IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

千尋の読み方・意味と漢字の由来・使い方・千尋の名前の意味

更新日:2024年09月16日

名前

「千尋」という名前は男女共に使われます。有名なジブリ作品にも「千と千尋の神隠し」として登場します。この「千尋」という名前ですが、名前以外にも言葉として使われることがあるとご存知でしたか。今回は「千尋」という言葉と名前についてご紹介します。

千尋の読み方

「千尋」という言葉を見て、皆さんはどのような印象を受けるでしょうか。多くの人は「人の名前だ」という感想を持つことでしょう。そして、「人の名前だ」と感じた人の多くは、この漢字を読む際、「ちひろ」と読むのではないでしょうか。 たしかに、「千尋」という言葉は「ちひろ」と読まれることが非常に多いですが、実はこの読み方以外にも違う読み方がある事をご存知でしょうか。今回はこの「千尋」という言葉に焦点を当ててお話をしていきますが、話を進める前に、まずはこの漢字の読み方には、どのような読み方があるかを確認していきましょう。

ちひろ

最初に挙げられる「千尋」の読み方は、前述したとおり、人の名前として使われることの多い「ちひろ」という読み方です。この読み方は非常にポピュラーな読み方のため、多くの人がご存知でしょう。 「千尋」という名前は男性と女性共に使われる名前です。出産する親御さんのうち、出産後に性別を知りたいという人の場合には、どちらの性別でもいいようにと男女共通の名前を付けることがあります。その男女共通の名前として選ばれる名前の1つに「千尋(ちひろ)」という名前が多く挙げられます。 また、ジブリ作品で人気を博した「千と千尋の神隠し」の主人公・千尋も読み方は「ちひろ」です。作品中では「ちひろ」と「せん」という別の名前が出てくる点も重要なポイントでした。

せんじん

続いて、先ほど紹介し多くの人がご存知であった「ちひろ」という読み方とは、まったく違う読み方となる「せんじん」をご紹介します。「千尋」と書いて「せんじん」と読むことはできるけれど、あまり聞いたことがないという人も多いでしょう。 先ほどの「ちひろ」は人の名前として使用されることが多い読み方ですが、この「せんじん」は後に詳しく紹介しますが、言葉として会話や小説などの文中に使用されることの多い読み方です。昔の文学作品にも「千尋(せんじん)」という言葉が多く見られます。 また、鹿児島県で造られている薩摩焼酎の中には、10年間という長い年月をかけて熟成させた本格薩摩焼酎として名高い「千尋(せんじん)」という焼酎があります。

ちいろ

3つ目に「ちいろ」という読み方がありますが、この読み方は現在、ポピュラーな読み方となっている「ちひろ」という読み方の前身と言えます。昔は「千尋(ちひろ)」を「ちいろ」と表記しており、それが後に「ちひろ」という表記の仕方となって定着したと考えられています。 したがって、現在ではあまり見ることも使われることも珍しい読み方ですが、名前として「千尋」と書いて「ちいろ」と読ませることはあります。「千尋」という名前を見ると、必ず「ちひろだ」と思いがちですが、中には「ちいろ」という読み方の名前も存在するということを覚えておきましょう。

千尋の意味

「千尋」という言葉の読み方が3つあるということを確認したところで、本題に入っていきましょう。「千尋」という言葉は人の名前に使われるものだと思っている人が多いですが、実際には文章の中やスピーチの中で使用されることもあります。その際は「ちひろ」とも「せんじん」とも読まれますが、重要なポイントはどのような意味を持っているかということです。 では、この「千尋」という言葉を名前としてではなく言葉として使用した場合、どのような意味になるのでしょうか。実はこの言葉は似て非なる2つの意味を持っています。

意味1.山などが非常に高いこと

まず1つ目の意味は山などが非常に高いことを表す言葉として使用されます。使い方としては「千尋(せんじん)の山」というように使われ、この言葉の意味は「非常に高さのある山」という意味になります。 この意味については後ほど詳しくお話ししますが、「千尋」という言葉は長さや深さを表す単位の役割を果たす言葉でもあるため、「千」の「尋」ということは、非常に高いことを示していることになります。 そもそも「千尋」の「尋」という言葉自体に「高い」や「深い」といった意味があります。またこの言葉には「追い求める」といった意味も含まれるため、名前に「千尋」と付ける場合には、そちらの意味を考慮して付けられることが多いです。

意味2.谷や海などが非常に深いこと

先ほどは山などが非常に高いことを意味する言葉であるという話をしました。2つ目の意味も似た意味となりますが、こちらは山ではなく、海や谷が関係してきます。海や谷を高いとはいいませんが、深いという言葉は当てはまります。そのため、2つ目の意味は「海や谷が非常に深いこと」を表す言葉となります。 こちらも先ほどの「千尋の山」と同じように使用されるため、「千尋の海」や「千尋の谷」という使い方をします。 もちろん、言葉どおり海や谷が物理的に深いことを表す言葉ではありますが、この言葉の意味から「非常に深みがある」というニュアンスでも使用されることがあります。こちらも先ほどと同様、名前に使用される際に関係してくる意味となります。

千尋の漢字の由来

次のページ:千尋の使い方
初回公開日:2018年01月13日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング