と一緒に自分も参加して改造を行う流れになるでしょう。 コンバージョンEV事業は現在発展途中であり、手がける企業も発展普及のため、一台一台熱のこもった改造を行っています。安心して任せておくのが、愛車を完璧な電気自動車に生まれ変わらせる秘訣です。 どうしても自分で行いたい場合は、自動車整備会社などが行っている勉強会に参加して、勉強がてら顔なじみになっておくと困った時に力になってくれるでしょう。

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