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「コンプレックス」の意味や由来は?使い方や例文について紹介

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

「コンプレックス」という言葉には色々な意味がありますが、劣等感以外の意味についてあなたはご存じですか?この記事では、「コンプレックス」の意味や使い方などについて詳しく紹介しています。「コンプレックス」を正確に使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

コンプレックスという言葉を聞いてどのような意味だと思いますか? 「わたしの顔大きくて小さい時からコンプレックスなのよね」 「おでこの形がコンプレックスで、いつも決まった前髪しかできないんだよね」 など、このようにコンプレックスという言葉を聞くと、何かしら人より劣っているという劣等感やトラウマをいだいている、というネガティブな意味だと想像できます。 しかし、実はコンプレックスは劣等感以外にも多くの意味があることをご存知でしょうか? この記事では、コンプレックスの意味や使い方などについて紹介します。 本記事を最後まで見てくださればコンプレックスの数多くある意味を理解し、使用することができます。ぜひご一読ください。

「コンプレックス」の意味

「コンプレックス」の意味

コンプレックスは英語で「complex」となり、「複合」や「複雑」という意味を表します。コンプレックスの狭義には心理学や数学、化学、施設の複合体などの意味が挙げられます。 心理学では思考や意識、感情などが複合したもののことを指し、劣等コンプレックスと呼ばれ、数学の意味のコンプレックスは「複体」や「複合体」を指します。 化学では「錯体」とも呼ばれ、水素結合などによる分子の結合の意味を表します。 施設の複合体としての意味もあり、「シネマ・コンプレックス」と映画館は呼ばれ、同一の映画館で複数のスクリーンが配置されている形態を指します。

「コンプレックス」と「劣等感」の違い

日本においては劣等感をコンプレックスと呼ぶことが多い傾向にあります。劣等感を英語で表記すると「inferiority complex」となり、他人より劣っていると感じることを意味します。 コンプレックスはそれも含めた感情などを複合した概念であるため、劣等感はコンプレックスの一部に過ぎない意味の言葉と言えます。 使い分け方としては、例えば、劣等感を使う場合には「あの人は劣等感の強い、自信の持てない人だ」という使い方をしますが、コンプレックスを使う場合には「あの人は劣等感や悲壮感などの合わさったコンプレックスを抱えている」という使い方をします。 このように違った使い方をすることで、意味合いも変わってきます。

「コンプレックス」の使い方

コンプレックスは日本では劣等感を示す際によく使われていますが、心理学的での本来の意味は、思考や意識、感情などの複合されたものであるため、一つのそれ自体の状態のことを示すのではなく、複数のそれを示す使い方をします。 例えば、子供が母親に対して強い愛着の感情を抱いている態度をとった時に使われる、マザコンはマザーコンプレックスの略称です。 他にも近いニュアンスとして、シスターコンプレックスが挙げられます。シスコンの略称で、男性に姉妹のいる場合にその姉妹に対して強い愛着の感情を抱いている態度をとる場合に使われます。

「コンプレックス」を用いた例文

ここまでで、コンプレックスは数多くの意味を持っていることを理解できたでしょう。ここからは、実際にコンプレックスを用いた例文を見ていきましょう。

  • 「会社で働いていると上司と意見の食い違うことがよくあり、その際に色々な思考や感情などが混ざり合ってコンプレックスとなる」
  • 「マイナスイオンと有機化合物の組み合わせによりコンプレックスとなった」
  • 「夫がシスコンで、姉妹の話ばかりして会話が面白くない」
  • 「彼氏がマザコンで、何かにつけて母親を出してくる。このまま結婚したら苦労するかな」
  • 「見た目が幼くて若い女の子とばかり付き合ってる。ロリコン気質なのかな」

このようにコンプレックスと同じ言葉を使用していますが、意味は全く違ったものになります。

「コンプレックス」が使われる単語

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初回公開日:2018年01月01日

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