ソフトバンク「エンジニア」インタビュー|エンジニア組織の強みは”スピード感”と”革新性”
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更新日:2024年06月18日
2020年に創業30周年を迎えた末広システム。少数精鋭のSESとしてプロジェクト先と信頼関係を築き、的確な事業を続けている。それを支えるのが、エンジニア思いの組織体制。発明家でユニークな視点を持つ代表の阿部さんとエンジニアの田中さんにお話を伺った。
阿部:1990年創業。大手SIerの業務系システム開発をSESの形で担当しています。案件としては、金融関係のシステム開発や予備校システムの保守・運用など。2~3名ほどの複数名でプロジェクトに加わることを基本としています。
阿部:そうですね。売りっぱなしではなく、その後の運用・管理も担当して、月額管理費をいただくストックビジネスとして取り組んでいます。と言いますのも、主要事業のSES以外の事業も育てたいと考えているからです。 例えば、派遣作業者への毎日の指揮命令をクラウドで一括管理する「作業指示ロボ」も、その一つ。SESや派遣関連の現場の業務を便利にします。実はこれは私のアイデアなんです。
阿部:「ちょっとここが不便だな」とか、「こんなものがあればいいな」と考えることが好きです。例を挙げると「リポイト」は、クリアファイル用の付箋で、ファイルの中身を一目瞭然で示します。今までありそうでなかった商品ですね。当社で特許出願済です。 AIを活用したドローンも発案したのですが、特許申請に苦労しています。理屈ではいろいろなことに活用できるはずなので、現場で使ってみて効果を検証したいと思います。
阿部:世の中が大変、ということでは、リーマンショックの時と似た状況にあると思います。あの時は開発案件も軒並みストップしてしまい、結果として後から支障が出て苦労しました。その教訓があるから、今回は開発が止まることなく、安定した案件数が続いています。
阿部:いくつか理由があると思いますが、業界内での歴史が長く、案件にマッチした人材を送り出していることでしょうか。社員の意向を汲んでマッチングできるよう、心がけています。
阿部: 30人ほどの会社ですから、帰社日などで気軽に話ができる環境があります。ただ、私からあれこれと指示することはありません。現場や勤務状況を記した週報を提出してもらう以外は、エンジニアの自主性に任せています。
阿部:そうですね。日本の企業は年功序列型な給与体系が基本ですが、私は、育児や教育費がかかる若い時に給与を厚くして、その後下がるような先行投資型が本当は望ましいと思っています。 ただ、途中で辞めてしまうと、先行投資として成立せず、なかなか実現は難しい部分も。そのために、家族手当や住宅手当など、各種手当を充実させて、理想に近づきたいと考えています。
阿部:リモートワークが増えましたから、自宅のネットワーク環境が整うようにリモート手当を支給したり、機器類を貸与したりしました。 また、通常なら月に1回の帰社日の飲み会や忘年会などで親睦を深めていますが、今年はそれもかないません。そこで、忘年会費として社員に5,000円分の商品券を配布。家族との食事やリモート飲み会とか、プライベートが充実できるよう自由に使ってほしいと思います。
田中:12年前に新卒で入社し、金融系など、いろいろなシステム開発にSESの形で携わってきました。 今は求人サイトのシステムの改善案件に関わっています。具体的には仕様書の修正や設計、テストなど。2020年春以降はテレワーク勤務も増えました。
田中:真面目な人が多い穏やかな会社です。他のエンジニアに会えるのは、帰社日の時くらいですが、スッと和める感じがありますね。社長とも距離が近くて、発明のお話もよく伺っています。いつもいろいろなことに挑戦していて、若々しさを感じます。
田中:大手企業だと確固たる会社の文化のようなものがあり、そこに縛られがちです。でも、当社にはそういうものがなく、エンジニア主体で自由に伸び伸びと働けます。また、案件が途切れずいろんな現場に関われるので、技術力やコミュニケーション力も養われます。
田中:固定概念がなく、柔軟に対応できる人ですね。例えば、現場ごとにプログラムの書き方は異なります。プログラミング講座などで教える標準的な書き方もあると思いますが、それだけを押し通してしまうと、他のPGが解読できません。 現場ではチームワークが大切なので、臨機応変な対応が必要になります。そのことを理解して、コミュニケーションのキャッチボールができる人と一緒に働きたいと思います。
業務説明と同じくらい発明品について熱く語られる阿部社長。着目点もユニークで、「なるほど」と思わずにはいられない。さらに熱く語られたのが、年功序列ではなく、先行投資で厚くしたいという給与体系のあり方。その実現に向けての各種手当の充実という流れは、とても説得力を感じた。 エンジニアの自主性を尊重するおおらかな雰囲気を大切にしつつ、重要なポイントはしっかりと組み上げている、非常に誠実な会社。そんな同社にぜひ注目してほしい。
記載されている内容は2021年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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