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千尋の読み方・意味と漢字の由来・使い方・千尋の名前の意味

初回公開日:2018年01月13日

更新日:2020年06月04日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の読み方

「千尋」という名前は男女共に使われます。有名なジブリ作品にも「千と千尋の神隠し」として登場します。この「千尋」という名前ですが、名前以外にも言葉として使われることがあるとご存知でしたか。今回は「千尋」という言葉と名前についてご紹介します。

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千尋の読み方

「千尋」という言葉を見て、皆さんはどのような印象を受けるでしょうか。多くの人は「人の名前だ」という感想を持つことでしょう。そして、「人の名前だ」と感じた人の多くは、この漢字を読む際、「ちひろ」と読むのではないでしょうか。 たしかに、「千尋」という言葉は「ちひろ」と読まれることが非常に多いですが、実はこの読み方以外にも違う読み方がある事をご存知でしょうか。今回はこの「千尋」という言葉に焦点を当ててお話をしていきますが、話を進める前に、まずはこの漢字の読み方には、どのような読み方があるかを確認していきましょう。

ちひろ

最初に挙げられる「千尋」の読み方は、前述したとおり、人の名前として使われることの多い「ちひろ」という読み方です。この読み方は非常にポピュラーな読み方のため、多くの人がご存知でしょう。 「千尋」という名前は男性と女性共に使われる名前です。出産する親御さんのうち、出産後に性別を知りたいという人の場合には、どちらの性別でもいいようにと男女共通の名前を付けることがあります。その男女共通の名前として選ばれる名前の1つに「千尋(ちひろ)」という名前が多く挙げられます。 また、ジブリ作品で人気を博した「千と千尋の神隠し」の主人公・千尋も読み方は「ちひろ」です。作品中では「ちひろ」と「せん」という別の名前が出てくる点も重要なポイントでした。

せんじん

続いて、先ほど紹介し多くの人がご存知であった「ちひろ」という読み方とは、まったく違う読み方となる「せんじん」をご紹介します。「千尋」と書いて「せんじん」と読むことはできるけれど、あまり聞いたことがないという人も多いでしょう。 先ほどの「ちひろ」は人の名前として使用されることが多い読み方ですが、この「せんじん」は後に詳しく紹介しますが、言葉として会話や小説などの文中に使用されることの多い読み方です。昔の文学作品にも「千尋(せんじん)」という言葉が多く見られます。 また、鹿児島県で造られている薩摩焼酎の中には、10年間という長い年月をかけて熟成させた本格薩摩焼酎として名高い「千尋(せんじん)」という焼酎があります。

ちいろ

3つ目に「ちいろ」という読み方がありますが、この読み方は現在、ポピュラーな読み方となっている「ちひろ」という読み方の前身と言えます。昔は「千尋(ちひろ)」を「ちいろ」と表記しており、それが後に「ちひろ」という表記の仕方となって定着したと考えられています。 したがって、現在ではあまり見ることも使われることも珍しい読み方ですが、名前として「千尋」と書いて「ちいろ」と読ませることはあります。「千尋」という名前を見ると、必ず「ちひろだ」と思いがちですが、中には「ちいろ」という読み方の名前も存在するということを覚えておきましょう。

千尋の意味

「千尋」という言葉の読み方が3つあるということを確認したところで、本題に入っていきましょう。「千尋」という言葉は人の名前に使われるものだと思っている人が多いですが、実際には文章の中やスピーチの中で使用されることもあります。その際は「ちひろ」とも「せんじん」とも読まれますが、重要なポイントはどのような意味を持っているかということです。 では、この「千尋」という言葉を名前としてではなく言葉として使用した場合、どのような意味になるのでしょうか。実はこの言葉は似て非なる2つの意味を持っています。

意味1.山などが非常に高いこと

まず1つ目の意味は山などが非常に高いことを表す言葉として使用されます。使い方としては「千尋(せんじん)の山」というように使われ、この言葉の意味は「非常に高さのある山」という意味になります。 この意味については後ほど詳しくお話ししますが、「千尋」という言葉は長さや深さを表す単位の役割を果たす言葉でもあるため、「千」の「尋」ということは、非常に高いことを示していることになります。 そもそも「千尋」の「尋」という言葉自体に「高い」や「深い」といった意味があります。またこの言葉には「追い求める」といった意味も含まれるため、名前に「千尋」と付ける場合には、そちらの意味を考慮して付けられることが多いです。

意味2.谷や海などが非常に深いこと

先ほどは山などが非常に高いことを意味する言葉であるという話をしました。2つ目の意味も似た意味となりますが、こちらは山ではなく、海や谷が関係してきます。海や谷を高いとはいいませんが、深いという言葉は当てはまります。そのため、2つ目の意味は「海や谷が非常に深いこと」を表す言葉となります。 こちらも先ほどの「千尋の山」と同じように使用されるため、「千尋の海」や「千尋の谷」という使い方をします。 もちろん、言葉どおり海や谷が物理的に深いことを表す言葉ではありますが、この言葉の意味から「非常に深みがある」というニュアンスでも使用されることがあります。こちらも先ほどと同様、名前に使用される際に関係してくる意味となります。

千尋の漢字の由来

「千尋」という言葉の意味は2つあり、似ているようで少々違う意味を持っているという話をしましたが、続いては「千尋」という漢字にはどのような意味が含まれているかという点について見ていきましょう。

