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エントリーシートの性格欄の書き方・例文・アピールの仕方

更新日:2024年04月05日

書類選考・ES

エントリーシートにおいて、採用担当者にネガティブなイメージを抱かせてしまう性格を書いても仕方ありませんよね。相手に、「こういう性格の人なら採用したい」ととらえてもらえるような、プラスになる性格をアピールするようにしましょう。

ただし、「行動力がある」ということは、「計画性がない」ととらえられてしまうこともあります。すぐさま実行に移すばかりではなく、きちんと計画を立て、スケジュールに沿った実行を心がけているという旨は、エントリーシートできちんと強調しておけるようにしましょう。「思い立ったらすぐ行動」というのは、あるポイントからは強みになりますが、かえって短所になってしまうこともあるのです。

リーダーシップがある

採用担当者にとって、ゆくゆくは職場そのものを引っ張っていけるような、リーダーシップに富んだ人材はとても重要です。計画的な育成を進めることによって、企業全体の業績にも関わってきます。リーダーシップを持っている人は、それだけ事業の中心にも進みやすいので、キャリアアップも望みやすいでしょう。ワークショップやインターンシップなど、グループワークのシーンでも活躍しやすいですよね。

しかし、「リーダーシップがある」という長所は、しばしば「独りよがりな行動をしてしまいがち」や「一人で抱え込んでしまいがち」といった、短所に転じてしまうこともあります。状況を見渡して、誰かと分担や協力をするうまさも持っているということを、きちんと押し出せるようにしたいところです。

ポジティブで前向きである

明るい性格の人は、それだけで職場の雰囲気も明るくなりやすいですよね。人付き合いもしやすいですから、ポジティブな性格の人を採用したいという採用担当者はとても多いです。

もちろん、職場内における人間関係だけではなく、業務上の適性としても、前向きな性格はとても重要です。失敗をしてしまったときや、厳しい指導を受けたとき、ただ落ち込むだけではなく、前向きに努力を重ねていけるからです。

しかし、「前向きである」や「ポジティブである」という性格は、「失敗を気にし無すぎる」という短所に繋がってしまうこともあります。落ちこまずに気持ちを切り替えられるのはメリットですが、失敗をきちんと受け止め、今後の対策を、っていかなければ、社会人として成長することは出来ません。エントリーシートでは、「前向きでポジティブですが、失敗やミスに対しては真摯に向き合い、再発を防止する工夫が出来ます」という内容を記載しておくと、より信頼度が増しやすいでしょう。

集中力が高い

物事に集中して取り組むことが出来る人は、それだけスキルが身に就くのも早く、成長にも期待が持ちやすいでしょう。エントリーシート上で、「集中力がある性格」とアピールすると、その人がより仕事に徹底して取り組んでくれるイメージがあり、好感も持たれやすい傾向にあります。

特に、エンジニアやプログラマーをはじめとして、自らの作業にひとりで集中して取り組む必要がある仕事の場合、集中力がある性格の人材ほど、効率良く物事を回しやすくなるというメリットも期待されます。

しかし一方で、「集中力がある」という性格は、「周りが見えなくなってしまうことがある」という短所に繋がってしまうこともあります。自分の手元の作業に熱中するあまり、他者との連携を意識したり、状況を広く観察することが疎かになってしまったりすることがあるからです。エントリーシートにおいては、「集中しすぎて、周りが見えなくなってしまうことがあるため、冷静な視点を持てるようにしたいです」といった内容を付け加えておけると良いでしょう。

誠実である

誠実な性格であることは、社会人として高い評価を集めやすいポイントのひとつです。採用担当者によっては、誠実さに何よりも重きをおいて、選考を進めるパターンもあります。未経験からチャレンジする仕事の場合、スキルや学歴よりも、真摯で誠実に業務に取り組める人の方が、伸びしろもあり、勤務先としても助かりやすいという期待もされるでしょう。約束を守り、他人に対して失礼のない言動を意識することもできます。

ただし、「誠実な性格」ということは、一方で「真面目すぎてしまう性格」「融通が利かない性格」といった、短所に結び付いてしまうこともあります。業務によっては、時にマニュアル外の臨機応変な行動を求められることもあります。イレギュラーな対応をスムーズにこなせるよう、意識するようにしたいですね。

気が利く

他者のサポートをする仕事において、気を利かせるのがうまい人は、上手に業務を進めやすいというメリットがあるでしょう。秘書や営業事務、各種アシスタント業務などにおいて、状況を的確に把握し、先回りしたサポートが出来る人は、重宝されやすい傾向にあります。気が利くほど人付き合いもしやすいのでコミュニケーションもスムーズにいきやすいです。

一方で、「気が利く性格」は、しばしば「おせっかいな性格」とみなされてしまうこともあります。また、「人の世話ばかり焼いている」とみなされ、自らを疎かにしてしまっていては、いっきに短所としての色が強くなってしまいます。状況に合わせた気の利かせ方が出来るということをアピールしておけると良いでしょう。

計画性がある

物事をスケジュールに沿って進行していくということは、非常に多くの職場で求められる、とても重要なスキルです。理屈では理解できていても、スケジュールを計画通りに進行するための、様々な取り組みが難しくなってしまうというケースは多いからです。

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