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歓送迎会の司会の流れとセリフ例・歓送迎会を盛上げる司会のコツ

更新日:2024年10月05日

社会人常識

歓送迎会の司会をすると色々な段取りや進行を考えなければなりませんが、参加された方に「楽しい」と思っていただければ、とても良い会となります。ここでは、司会の進め方からセリフ、盛り上げ方から楽しめる歓送迎会の司会のやり方をご紹介します。ぜひご覧ください。

歓送迎会は人を迎え、また人を送りだす会合ですが、司会の良し悪しで場は和みまた白けます。ここでは、歓送迎会の司会についてご紹介します。

歓送迎会の司会の流れ

順番

歓送迎会の司会の順番などの流れは、概ね以下の内容になります。 1.開会の言葉:司会者が開会を告げ、新任者と転出者を紹介します。 2.最初の挨拶:職場の代表者が、歓迎と送別の挨拶をします。 3.乾杯:職場の次席者か年長者が、音頭をとります。 4.会食、歓談:新任者が馴染める工夫をします。 5.新任者の挨拶:知り合いの少ない新任者をたてて、転任者より先に挨拶をしてもらいます。 6.花束、記念品贈呈:新任者には花束を、転出者には記念品を贈ります。 7.転出者の挨拶:最後に転出者の謝辞をもらいます。 8.締めの挨拶と手締め:締めの挨拶をしてもらった後に、手締めの音頭をとってもらいます。 9.閉会の言葉:司会者の型どおりの挨拶で結びます。 10.お開き、2次会の案内:2次会を用意している場合は、その旨を告げます。 歓送迎会は「歓迎」と「送別」を同時にする会なので、双方のバランスに注意します。司会において挨拶の順序にこだわる必要はないですが、新任者を気配りをした方が良い感じになります。

進行の注意点

歓送迎会において司会が注意する点は以下のとおりです。 1. 当日の主役(迎え入れる人、送り出す人)をチェックします。 2. 当日の主役(迎え入れる人、送り出す人)の異動日や着任日、入社日、退職日を確認しておきます。 3. 当日の式次第の確認(プログラム進行表の確認)をしておきます。 4.幹事で決めた、以下の各人を確認しておきます。 ・挨拶・スピーチをする人 ・主役を紹介する人 ・主役を代表して一言述べる人 ・乾杯の音頭をとる人 ・万歳三唱をする人 ・お礼の言葉を述べる人 ・余興などをする人 ※難読な氏名には、読みがなをふっておきましょう。 5.席順や着順やスピーチなどの立ち位置を考慮に入れて会場をチェックします。 6. 参加者が歓談する間に、幹事は料理や飲み物がすべて出されたかどうかに気配りをしますので、司会者は頃合いを見ながら式をすすめます。 7. 参加人数の多寡が声の大きさ、視線、立ち位置などに関係します。司会はおよその参加人数を把握しておきましょう。

歓送迎会の司会のセリフ例

挨拶

1.開会の言葉 「ただ今から、○○部の歓送迎会を行います。新たにお迎えする方は○○課の○○さんと○○課の○○さんです。転任される方は○○課の○○さんと○○課の○○さんです。」 2.最初の挨拶 「まずは○○部長よりそれぞれの方へお言葉をいただきます。」司会の言葉は全員が注目するので、ゆっくりと大きな声で言います。

寸志の紹介

司会者は頂いた感謝の言葉と内容を紹介します。 「本日の会に○○部の○○部長より寸志をいただいておりますので、ご披露いたします」 「本日の会に○○専務より御樽をいただいておりますので、ご披露いたします」

乾杯

「それでは、皆さんで乾杯をしましょう。乾杯の音頭は、○○次長にお願いします。」 ※主催の挨拶する人と乾杯の音頭をとる人を同じ人にしても構いません。

中締め

「では、ここらへんで会場のお時間が迫っておりますので、一旦締めさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございました」 中締めは、飲み会や宴会そのものを締める訳ではありません。そのため「この挨拶は中締めの言葉です」という点がはっきりとわかる言葉を心がけましょう。

本締め

「今日は、楽しいお時間を皆様と一緒に過ごせ、大変嬉しく感じます。まだまだ飲み足りないという方もいらっしゃいますので、この後は○○で二次会を予定しています。お時間に余裕のある方は、ぜひご参加ください」「最後に○○課長より、締めのご挨拶と手締めの音頭をお願いします。」※挨拶をする人と手締めをする人を分けても構いません。 司会者最後の一声です。会が和やかに終わるように心がけます。

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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