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SSDが遅い原因と対策|WINDOWS10/4K・読み込みが遅い

初回公開日:2017年11月28日

更新日:2020年05月17日

記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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パソコンの書き込みや読み込みを早くするためにSSDを導入する人は増えておりますが、新しいSSDを導入したのにもかかわらず、いつも通り遅いと感じる方も多くいます。今回はSSDを導入したのに遅い状態なのはなぜかを徹底的に調べて、解決方法を紹介していきます。

SSDが遅い原因と対策

パソコンの読み込みを早くするために外付けのSSDを購入して取り付ける人がかなり増えましたが、使い続けているうちに「なんか遅いような気がする」とちょっとした疑問を抱いてしまうことがあり、購入して接続していても「速度が上がっていない」とか「書き込み速度だけが遅い」というちょっとした問題が発生することがあります。 「SSDなのに遅い」という疑問をもちながらも使い続けると状況次第でさらに遅くなってしまうときもありますし、接続するパソコンの状況次第では書き込みや読み込み速度が遅いままの人も出てきてしまいます。そこで、SSDを使っているのに遅い状態になる原因についてまずは考えていきましょう。

ドライバの調子が悪い

パソコンにSSDを導入する場合はまず専用のドライバを導入することから始まります。これはどのOSやパソコンであっても変わりません。必ず実行することの一つです。自動でドライバが導入されるのでこちら側で操作することはほとんどありません。しかし、このドライバが原因となって遅くなってしまっている可能性があります。 実際にSSDの書き込み速度がかなり遅くなってしまったという人がデバイスマネージャーからSSDのドライバをアンインストールしたのちに再インストールした結果、早くなったという人がいます。

アラインメントが調整不良

読み込みがやたらと早いのに書き込みがやたらと遅いという状況の場合はハードディスクの領域を複数に分割するパーテンションのアライメントが調整不良の可能性が高いです。 SSDの書き込み速度は4096バイト単位で書き込むことができるのですが、HDDは32バイト単位です。HDDの書き込みアライメントのままだとSSDを購入したとしても書き込み速度はSSD対応にならないのでやたらと遅い状態になります。これを回避するためにはパーティション開始個所が4096の倍数になっているかを確認しましょう。確認の仕方は以下のとおりです。

Windowsメニュー>ファイルを指定して実行>msinfo32>システム情報起動>コンポーネント>記憶域>ディスク>パーティション開始オフセットの数字が4096の倍数かどうか

ここでHDD対応のままだと32バイトになっているので「Easeus TodoBackup」などのフリーソフトを使ってSSDに最適化させてください。それだけであっさりと解決します。ベンチマークをすると実行前と後でかなりの差があることがわかります。

モードがAHCIでなくIDEのとき

どんなに最新のSSDを用意していたとしてもIDEモードになっている状態ではSSDの機能が十全に発揮できないので遅いままです。これは購入して使ってみた場合に「速度が上がらない」と悩んでしまうケースでしょう。 物理的に高速データが通信が可能となっているserial-ATAなどを使っていたとしても旧式なIDE形式として認識されている状態では速度は上がりません。ケーブルも最新のものを用意しても書き込み速度が遅い場合は、このケースが多いです。 この場合の対応策はデバイスマネージャーを呼び出して「IDE ATA/ATAPIコントローラー」をクリックしたときに「AHCI Controller」という文字が語尾に表示されているものがあれAHCIモードで認識されているので問題ないのですが、それ以外ならIDE接続扱いなので、レジストリエディタからの編集が必要になります。 ここら辺からちょっとマニアックになってしまいますが、必要事項なのでなんとかついてきてください。まず、「スタートメニュー」を開いて「ファイルを実行する」から「regedit.exe」と入力してレジストリエディタを呼び出します。そこから「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Msahci」とかなり階層を下げて見つけ出します。 この項目が見つかったのなら中に「Group」や「Tag」などが見つかりますので、その中にある「Start」のデータを修正します。このデータの項目を右クリックして値を「0」にすればIDEモードを止められますので、AHCIモードに切り替えられます。ちなみに、「serial-ATA」で接続できないようなドライブならばこの項目はないでしょう。

SSDが遅い場合の症状別の対策

それではSSDが遅い場合の対策について記載していきます。先ほどの原因部分で対策にもいくらか説明しておりかぶってしまうところもありますが、SSDが遅いというトラブルに巻き込まれている方は確認していきましょう。

読み込みや書き込みが遅い

読み込みや書き込みが遅い場合に考えられるのは適正な「SATAポート」に接続していない可能性がまず考えられるでしょう。この「SATAポート」にはUSBの受け口と同じく「3.0」と「2.0」が存在します。色で分けることが基本で、赤色の接続規格が「Serial ATA 3.0」で黒色が「Serial ATA 2.0」です。 SSDを導入する場合に使うポートは黒色のほうなので、そこ以外に接続させてしまうと、書き込みも読み込みも遅いままです。ケーブルも用意しているのにSSDが全体的に遅いという方はまず差込口が間違っていないのかどうかを確認してください。もちろんSSDが対応していない接続ケーブルを使っていた場合でも遅い状態は続きます。 これでも駄目だった場合は、先ほど説明したように「モードがAHCIでなくIDE」となってしまっているか、「アラインメントが調整不良」といったトラブルが考えられます。解決策は上述してありますので省略します。

