IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン
PR

【ハイブリィド株式会社】ITコンサルでもエンジニアでもリモートワークを本格化

更新日:2024年01月01日

インタビュー記事

これまでの実績をベースに、ここ1年半ほどで一気に普及したリモートワークでも順調にプロジェクトを推進するハイブリィド株式会社。同社のリモートワークについて、人事の岡田さん、コンサルタントの藤崎さん、エンジニアの山田さんからお話を伺った。

【ハイブリィド株式会社】ITコンサルでもエンジニアでもリモートワークを本格化

自社内のITコンサルやリモートワークで、ITに新たな価値観を

自社内のITコンサルやリモートワークで、ITに新たな価値観を

会社概要を教えてください。

岡田:2015年に創業し、現在の社員数は80名ほど。コンサルティング・システム開発・ITサービスの主要3事業に加え、人材を支援する教育・研修と人材紹介の5つの事業で企業のITライフサイクルを一貫支援している会社です。

コンサルティングから開発、運用まで、企業のIT活用のすべてに関わっているんですね。

自社内のITコンサルやリモートワークで、ITに新たな価値観を

岡田:そうですね。具体的には、IT戦略の立案や基幹システム刷新の企画立案、システム開発導入のプロジェクトマネジメントまでの上流から下流までを幅広く支援をするコンサルティング、業務システム開発および自社プロダクト開発に関わるエンジニアリング、クライアント情報システムの業務支援を行うだけでなく、運用改善提案および実行支援をするITサービスです。 コンサルタントや業務委託社員がいなくなった後に業務が回らない状態では意味がありません。 当社ではクライアントと伴走しながら成長を促すコーチスタイルのコンサルティングを行うことで、組織力を向上させ、変化へ自力で対応できかつ、経営・事業に貢献するIT部門へと導くことを目的としています。

新たな取り組みに意欲的な印象があります。会社として何か積極的に取り組んでいることはありますか?

岡田:当社は、フルリモートで働ける在宅勤務制度をこの春からスタートしました。 もともと当社では、コロナ前からフルフレックスでの働き方や就業場所は選ばずという考え方がありました。なので、実際にコンサルタントとエンジニアは、フルリモートで勤務をしている方もいます。 そのため、時短勤務で育児をしながら働いているママさんワーカーや家庭の事情で故郷に帰ってリモートで働いている仲間もいます。しかしながら、クライアントとの打ち合わせは現地でということが多かったのも事実です。 そんななか、2020年は世の中の流れも大きく変わり、Web会議やチャットツールを使うことで、多くの業種でリモートワークができることが明らかになりました。 当社も昨年1年間、各プロジェクトでリモートワークを推進し、その成果を得て、独自の在宅制度を制定しています。

具体的にはどういった制度があるのでしょうか?

岡田:自宅の通信環境の利用や整備に対する手当を支給、コワーキングスペースの利用料やバケーションワークなどに使える自宅外ワーク手当、フルリモートを前提に首都圏から地方への引越しをする方や実家にUターンしてリモートワークをするための引越費用の補助などがあります。 また、希望者には大型のモニターやヘッドセットも会社から貸し出していますね。 今年の4月から運用を開始して日が浅いですが、バケーションワークとして家族と長期旅行に行かれている途中に業務日を設定し、旅行先で仕事をした方や、緑に囲まれた環境で仕事をしたいという思いでバケーションワークを利用した方々がいます。まだスタートしたばかりなので、実情に合わせて改善し、引き続きリモートワークしやすい環境を整えていきたいと考えています。

ポイントを押さえれば、ITコンサルタントもリモートワークが可能

ポイントを押さえれば、ITコンサルタントもリモートワークが可能

現在の仕事内容を教えてください。

藤崎:前職もコンサルタントで2021年4月に転職しました。現在は前職から継続しているクライアント1社と、入社後の新たなクライアント1社を担当しています。事業の利用促進やDXをテーマに、業務を行なっています。

どちらもリモートで対応されているんですよね。

藤崎:そうですね。前職では10社以上のクライアントを担当したこともあり、対面で対応する時間に余裕が無くテレビ会議を利用すること、遠隔でメンバーとの意識合わせを行うように業務方法を改善することで、リモートでのコンサルティングのノウハウを蓄積していきました。 転職後はほぼリモートで、外出するのは月に2~3回程度。今でも、1日の半分くらいはリモートでの打ち合わせを行なっています。

