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グリスの種類と特徴の違い・用途別の使い分け/メーカー別

更新日:2022年09月09日

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グリスは使い勝手の良いものですが、何を選べば良いのかわかり難いですよね。でも一般の使用目的であれば悩む必要はないのです。ここではホームセンターなどで、購入目安として役立つようにグリス成分名と特徴を整理してありますから是非参考にしてください。

グリス種類の選び方はシンプルに考えて問題ない

皆さんはグリスと言う潤滑剤とその種類についてどれぐらいご存知でしょうか。普段、動きが悪くなった場所には全てスプレー式の潤滑油を吹き付けてはいませんか。潤滑剤と言われるものは、大きく潤滑油とグリースに分けられ、それぞれ長所と短所があります。 使用目的によって使い分けがされますが、間違った種類の選び方、使い方をすると故障箇所を改善するどころか逆効果になってしまいますので注意が必要です。でも潤滑剤の種類は非常に多く、どんな種類選べば良いのか迷うことが多いです。 ここでは、グリスの説明と種類や特徴を整理して簡単な選定の目安を紹介します。日常で使用するグリスの選定目安としては十分なものですし、グリスは潤滑油では対応しにくい用途に合わせて使い易くしたものなので誰でも簡単に使えます。グリスを使ったことのない皆さんは、これを参考に使うことをお勧めします。

グリスとはいったい何?構造と基本性能を整理

ミシンやバリカンがご自宅にある方は、手入れ用に液体状の油が付属してます。その液体状の油が「潤滑油」です。潤滑油は一般的に金属でできた機械の動作をスムーズにしたり、錆を防止したりする目的に使います。 一方、グリスは液体状の潤滑油に増調剤と言う材料を混ぜ合わせて、ハンドクリーム程度の硬さのある潤滑剤に仕上げたもので、潤滑油では対応しにくい用途に合わせて使い易くしたもといって良いでしょう。また、使用目的によって添加剤を加えて特殊な効果を持たせており、増調剤と添加剤がグリスの大きな特徴と言ってよく、だからこそ機能に応じた多彩なグリス種類が販売されている理由でもあります。 種類が多いといっても難しく考える必要はありません。基本的なグリスの働きの仕組みはほぼ同じで、基となる潤滑油(基油)が増調剤といわれる網目構造の繊維状の隙間に入り込む構造をしており、この構造が流動性、油分離、熱的性質というグリス独特で特徴のある基本的性能となっていて、種類によってその性能が異なるだけです。以下に、その基本的な特性の説明を記載します。

流動性

グリスは潤滑油とは異なり半固体状で、ある程度の力が加わって初めて流動するような特性をもっています。これを流動性といいますが、増調剤の網目構造に起因しています。

油分離

増調剤の繊維構造の中に入っている基油が適度に分離し流れ出して潤滑機能を維持します。この特性でグリスの耐久性をと、潤滑性能がコントロールされます。

耐熱的性質

グリスは加熱しても潤滑油とは異なり明確な粘性変化などしにくい構造で、潤滑油に比較して潤滑部に熱をもっても安定した流動性、潤滑性を得ることができます。

グリス種類の分類と特徴

材料名など聞きなれないものが登場しますが、ホームセンターなどでグリスを購入する際に見分けとなるものなので、代表的な種類とその特徴を整理しておきます。グリスは用途に必要な効果を発揮できるように添加剤を足す場合がありますが、基本的には潤滑油と増調剤を混ぜ合わせた潤滑剤です。よって、グリス種類は潤滑油の種類と増調剤の種類とで分類できます。

基油種類による分類

鉱油グリス

パラフィン系と呼ばれるものが多く、合成油と比べると安価なグリスですが、熱安定性が低く使用温度範囲も狭い傾向のものが多いです。また、金属であれば、まず問題はありませんがゴムや樹脂に対して塗布すると、柔軟さを失ったり、亀裂を生じさせたりするため塗布する材質によっては使用しないほうが良いケースがあります。使用する環境が氷点下にならない程度であれば潤滑性能に問題はありません。

PAO系グリス

ポリオレフィン系の基油を使用したもので、潤滑性も優れ、低温から高温までの温度特性も優れている合成油グリスです。高温側は増ちょう剤の種類によっては200℃程度持つものもあります。樹脂への影響も比較的少ないですがポリカーボネートとその合成樹脂に使用する場合は劣化させる可能性があるので注意してください。

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初回公開日:2017年11月12日

記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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