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更新日:2024年06月10日
日本語には読み方のわからない漢字や言葉が多くあります。この記事では、そんな言葉の一つである「喪う」という言葉にフォーカスして、意味や読み方を解説します。「喪う」の読み方が気になったあなたは是非この記事を読んでください。実はあなたが知っているあの読み方なんです。
「喪うって一体どんな読み方をするの?」 「喪うって言葉にはどんな意味があるのだろう?」 「喪服と同じ漢字だからお葬式に関係する意味合いかな?」 このように「喪う」という言葉の意味や読み方がわからず、困惑してしまう方は非常に多いのではないでしょうか。 確かに喪服と同じ漢字ではありますが、読み方が「もう」ではどうも日本語として間違っている気がします。 そこで、この記事では「喪う」の意味・読み方といった基本的な情報をはじめ、使い方や「失う」との違いを例文など織り交ぜながらわかりやすく解説していきたいと思います。 この記事を読むことで、馴染みの薄い「喪う」という言葉をしっかりと理解し、シチュエーションに合わせて正しく使いこなすことができるようになります。 「喪う」という言葉の意味や読み方が気になる方は、是非ともこの記事を読んでみてください。
それでは早速、「喪う」の意味・読み方についてそれぞれ解説していきます。 「喪う」という言葉には、「何かをなくす」という意味があります。 続いて、読み方ですが、こちらは「うしなう」と読みます。 お気づきの方もいるかと思いますが、「喪う」とはわたしたちが日常的に使っている「失う」と同様の意味と読み方をする言葉だったのです。 であれば、わたしたちが今まで「失う」を使っていた全てのシチュエーションで、気にせず「喪う」を使うことができるのかと疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。 「喪う」はどちらかというと詩的な文飾で使われることが多く、通常であれば「失う」を用いることが一般的です。 具体的な使い方を次項でご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
ここでは、「喪う」の使い方を、例文とともにご紹介していきます。 先ほど「喪う」という言葉は、「失う」と同様の意味を持つことを解説しました。 基本的には「失う」と同様のシチュエーションで問題なく使うことができます。 「お金を喪う。」であれば、お金の所有権が自分から離れ、なくなる。という意味で使い、 「信用を喪う。」であれば、信用が得られなくなり、なくなる。といった意味で使われます。 しかし、「喪う」には「亡くす」や「死に別れる」のように、「命が消えてなくなる」といった意味合いが含まれているのです。 よって、「わたしは大切な人を喪った。」や、「あのチームは偉大な指導者を喪った。」のように、誰かを亡くすといったシチュエーションでは「失う」ではなく「喪う」を使う方が適していると言えます。
日本語には異なる表現で同じ意味を持つ言葉が多数存在します。ここでは、「喪う」の言い換え表現をいくつかご紹介します。 「喪う」には様々な言い換え表現が存在し、辞世・昇天・致命・往生などがあります。見慣れた表現もあれば、そうでないものもあるのではないでしょうか。 中でも、辞世は日常的にはあまり使われない表現ではないでしょうか。 辞世とは「じせい」と読み、意味は「この世をさること」です。 辞世にはもう一つの意味として、「死に際に作る和歌や俳句などの作品」というものがあります。 これは辞世の句とも呼ばれ、故人が生前に書き残した詩的な短文のことを指し、高杉晋作や明智光秀の娘である細川ガラシャといった歴史的な偉人たちも数多く書き残しています。 ここでご紹介した表現はほんの一部です。他の表現も気になる方は、是非ご自身で調べてみてください。
先の「喪う」の意味・読み方で、「喪う」と「失う」は同じ意味を持つことを解説しました。 しかし、厳密にいうとこの二つの言葉には、ある特殊な違いがあるのです。ここでは、「喪う」と「失う」の違いについて詳しく解説していきます。 そもそも喪という漢字は常用漢字であり、ソウ(音読み)または、も(訓読み)と読みます。 「喪う」という読み方は、表外読みと言って常用漢字表から除外されている読み方にあたり、「喪う」を「うしなう」と読むことは本来ではなかった読み方ということになるのです。 つまり、「失う」は常用漢字表に記載され、「喪う」は除外されているという違いがあることがわかります。 また、「喪う」には「亡くす」や「死に別れる」などの、命が消えてなくなるといった意味合いが含まれる点も「失う」との違いと言えます。
「喪う」という言葉の意味や読み方、「失う」との違いを解説してきました。 「喪う」はわたしたちが日常的に使っている「失う」と同様の読み方で、意味も基本的には同じであることがわかったと同時に、「喪う」には「亡くなる」や「死に別れる」といった、「命が消えてなくなる」という特別な意味合いも含まれていることもわかりました。 このような理由から、人が亡くなったというような特定のシチュエーションにおいては「失う」よりも「喪う」を使う方が適していると言えます。 さまざまな表現で同様の意味を持ち、尚且つ、一つ一つのニュアンスが微妙に異なる言葉が存在するのは日本語の難しい部分であり、美しさでもあります。 この記事を参考に、言葉の一つ一つの意味を理解し、正しく使うことの大切さを再発見していきましょう。
記載されている内容は2022年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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