リモートでコンサルをうまく進めるポイントはありますか。

藤崎:リモート会議を実施する上で、事前に議題、前提条件、決めたい事項などを含めてアジェンダを告知し、それに適した方に会議に出席をしていただくように協力を依頼しています。 社内会議であれば、時間が空いているから一応出席する人もいますが、お客様が無駄な時間を過ごすのではなく、密度の濃い生産性のある会議にすることに、努めています。 初めはぎこちない部分もありましたが、回数を重ねるごとにクライアントも慣れ、リモート会議がスムーズにできるようになりました。

リモートだと相手の様子が見えないから、ちょっとした相談がしにくい、という声もありますよね。

藤崎:確かに、顔を合わせている状態と同じように声をかけるのは難しいと思います。ただ、これは相手のスケジュールを把握することで解決できると考えています。 相手の予定を把握することで会議中や集中しているであろう時間に、連絡を控えることもでき、隙間に連絡をすることで話す体制が整った状態で会話することが可能です。 もちろん、多忙な方には電話ではなく、メールやチャットなどで事前に会話したい内容を展開することで、何を話したいのかを事前にインプットしておくことが重要だと思います。   目の前にいないからこそ、自分自身から情報発信を意識すること。相手のスケジュールを理解し相手が会話できるタイミングで連絡を取るようにすることなど、常に相手のことを考えることが、リモートでのコミュニケーションをとりやすくするコツかもしれません。

転職後に担当しているクライアントに対してはいかがですか。

藤崎:現場主義的な傾向が強い業種なので、リモートにも慣れてもらうように働きかけています。 例えば、リモートで使いやすいツールを提案したり、図表や画像を多用したわかりやすい資料を作成したり。これまでのリモート会議のスキルを融合させて、徐々に進めやすくなってきています。

まさに「ITコーチ」のあるべき姿のように感じます。

藤崎:ありがとうございます。私自身としては、「ITコーチはかくあるべし」という意識はなく、先輩方も当たり前のようにやっているお客様をリードすること、お客様と共に成長をしていくこと。を理念として仕事に従事しているのだと思います。 今後はクライアントにとって、もっと身近なITコンサルタントになりたいですね。何かやりたいことがあれば、思い悩むことなく、コンサルタントに気軽に相談ができる環境を実現していきたいと思います。当社なら、自分が理想とするコンサルタントになれそうです。

エンジニアとコンサルタントのチームワークで、やりがいもグッと深まった

エンジニアとコンサルタントのチームワークで、やりがいもグッと深まった

現在の仕事内容を教えてください。

山田:2019年秋に入社しました。ちょうどその頃からクラウド型ERPシステムの導入開発プロジェクトが本格化したので、そちらのチームに参画。当システムの入替や開発、納入、稼働まで、現在は3案件を担当しています。

リモートワークが進んでいると思いますが、実際はどんな状況でしょうか。

山田:入社当初はオフィスに出社したり、クライアント先に伺って打ち合わせしたりすることがありましたが、コロナウイルス禍の影響を踏まえ、この1年はずっとリモートワークが続いています。 自宅で仕事ができるので、これまで片道1時間ほどあった通勤時間がゼロに。その分、仕事や自分のことができるようになり、これまでいかに通勤時間に拘束されていたかを実感しました。 またクライアントも2案件が東京の会社で、これまで以上にいろんな案件に会えるチャンスが広がっています。チームを組む時も、住んでいる場所ではなく、スキルを踏まえてメンバーを集められるので、最適なチームづくりができるようになったと思います。

御社では社内コンサルタントとのチームワークが基本ですよね。

山田:コンサルとエンジニアが別会社だと、コンサルはエンジニアにとって実現不可能な夢を描く厄介者になりがちでした。でも当社は違います。 コンサルが立案する時もエンジニアがサポートに入り、可能性を判断したり方向性を示したりできます。一緒に考えたからこそ、エンジニアには実現させる責任があり、これまで以上に使命感を持って仕事に臨めています。

エンジニアとコンサルタントのチームワークで、やりがいもグッと深まった
エンジニアとコンサルタントのチームワークで、やりがいもグッと深まった

ITコーチでクライアントのIT人材の育成やITリテラシーの向上に取り組む同社は、自社の人材育成にも熱心だ。福利厚生ではスキルアップのための書籍購入やセミナー受講が可能で、藤崎も山田も積極的に活用している。 「自己研鑽は自分で時間を作り、自己投資をするものだと思っていたので、当社の手厚さは想像以上でした」と藤崎は語る。前職は大手企業だったという山田も「中小企業の規模で考えると大満足」とのこと。向上心のある人なら、これらの制度も活用し、成長することができるだろう。 リモートワークでの取り組みを進め、ITコンサルとして理想のシステムの実現化するとともに、クライアント企業の人材育成も行う同社にぜひ注目したい。

初回公開日:2022年01月25日

記載されている内容は2022年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング