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更新日:2024年09月16日
何気なく使っている「業」という漢字には、読み方も意味もかなりいろいろあります。特に、名前に使われる「業」には、知らないと読めない読み方もあります。小学校3粘性で習う「業」ですが、間違った読み、意味を勘違いしている可能性もあります。ここで、復習しましょう。
目次
山月記とは、1942年2月、文芸雑誌「文學界」で中島敦によって発表された短編小説です。唐の時代に、詩人となる夢がかなわず、虎になってしまった男の話です。 その中で、「業いまだ成らず」という表現がでてきます。「ごういまだならず」と読み、やることが未だ成し遂げられていないという意味の表現です。
他の「業」を使う言葉の読み方と意味を、ここでおさらいしましょう。ひとつの単語でも、いくつかの読み方があるものが多いので、覚えてきましょう。
読み方は、「なりわい」または「せいぎょう」となります。古い読み方では、「すぎわい」とされていました。生業の意味は、生計をたてていくための仕事のことを指しています。
あまり一般的ではありませんが、「なりわい」の意味は、農耕に従事すること、その生産物=農作物のことを意味する場合もあります。
「家業」は「かぎょう」と読み、その家の生計を立てる基礎になっている職業のことを意味します。一般的には、小規模な自営業のことを指していることが多いでしょう。 昔は、一族が世襲的に受け継いできた武芸や技術のことを意味していることもありました。
「営業」は、「えいぎょう」と読みます。営利目的の事業をすることを意味し、事業そのもののことを指すこともあります。 法的用語の「営業」は、営利を追求して、その行為を反復・継続して活動することを言います。 ビジネスシーンで使われる「営業」は、販売活動や販促活動など顧客を対象とする業務を意味する使い方もよくされます。
この場合の「業」は、「ごうがふかい」と読みます。運が悪かったり、不幸な目に合ったりする時に使われることが多い言葉です。その意味は、前世の罪深さから、現世で多くの報いを受けているさまを指します。
「かみわざ」と読むこの言葉は、一般的には、神にしかできないような技のことを意味するでしょう。「かんわざ」とも読まれる「神業」は、神様に関する行事のことを意味します。
「業」は名前にもよく使われる漢字ですが、その際には読み方も名前に込められる意味にも一般的な「業」とは違う意味があるときもあります。主に男の子の名前に使われることが多いでしょう。 「業」は、左右のバランスが取れた漢字で名前につかうのにいいですが、「ごう」と読むと悪いイメージになってしまうので注意しましょう。一般的に「業」には、行動的・努力などのイメージがあります。
記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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