起動が遅くなった

SSDを導入することで読み込みや書き込みが速くなるので、パソコンの起動も導入前と比べると格段に速くなります。しかし、導入したのにもかかわらず速度が上がらないことがわりとあります。 昔のSSDを導入した場合は、効率的にデータの消去が行えるように「trim機能」を有効にしないと効果を確認できないということがかなりありましたが、昨今のSSDは一昔前のSSDと比べると性能が段違いなのでtrim機能の有効化をしなくても速度は出ます。 なので、SSDを導入しても起動が遅くなった場合にまず考えられるのは不要なデータの混在があまりにも多くなりすぎたことが考えられるでしょう。「SSDの場合はデフラグが不要だ」と断言する人もネット上にはいますが、SSDだってデフラグをしないと購入当初と比べると確実に遅い状態になります。 しかも、SSDに必要になるデフラグはパソコンに初期搭載されているデフラグ機能では足りておらず、空き領域のデフラグを実行できるものを用意する必要があります。具体的には「Defraggler」といった無料ツールがありますので、外付けSSDを導入している人はこれを導入してデフラグを実行してください。それだけでかなり速度が変わってきます。

SSDではないケースも…

SSDを導入してしばらくしたのち、なぜか起動がやたらと遅くなったという人はデフラグをすることであらかた解決しますが、それでもだめだという人はSSDにトラブルがない可能性があります。 実際に起動まで今まで1分もかからなかったという人が、なぜか5分以上かかるようになり原因を調べた結果、外付けのカードリーダーにあってそれを外すといつものように戻ったというケースがあります。起動が遅いと文句をいいたくなる気持ちもわかりますが、SSD以外も疑ったほうがいいでしょう。

シャットダウンが鈍い

シャットダウンがやたらと鈍いとか遅いと感じる人はSSDではなく他の部分を疑ったほうがいいでしょう。確かにHDDやSSDの容量を大量に使って不要なゴミファイルやレジストリファイルがたまっている場合は遅くなってしまいますのでレジストリクリーナーあたりを使って軽くするのも有効ですが、それでも早くならない場合は別の部分を考えてください。 よくあるパターンがプログラムかデバイスドライバあたりが電源設定に干渉しているため、なかなか落とすことができないというトラブルです。この場合は該当するブログラムやドライバを見つけ出す必要がありますが、SSDは関係ありません。該当するプログラムを見つけ次第、シャットダウンをする前に必ずプログラムを閉じるようにしておくか、アップデート情報があるのならアップデートさせましょう。

UPDATEが遅い

Windowsアップデートはかなり重く時間がかかってしまうのが現状です。これはSSDにかかわらず当たり前のこととして受け入れるしかありません。特にWindows10はかなり大型のバージョンアップを行うためバージョンアップ容量がけた違いに多く、SSDにしていても遅いと感じてしまうことがあります。4~5時間かかるのはざらにあることです。

HDD併用時に遅い

HDDとSSDを併用して使っているという人も多いでしょう。HDDは今ではかなり安くなっているので大容量の保存先としてはまだまだ現役です。しかし、HDDとSSDを併用すると遅いと感じてしまう人が多々います。 これは起動するときに自動で立ち上がる常駐プログラムがHDD側に入っているという人は避けることができませんので、早さが気になるのならSSDに常駐プログラムを入れるようにして、SSDには動画などの常駐する必要がないデータを入れるなど区分けを行ってください。適当に使っていると、SSDの速さがHDDに引っ張られて遅いと感じるようになってしまいます。

SSDが使用されている機器別の対策

それでは最後にSSDが使用されている機種別の対策方法について記載します。WindowsとMACで対処法は異なるのでしょうか。

WINDOWS10・WINDOWS7・WINNDOWS8

WindowsでSSDが遅いと感じられる方は、上述してきたとおりの方法でほぼ解決いたします。そのため新たに記載することは少ないでしょう。ただし古いOSのものほど周辺機器も古いものになりますのでSSDの使っているケーブル規格とあわないなどのトラブルも出やすくなります。その点は注意しましょう。

MAC

MACの場合はWindowsと対応が異なる部分が多々あります。まずSSDを導入したMACで遅いと感じられる方はPRAMクリアしてみましょう。電源を入れて直ぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを20秒間ほど同時押ししてください。2 回目の起動音が鳴った時点で終わりです。 これだけでNVRAM に記録されている設定情報がリセットされてSSDを使うようになりますので、MACを使っていてもSSDの速さを感じることができるようになるでしょう。

4K

SSDを導入しているのに4Kだけ遅い状態になってしまうという現象に悩まされている人は多いです。これは省電力機能がONだと遅くなってしまうという情報もありますしSATAドライバとの相性次第で遅い状態になるという情報もあります。 ただし、これは先述した「アラインメントが調整不良」を実行することで治ることがありますので、そちらを実行してみるといいでしょう。気になる人も多いのですが、それでもHDDよりははるかに速いのでそのようなものと割り切ってしまうのも手です。

SSDを遅いと感じないようにするために

SSDを導入することでその速さに満足している方も多いですが、設定上その力が全く発揮されないという方もいるのが実状なので、今回の記事を参考にSSDの性能をいかんなく発揮してもらいたいです。毎回遅い遅いと文句を言っているだけでは解決しません。 特に、デフラグをしないで放置している人はSSDの性能が発揮しきれなくなってしまいますので、きちんと定期的にデータの整理とメンテナンスを行っていきましょう。使い方を間違えると本来の力を発揮されませんので、それではあまりにももったいないです。しっかりと使ってあげてください。

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