ソフトバンク「エンジニア」インタビュー|エンジニア組織の強みは”スピード感”と”革新性”
注目のプロダクトを生み出す企業で、エンジニアはどのような働き方をしているのでしょうか。今回は”情報革命で人々を幸せ...
更新日:2024年06月17日
1991年に創業し、大阪と東京でシステム開発・運用・保守案件に取り組む株式会社パワーハウス。現場の特性に合わせた人材配置で、エンジニアのレベルアップを図っている当社。今回は、蒔田さんと小池さんのお二人にお話を伺いました。
蒔田(写真右):2013年の8月に中途入社しました。前職では塾講師をやっていたのですが、その会社が倒産してしまって。当座の仕事で知り合いのIT会社を手伝ったあと、今の会社に転職しました。 両社とも組織体制が不安定で、理不尽なこともあったので、当社の「自分がやられて嫌なことはしない」という企業理念に魅かれました。黒字経営が続いていることも安心材料になりましたね。 小池(写真左):私は蒔田さんより少し前の2013年5月の中途で入社しました。IT企業の正社員を経て、フリーランスのエンジニアをしていたのですが、フリーランスでは今のスキルで確実にできる仕事しか受けられないので、スキルを上げるのが難しかったんです。 レベルアップを目指すには、いろいろな案件に対応できる正社員エンジニアが向いていると思い、即戦力で働ける今の会社に入社しました。
蒔田:求人サイトの採用管理システムの開発を行なっていて、社内メンバーが10数名入っている現場で、二つあるチームのうち一つのチームリーダーを務めています。主に開発、運用、保守に関わっている現場で、私もすでに2年ほど担当していますね。 また、地図情報システムに関する現場もあり、人員の状況によってはこちらに入ることもあります。入社して7年になりますが、どちらも長く担当している案件になるので、どちらかの現場に関わってきました。 小池:私は蒔田さんと同じ顧客で、半年から1年ごとにプロジェクトが変わることを繰り返しています。今関わっているのは、物流システムの配送ルート開発で、その前はメーカーの部品ユニットの検査アプリ開発を行なっていました。そのほか、ゲームセンターなどに置かれる両替機や、IP無線のネットワーク回線等の管理システムに携わっていたこともありますね。
蒔田:私のミッションは新人育成です。担当している現場の保守などの業務は、新人でも取り掛かりやすいですし、付き合いが長いユーザーになるので関係性も良好。若手のファームのような現場ですね。 私も入社した頃は、ほぼ未経験者の状態でした。大学では専攻していましたが、実務はちょっとかじった程度なので、自分がわかりにくかったことは新人もわからないだろうな、と思っています。塾講師の経験を活かして、どうすれば伝わるのか、常々考えています。 小池:私の役割は切り込み隊長、ミッションは現場拡大です。まず、自分と2~3名のチームで入って、プロジェクトに取り組み、その仕事ぶりが認められて、次のプロジェクトを依頼されたり、メンバーを増やしたりしています。 ユーザーと交渉したり、新人を育てたりすることは、フリーのエンジニアではできなかったこと。当社に入社して成長できたんだと思います。
小池:コミュニケーションがきちんと取れることが大前提です。何がわからないかを伝えられないと、教える側もどう応えればいいのか悩んでしまいます。相手とのコミュニケーションは、SEやPLになったときも不可欠ですからね。 蒔田:あとは能動的なこと。自分もほぼ未経験の入社でしたが、疑問点や不明点はどんどん上司に聞いて、知識をつけてきました。最初のレベルに関係なく、そういう姿勢は大事だと思っています。 小池:確かに自発的な意志がないと、教えてもなかなか伝わらない。仕事中に吸収できればそれでいいし、余力があれば休日も独学するのもアリかなって。 蒔田:自分は「好きだからやる」のが基本だから、無理にプライベートを削ることはないと思うな(笑)。たとえば、何かバグが出たら「なぜ?」と思って調べるみたいな感覚。些細なことでも興味を持てるかどうかで、知識の広がり方は変わってくると思います。
蒔田:以前、複数の会社が集まってプロジェクトを組んだとき、他社が担当した部分に不明点が多くて、こっちで巻き取って作り直したことがありました。自分たちでは当たり前と思っていることでも、世間的には丁寧に見られていることを踏まえると、それだけ自分たちは真面目に臨んでいるんだな、と思いましたね。 小池:社員一人ひとりが頑張って結果を出しているから、それが黒字経営になり、ユーザーの受注条件につながり、いい案件が得られるという良いサイクルができていると思います。 蒔田:だからといって、ガチガチの真面目なわけでもありません。野球やゴルフ、ボーリングの同好会での交流もあるので、現場で一緒になったことはなくても、同好会を通じて仲良くなった方もいますよ。
蒔田:新人育成はこれからも変わらないミッションです。チームの核になれる人材を育てて、体制を大きくしていきたいですね。また小池さんに比べると、クライアントに近いところの業務経験が少ないので、そういった領域にも挑戦してみたいです。 小池:自分自身では、それほどのスキルがあるとは思っていません。でも、クライアントから評価していただき、プロジェクトを任せてもらえているのは事実としてある。自分にできたことを部下にも任せていき、もっと成長してほしいと思います。
創業から30年という歴史が実績を作り、クライアントとの信頼を生み、社員一人ひとりの成果が良いサイクルにつながる。これはパワーハウスならではの魅力といえるだろう。 また取材を通して、それぞれキャリアや適性を活かして活躍する二人を、お互いがリスペクトしあっている様子も伝わってきた。「社員一人ひとりのことを考える会社を創ろう」という企業理念が、自然に息づいていることを実感した。キャリアアップを目指しながら、イキイキと働ける職場として注目しておきたい。
記載されている内容は2020年07月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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