ポリクリの意味と由来・ポリクリとクリクラの違い・おすすめ本

ポリクリでの病院実習は朝始まる時間は診療科によりまちまちです。９時から始まるところもあれば、朝７時のカンファレンスに参加することもあります。社会的マナーとして遅刻は厳禁です。 せっかく時間を割いて教えてくれる先生の迷惑になってしまいます。遅刻はポリクリの点数の減点対象となります。終わる時間は１７時までが基本的な拘束時間ですが、自分の担当症例の手術の時間により遅くなることもあります。また、控室でのレポート作成で遅くなることもあります。

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また、ポリクリの病院実習では外来見学のほかに手術見学があります。手術は３０分で終わるものから１８時間、さらにもっとかかるものもあります。特に消化器外科は手術が長いことで有名です。手術見学の日は、更衣室で手術着に着替えをしてマスクとキャップをはめていきます。キャップは髪の毛が出ないように気を付けます。 手術の術野にポリクリ生が入ることが許されたときは、手洗いを３～５回してしっかり消毒をし、先生のように手袋をはめてガウンを羽織ります。この時に清潔操作がとても大切になってきます。 手洗いの際は、一回でもほかのところに触れたら洗い直しです。決められた順番に爪の中から肘までしっかりと洗い、消毒液を最後にしっかり手にも見込みます。そこから先はどこにも手を触れてはいけないのと清潔を保つために手は降ろさず胸の前に保持しておきます。手袋のはめ方やガウンの着方にも清潔を保つための作法があります。

ポリクリ生はしっかり先生方が指導してくれるので先生方のいうことを聞きつつ、予習を忘れず、随時先生からの口頭試問に答える準備をします。また、手術中は手術場専用で働く看護師さん（通称：オペ看さん）の指示にも従います。患者さんの命が最優先なので、そこで働く医師と看護師の指示は絶対です。

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日本はドイツの医学を昔から手本にしているので、ドイツ語由来の単語が多いです。年配の医師は診療名やカルテをドイツ語で書かれる方も多いです。ポリクリもその１つです。ポリクリは臨床実習を表す外来語として定着しています。英語ではBSL（Bed Side Lerning)とも言うので、ポリクリの代わりにBSLと略す学校もあります。

大学病院などの総合病院はたくさんの診療科があります。そこで実習をするということで、総合病院を意味するPoliklinik（ポリクリニック）というドイツ語が使われ、略され、ポリクリと呼ばれるようになった経緯があります。

そういうことで、ポリクリはPoliklinikの略です。

最近はポリクリという人もいればクリクラという人もいます。違う意味で使われていることは少なく、完全に個人の趣味で言い方が変わるだけですが、違いを見ていきましょう。

ポリクリニックは前述のとおり、総合病院を意味するドイツ語です。