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冷蔵庫の異音|種類・考えられる原因・故障や修理の判断

更新日:2024年02月04日

ガジェット

毎日使う冷蔵庫から異音がすると落ち着かないし心配です。買って間もないものから年数が経過している冷蔵庫まで、異音の発生場所や設置環境、異音の種類などからほとんどの原因を特定することができますので冷蔵庫の異音が気になる方はぜひご覧ください。

ハイアール

異音の種類による冷蔵庫の異音発生個所

ファンとは?

コンプレッサーによって生み出された冷気を冷蔵庫内に送るための部品をファンといいますが、ファンは常時動いている部品なので何か異常をきたすと常に異音が発生するようになります。 もしずっと冷蔵庫の異音が鳴り止まない場合は、ファンが原因の可能性があります。ファンが原因かどうかを見極めるには、一度冷蔵庫のドアを開けてみて冷蔵庫のドアを開けた時に異音が止んだ場合はファンが原因である可能性が高いです。

ファンの故障?

ファンは無駄な冷気を出さないようにドアを開けている間は動作が停止します。ファンはドアを閉めている間は常時動いている部品なので冷蔵庫の中でも故障する頻度の高い部品といえます。 ファンの耐久は一般的に10年と言われているので、それ以上使用している冷蔵庫の場合ではファンが正常に機能していない可能性があります。ファンが故障している場合、対策としては交換するしかありません。

ファンの異音

もし冷蔵庫のファンからカラカラカラやシュンシュンシュンといった、一定の間隔で何かが当たっているような、擦れているような音がしていたら、故障の可能性があります。 冷蔵庫内から異物が混入することもありますが、異音の原因で多いのはファンの近くで霜が発生してそれが大きくなることでファンに接触してしまうことで異音が発生することです。自動霜取り機能が備わっているものであればきちんと設定をしておけば起こることはほとんどありません。 冷蔵庫のドアの閉め忘れやドアのパッキンが破損した場合にも、霜が発生する可能性があります。この場合、霜を取り除いてあげればうるさい音は止みます。霜は冷蔵庫のコンセントを抜いてドアを全て開け、2日ほど放置して自然解凍して解消させましょう。

コンプレッサー

冷蔵庫には必ずコンプレッサーという圧縮機装置がついています。コンプレッサーは冷蔵庫内の温度がある程度上がってくると、温度を下げてくれるいわば冷蔵庫の心臓部とも言えます。冷蔵庫から定期的に異音が聞こえるという場合は、コンプレッサーが原因の可能性があります。コンプレッサーが原因のときの特徴の異音はブーンという低い振動音です。注意して聞いてみてください。 冷蔵庫はコンプレッサーが作動すると細かく振動しますがその振動が冷蔵庫に接触している何かに伝わることでの異音の場合があります。ですので冷蔵庫になにか接触しているものがないかどうか、冷蔵庫の上も含めて周りを確認することをおすすめします。接触しているものを取り除くことで、異音がなくなる場合もあります。

冷蔵庫が水平におかれていない場合も、振動による音が大きくなります。冷蔵庫の足は高さが調節できるようになっているので、きちんと冷蔵庫が水平になるように設置するのが肝心です。防振ゴムを下に敷いておくのも、冷蔵庫の異音や振動音を減らすのに効果的です。

冷蔵庫の異音は故障か?

冷蔵庫からの異音は故障の場合以外にも出ることはあります。購入してから年数が経っていない冷蔵庫の場合は意外と簡単な方法で気になっていた異音が解消することもあるでしょう。冷蔵庫自体の寿命は8年から10年くらいと言われています。もし10年ほど使っていて音が大きいのが気になる場合は買い替えが必要な場合があります。 しかし、買って間もなくそこまで年数が経っていない冷蔵庫で異音が大きい場合は何か異常がある可能性が高いです。冷蔵庫の配置場所を少し変えるだけでも振動音が小さくなることもありますので、異音が気になる場合はまず試してみて下さい。 昔の冷蔵庫はフロンガスを使用していたので音は大きくなかったのですが、最近の冷蔵庫はフロンガスを使用していないので音が大きい傾向があります。

冷蔵庫のうるさい音の対策におすすめの商品

振動による冷蔵庫の音を抑えてくれる防振ゴムマットという商品があります。洗濯機用やTV用などさまざまな電化製品に対応しているものもあります。冷蔵庫にも問題なく使用できるものも多く、冷蔵庫の設置の際に四隅に敷くことで、振動音をかなり抑えてくれるでしょう。 また滑り止めとしても効果を発揮してくれますので、地震などの対策として敷いておくのも良いでしょう。最近では100円均一などにも売っているのでぜひ試してみてください。

異音と同時に冷蔵庫が熱い場合は故障か

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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