ソフトバンク「エンジニア」インタビュー|エンジニア組織の強みは”スピード感”と”革新性”
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更新日:2024年06月18日
本当に自分にあった現場なのか、エンジニアが案件を任されるとき、頭をよぎることではないだろうか。そんな不安を解消するために、エンジニアありきの仕事選びを重視しているのが、株式会社ウイングプラスだ。今回は、人事担当の山口信人さんにその真意を伺った。
山口:創業は2006年で、社員数は40名です。現在はSESを主体とした事業形態で、金融や情報通信等の業務系アプリケーション開発を得意としています。ここ数年は事業規模の拡大に努めており、毎年10人ほど社員を増員。それに伴って、2020年1月に現在の池袋のオフィスに移転しました。
山口:将来的に自社開発システムを打ち出していきたいと考えています。その第一段階になるのが、受託開発です。受託開発をすれば、社内のコミュニケーションがとりやすい環境下で新人を育成し、力のあるエンジニアを増やすことができます。そのために、基盤となる人材確保に努めています。
山口:創業時から一貫して、エンジニアのやりたいことと案件をマッチさせることに取り組んでいます。案件ありきの割り振りではありません。 これまでの実績から、当社には一日に300件もの案件が寄せられます。エンジニアは、自分の技術力向上や将来のビジョン、ワークライフバランス等と照らし合わせて、自分のやりたい案件を選ぶことができます。
山口:たとえば、前職ではテスターの経験しかなかったけれど、当社に転職後は開発案件に携われるようになったり、新しい言語に挑戦したりといったことですかね。ほかにも、自宅から近くて、育児と両立しやすい現場を選ぶ社員もいます。 当社への転職理由も、「残業が多い環境を変えたい」「運用保守から開発業務をやりたい」などがあり、多くの社員が入社後は理想に近い仕事を実現しています。20~30代の社員も増えていますが、こういった環境なので辞める人は少なく、定着率も高い水準を保っています。
山口:やりたい案件で、よりよく働けるよう、営業担当者はエンジニアとこまめに連絡を取り、気軽に相談できる関係を構築しています。 たとえば、事前に話を聞いていても、実際に現場に入ったらちょっと…ということもあります。そんな時はエンジニアから営業に相談し、営業担当者から先方に交渉しています。状況が改善されない場合は、契約更新せずに別の案件を探すことも。常にエンジニアの働きやすさを考えた対応をとっています。
山口:フォローするのは営業担当者だけではありません。エンジニアは参加しているプロジェクト以外に、5~6名単位のチームに所属しています。チームごとにエンジニアのリーダーがいるので、技術的なことはリーダーに相談したり、教えてもらったりできます。なかには、チームごとのミーティングを行うところもありますね。 自分のやりたい内容で案件を探すと、場合によってはウイングプラスからは単独でプロジェクトに参加することもあります。しかし、営業担当者とチームリーダーのW体制のフォローが受けられるので、一人で抱え込む心配もありません。非常に安心感を持って働けると思います。
山口:代表の赤羽氏が「ゴーイング・コンサーン(企業の継続)」を座右の銘とし、常に考えているからです。企業は、社員とその家族と顧客のために、存続し続けなければなりません。社員を大切にすることで、活躍できるようになり、企業としても対応領域が広がり、企業成長に繋がるのです。 また、本人がやりたいことをやることも重要視していますが、それが社員自身の成長に繋がるかどうかを、企業としても見極めています。たとえ一時的に売り上げが落ちることがあったとしても、エンジニアの将来に必要な技術だと考えれば、経験の有無にかかわらず、案件を提案することもあります。 エンジニアが新たな技術を身に付け、後々活躍してくれれば、本人のためにも、企業のためにもなり、お互いが成長し続けることができますからね。
山口:回りに目を配り、思いやりを持って取り組める人です。会社が自分に何を期待しているのか、それは何故なのかを考え、その期待に応えようと頑張れる人とも言えます。そのために当社では、エンジニアに売り上げや利益に関わる内容も率直に話しています。 エンジニアが客先で頑張り、評価が上がります。評価は会社の売上向上につながり、それがエンジニアの給与や賞与にも反映されます。数字にガツガツしろ、ということではなく、自分の成長の証しとして数字をとらえてほしい。ぜひそんなモノの見方も、当社で養っていければと思います。
山口:社会人として仕事をする時間は、人生の半分くらいあると思います。そんなに多くの時間を費やすのなら、充実した時間にしてほしい。仕事の時間が充実していれば、それ以外の生活の豊かさにもつながります。自分が納得する仕事で、常に成長し、有意義な人生を送ってほしいと考えています。
ここ2~3ヶ月の労働環境の変化を受け、同社の案件でもリモートワークに移行したり、それがかなわない場合は、時差出勤や交代勤務を増やしたりしているそうだ。リアルからオンラインへ、人との接し方も変わる今、このままでは極端な個人主義になってしまうのではないかと、山口氏は懸念する。 人との関わりのなかで自分の存在意義を知り、充実した時間を作ってきた同社は、これからも共に成長できる仲間と働くことを大事にしていきたいとのこと。受託開発、そして自社開発と中長期的な目標も掲げ、ゴーイング・コンサーンに取り組む同社に、ぜひ注目してほしい。
記載されている内容は2020年07月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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