「尋」は長さの単位

まず知っておきたいポイントは、「千尋」の後ろの漢字となる「尋」についてです。先ほども少し触れましたが、「尋」という言葉には高い、深いといった意味が含まれている他、この漢字1つで単位となることが非常に重要なポイントです。 単位としての「尋」は、1尋で5尺程度と言われており、今の長さの単位で言い換えると約1.515mとなります。この「尋」の誕生は、昔の日本でだいたいの長さを測る際に用いられた単位で、人が腕を広げた際に手の端から反対の手の端までの長さを「尋」と呼んでいました。そのため、今の単位のように「1尋は○m」と明確な数字は出ません。

1尋の千倍

尋は約5尺、今の単位で表すならば約1.5m~1.8mほどの長さの間になるということを知った上で、再度「千尋」に話を戻します。「千尋」ということは「千の尋」ということになるため、単純に言えば1尋の1000倍ということを表しています。1尋の1000倍ということは、今の単位で言い換えると約1.5km~1.8kmということになります。非常に長い距離です。 最初に千尋は、山が非常に高い、または海や谷が非常に深いことを意味していると話しましたが、その話がここに繋がります。約1.5km~1.8kmという非常に長い(高い)距離、またはとても深いことを意味しているため、単位としてではなく、言葉としてみた際に「非常に高い」「非常に深い」という意味となりました。

千尋の使い方

千尋の使い方
※画像はイメージです
出典: CQF-avocat | Pixabay

ここまでお話ししてきた中でも、何度か「千尋」という言葉の使用方法をご紹介してきました。元々「千尋」という言葉の「尋」は長さを表す単位であったため、1尋の1000倍という長い距離から「非常に高い」や「非常に深い」といった意味になる事は理解していただけたでしょう。 この由来から、「千尋」という言葉は高さや深さを表す時に使用される言葉であり、「千尋の山」や「千尋の谷」といった使い方をされます。こちらも先に触れましたが、基本的には山や海、谷といった自然の様子を高さや深さで表す際に使われるため、日常会話で使用されることは珍しいと言えるでしょう。 また、現在では小説や論文といった文章上で使用されることが多い言葉のため、文学作品などの書籍を読むと見つけることができます。

千尋という名前に込める思い

「千尋(せんじん)」という言葉は、由来を基に考え、どのように使用されるかという点についてお話ししました。続いては、「千尋」の違う使われ方として名前が挙げられますが、実際に「千尋(ちひろ)」という名前を付けた親御さんの多くは、どのような意味を持って子どもにこの名前を付けているのでしょうか。 特にこの「千尋」という名前は、女性だけ、男性だけに付けられる名前ではなく、男女に共通した名前でもあります。その点も踏まえて、男の子の場合と女の子の場合に違いは見えるのかという点についても確認していきましょう。

男の子

「千尋」という言葉には、「山が非常に高い様子」や「海が非常に深い様子」といった意味が含まれていることは前述しましたが、これが男の子、女の子共に名前に影響を与えていることが多いです。 男の子の場合、「海が非常に深い様子」という「千尋(せんじん)」という言葉の意味から、深みのある子に育って欲しいという親の願いが込められていることが多いです。この深みのある子という意味には、様々なことに好奇心を持つことや、好きなことに一生懸命取り組む姿勢を持って欲しいという意味が含まれています。 やはり、男の子であれば、自分の好きな道を思い切り突き進むことで、男らしさや元気さを育んで欲しいという親の願いが名前に反映されている形となっております。

女の子

女の子の場合にも、やはり「深みのある子」に育って欲しいという意味もありますが、「海のように深く広い心を持った優しい子に育って欲しい」という願いから「千尋」という名前を付ける方も多いです。 また、「千尋」の意味に出てくる山や海と言った大自然は、非常に広い空間を表しています。人間から見ると終わりの見えない空間のように感じる自然から、「たくさんの可能性を持った子に育って欲しい」という願いを名前に込めることもあります。

映画「千と千尋の神隠し」の千尋の髪留めの意味

最後に「千尋(ちひろ)」という名前が使われた代表的な映画『千と千尋の神隠し』について、少しお話しします。この作品の中では、主人公の千尋が重要なキーパーソンとなる銭婆から貰った髪留めが登場します。さり気なく登場している「お守り」としての髪留めですが、実はこの髪留めにも様々な意味が込められていると考えられています。 この髪留めに関してはいろいろな意見がありますが、このお守りとしての髪留めで髪を結んだ直後に傷を回復したハクがやってくることから、「髪=神」として、神との縁を結ぶための重要なポイントと考えられています。

でも、これの意味は、、、 "バラバラになって乱れた髪(神)を、再び結び直し、髪(神)をくくりなおす" ・・・と言う意味があるのです。 まぁ、千の髪留めの意味は、言いかえれば、 「髪(神)をくくり直す」という、神との和解の象徴でもあるのです。

また、不思議な世界から現実の世界へと戻り、両親と再会を果たした千尋の髪には、来る前に使っていた髪留めではなく、銭婆から貰った髪留めが残っていました。これに関しても、この髪留めが現実の世界と不思議な世界をつないだ証拠となっていることが確認できます。

だからこそ、ラストで髪留めが出てきた意味や、冒頭で石徹白大杉が出てきている意味は、 髪留めの糸で結び直すという、そういう意図を込めてストーリーが作られているのです。

「千尋」は名前としても言葉としても深い

いかがでしたでしょうか。「千尋」は名前だけでなく、言葉としても使用されることがあります。また、その言葉の意味から、名付けられる際に親の気持ちが込められていることが多いこともわかりました。ぜひ周りに「千尋」という名前の知人がいる方は、会った時に名前の意味を尋ねてみてはいかがでしょう。

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