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expの意味や使い方を学ぶ!エクセルで使えるexp以外の関数6選を解説

更新日:2024年03月25日

英語

expがどのような意味で使われている略語なのかご存じでしょうか。本記事では、関数としてのexpおよび、関数以外の「略語」としての意味を紹介しています。1つの意味だけに捉われて間違った解釈をしてしまわないように、それぞれを知識として身につけておきましょう。

expの意味とは

指数関数(eのx乗)は expx とも表記されます。指示関数として使われているexpは「exponential」という単語の略です。「exponential」は「指数の」という形容詞です。

expの読み方

指数関数「exp」は単純に「イーエックスピー」とも読みますが、正式な単語の読み方で、「エクスポネンシャルエックス」とも読まれます。ちなみに、eのx乗で表記される場合は、そのまま「イーのエックス乗」とも読まれます。

exp関数は数学で習う

exp関数は数学で使われる関数ですが、高校数学の段階では「exp」という形では習いません。高校数学としては、eのべき乗の形式で教わります。 しかし、べき乗の形式で表記すると、分数なども用いる複雑な数式では、べき乗部分が細かな文字になってしまい、判別しづらくなるので、「exp」という表記を用いた方がすっきりと見やすい数式になります。

expの使い方や表記

指数関数expはエクセルでも関数として用意されています。エクセルにおけるEXP関数はe(2.71828182845904)を底とする数値のべき乗を返す関数として定義されています。 エクセルでexp関数を使う際は、数値eを底とするべき乗の指数を、数値またはセル参照で指定します。以下に、B1のセルに関数「EXP(A1)」を設定し、B2のセルに「EXP(A2)」を設定した場合の結果の例を記載します。

行番号・列番号AB
171096.633158
2-70.000911882

正しい表記

指数関数はeのべき乗で表記するのが正しい表記方法です。しかし、べき乗で表記すると、文字が小さくなり、複雑な数式になるほど正確に読み取るのも難しくなります。そのため、expを使った表記が使われることが多くなります。 エクセルで指数関数EXPを使う際の表記ルールは、「=EXP(値)」となります。「値」には、直接数値を入力することも、数値が設定されているセルを指定することも可能です。

別の表記

指数関数の正式表記はべき乗表記ですが、コンピュータへの入力でべき乗として入力するのは難しいこともあり、EXP(値)という表記が用いられます。 これは、コンピューター入力のときだけに使う表現ではなく、手書きの場合も同じように表記することができます。EXP(値)の「値」はべき乗として書くべき値を記載します。

指数関数

任意の実数 x,y に対して、「f(x+y)f′(x)==f(x)⋅f(y)f(x)」という等式を満たす、無限回微分可能な関数 f(x)のことを指数関数と定義されています。そして、このf(x)がexp(x)として表記されます。 指数関数の本質は、「引数の和が、関数の積に等しい」「微分しても、元の関数に戻る」という二言で説明ができます。

エクセルで使えるexp以外の関数6選

expはエクセルの関数としても用意されており、一般的な記述と同じ表記で使うことができますが、指数関数を使う人はそう多くはないでしょう。 ここでは、エクセルで用意されている関数の中から、知っているともっとエクセルを活用できる関数をピックアップして紹介します。これから紹介する関数は、家計簿を作る、成績表を作るなど、自己管理用の表を作る際にも活用できる関数になります。

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初回公開日:2022年11月21日

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