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更新日:2024年11月20日
あなたは「パーラー」と聞いて何を思い浮かべますか。パーラーの語源は「談話室」という意味で、「憩いの場」を表します。ひとことでパーラーと言っても、様々な意味を持っています。今回は「パーラー」について、いくつかの意味をご紹介しましょう。
目次
「パーラー」という言葉は色々な意味を持っている言葉ですが、基本的には「お客さんをもてなすことを目的とした施設」を意味します。一般家庭に設けられている応接間などといったお客さんをおもてなしする部屋のことを指し、イギリスの「Parlour」、フランスの「Parloir」という意味の言葉からきている「談話室」が語源となります。
「お客さんをもてなすことを目的とした施設」を意味するパーラーですが、その類義語として、「サロン」や「ラウンジ」をあげることができます。類義語からみてわかるように、パーラーとは、お客さんを受け入れる施設やクラブの談話室などといった「憩いの場所」をイメージするとよいでしょう。
パーラーの語源は、イギリスの「Parlour」、フランスの「Parloir」からきているものだと、先にご紹介しましたが、アメリカ英語でも「parlor」という言葉は存在します。その意味も「客間」を意味しますが、最近ではあまり使用されなくなってきている言葉で、時代と共に別の単語に置き換わってきているのが現状です。アメリカで「parlor」を使うと、「古臭い言葉」と思われてしまいます。 豪邸などにあるお客さんをおもてなしする娯楽室やギャンブルをしたりするレジャールームを意味することもありますが、使用すると「古臭い」印象を相手に与えてしまいます。また、「parlor」は「お店」も意味しますが、例えば「cake parlor」(ケーキ屋)という表現は、現代では「shop」などに置き換え、「cake shop」と呼ぶことが一般的になっています。
スイーツが好きな人は一度は「フルーツパーラー」に行ったことがあるのではないでしょうか。「フルーツパーラー」とは、「果物店を兼ねている喫茶店」や「果物をメインにしたケーキや飲み物を提供する喫茶店」を意味します。 フルーツパーラーでは、旬の果物はもちろんのこと、果物をふんだんに使った美味しいパフェやケーキを食べることができます。季節の移り変わりとともに、旬の果物を使ったメニューを味わうことができるのは、フルーツパーラーならではの楽しみ方ではないでしょうか。
日本におけるフルーツパーラーの発祥地は、「銀座千疋屋」といわれています。銀座千疋屋は、明治27年に果実専門店として開業し、その後、大正2年に日本で初めてのフルーツパーラーを始めました。果物専門店ならではのこだわりで、春はイチゴ、夏はマンゴーやモモ、秋は巨峰に栗、そして冬はリンゴといった、とにかく旬の果物を使ったメニューを提供しています。 また、銀座千疋屋は日本で初めてフルーツポンチの提供を開始したフルーツパーラーでも知られています。フルーツポンチの提供を始める以前は、春、夏と盛況だったのにもかかわらず、秋になってイチゴやスイカといった果物の旬が過ぎ、肌寒くなる季節がやってくるのと同時にお客さんが減っていきました。 そこで、冬場の看板メニューに、ということで、果物を砂糖や水などでできたパンチというカクテルに入れたフルーツパンチを誕生させました。
パチンコ屋のことを「パチンコパーラー」と呼びますが、そもそもどうしてパチンコ屋に「パーラー」を使うようになったのでしょうか。パーラーは「談話室」が語源であることを冒頭でご紹介しましたが、「パチンコパーラー」も「談話室」という意味が根底にあるのでしょうか。
パチンコ屋にパーラーを使いだした理由のひとつに、「パチンコをお客さんに楽しんでもらおう」という意味を込めて使いだしたといわれています。「談話室」や「憩いの場」を意味する「パーラー」をパチンコ屋の呼称に充てることで、一気に親しみやすいイメージが頭に浮かぶことでしょう。 また、別の理由としていわれているのが、とあるパチンコ業界誌がイメージ向上を目的として、パチンコ屋を「パチンコパーラー」と呼ぶようになった、ともいわれています。ひと昔前は、今とは違ってパチンコ屋が人々に与えるイメージというものが良いものとは決して言えないものでした。反社会的な商売であるとされており、多くが非合法活動であったといわれています。 そのような悪いイメージを払拭したいという願いを込めて、パチンコ屋をパーラーと呼ぶようになりました。
日本で「パーラー」というと、多くの人が「フルーツパーラー」や「パチンコ屋」を意味するものであると答えるのではないでしょうか。 しかし、沖縄で「パーラー」というと、フルーツパーラーでもパチンコ屋でもない、また別の意味をもったパーラーを多くの人が思い浮かべることでしょう。沖縄で意味する「パーラー」をご紹介します。
沖縄で「パーラー」とは、「簡易店舗」を意味します。この簡易店舗で販売されているものとは、ハンバーガーやタコス、沖縄そばなどの軽食です。 沖縄のパーラーはそれぞれ特色をもっていて、アイスクリームパーラーやドリンクパーラーなどといったカフェのように多くのメニューを用意しているのではなく、1品もしくは2品程度のメニューで営業しています。メニューが少ない分、こだわりをもっている店が多く、健康や美容を意識したメニューを出しているパーラーも数多くあります。 多くのパーラーは、夏場にビーチ沿いで開店したり、観光客の多い場所で営業していますが、昔から地元住民に愛されているパーラーもあります。また、最近では沖縄への移住者や県外企業が経営する流行を意識したパーラーも増えてきています。 カフェよりも気楽に立ち寄ることができ、かつそれぞれ違ったこだわりを持つパーラーは沖縄に根付いた欠かせない存在です。
記載されている内容は2018年01月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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