口にしたくなるおしゃれな四字熟語27選！座右の銘におすすめの言葉も紹介

「晶瑩玲瓏（しょうえいれいろう）」の「晶瑩」とは光が透き通っている様子を表し、「玲瓏」はキラキラした宝石のように輝くさまを意味します。そのため、「晶瑩玲瓏」は濁りなく透明で、玉のように綺麗な様子を意味する四字熟語になります。 「晴れ渡った空のもとで見る湖面は、まさに晶瑩玲瓏だ」「彼女の澄み切った歌声は、晶瑩玲瓏の評価に値する」のように使用すると良いでしょう。

「迦陵頻伽（かりょうびんが）」は仏教用語の1つで、半人半鳥の想像上の生き物です。「迦陵頻伽」はとても美しい声で鳴くとされ、その鳴き声は仏の声をたとえる際の表現として用いられています。 四字熟語としての「迦陵頻伽」は、比類ないような美声を形容する表現です。サンスクリット語の「カラヴィンカ」が音訳されたもので、おしゃれでエキゾチックな響きがあります。

出典: 二羽のメジロと梅の花の写真素材 - ぱくたそ

ここからは、美しい四字熟語の中でも「可愛い」響きを持ち、愛らしい存在を形容する四字熟語を紹介していきます。 四字熟語の中には、日常生活であまり馴染みのない漢字が使われていることがあります。四字熟語の意味と一緒に、漢字の知識も増やしていきましょう。

「桜梅桃李（おうばいとうり）」は、他人と比較せずに自分の個性を磨いていくようにとの教えを含む四字熟語です。 「桜」「梅」「桃」「李（すもも）」は、春になるとそれぞれ美しく可愛らしい花を咲かせます。これらの木々のように、自分だけの綺麗な花を咲かせることを目標に生きることの素晴らしさを説いているのでしょう。

「鳥語花香（ちょうごかこう）」は、鳥のさえずり（鳥語）と花の香り（花香）から連想されるように、情緒あふれる春の景色を意味するおしゃれな四字熟語です。 中国の詩人である呂本中の「庵居」がこの熟語の出典で、類義語に「桃紅柳緑（とうこうりゅうりょく）」や「柳暗花明（りゅうあんかめい）」といった表現もあります。

「天真爛漫（てんしんらんまん）」とは、純真無垢で屈託のない様子や、飾り気がなくありのままであることを意味する四字熟語です。 これは誉め言葉として使われる一方で、周囲への配慮が足りない人に使われることもあります。使われ方によっては「無神経」や「世間知らず」の意味にもなることに注意しましょう。

「一笑千金（いっしょうせんきん）」とは、一度の微笑みが千金の価値にも匹敵することを意味する四字熟語です。微笑みにそれほどの価値が見出せる美人を表す熟語になります。 美人をたとえる表現は、ほかにも「容姿端麗（ようしたんれい）」「紅口白牙（こうこくはくが）」「仙姿玉質（せんしぎょくしつ）」など、多数存在しています。

四字熟語の「洒々落々（しゃしゃらくらく）」が意味するのは、さっぱりしていて物事に執着しないさまのことで、人の性格や態度を言い表す言葉になります。 普段の生活で馴染みのない表現かもしれませんが、会話や文章の中でさりげなく使えるとおしゃれです。正確な用法を知っておきましょう。

「純情可憐（じゅんじょうかれん）」は、純真で可愛らしい様子を意味します。これは、少女を形容するときに使用されることが多い四字熟語です。 「純情可憐」の類義語に「純粋」や「無垢」があります。これらを花言葉に持っているのはユリの花です。言葉で伝える代わりに、白いユリを送ってもおしゃれでしょう。