髪をかきあげる人の心理や性格｜髪をかきあげるイラスト

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髪をかきあげるしぐさを目の前にして、思わずハッとさせられる瞬間があります。さりとて、珍しくもなく何気ないそんな動作に人は強く心を惹きつけられ、その人の存在が生々しい印象として刷り込まれ、なぜかは分からないけれどとても特別なもののように感じてしまいます。 髪をかきあげるしぐさには、一体どんな秘密が隠されているのでしょう。男性も女性も前髪を指で触れたり、両手で後ろ髪を大きく持ち上げたりといった行動を、癖のように頻繁に繰り返す人を良く見かけます。人はな、ぜそのような特徴的な動作をするのでしょうか。髪をかきあげる時の心理や髪をかきあげる人の性格やその特徴などを見ていきましょう。

髪をかきあげる動作をする男性は、その人の心理的な緊張の高まりを示しています。例えば、男性がひそかに憧れていた女性に声を掛けられたり、突如話をする機会が訪れたような時、その人は緊張と興奮から胸の鼓動が早まって、体の動きが固くなり言葉もうまく回らないといった状況に陥ります。 そんな状況を改善しようとして、男性は思わず自分の頭に手をやり、髪をかきあげるしぐさをしてしまいます。人体生理学的に言えば、髪をかきあげるしぐさをすることで頭皮の知覚神経を刺激して、それによって自律神経の緊張を和らげることで、心の平静を取り戻そうとする無意識のうちにする行動という事になります。 好きな人の前で緊張してかたくなり、思わず髪をかきあげるという男性の単純さ、わかりやすさを示す典型的な心理現象ではないでしょうか。

ちょっと気になる女性の前だと途端に緊張して、髪をかきあげるという分かりやすい男性たちとは違い、女性の場合は少々素敵だなと思う相手の前でも、そんな風に心を動かされたりは決してしません。 男性など足元にも及ばないほど、女性は肝が据わっていますから、余程の相手でないかぎりただそばに居るだけで気持ちを乱されるなんてことは、女性にはまずありえないでしょう。

女性が髪をかきあげる動作をする時は、自分を魅せようとする自信の表われです。相手の事を少しは素敵だなと思っていても、または何とも思っていなくても、その場に居合わせた相手に自分の事を見なさいと、他の娘より私を大切にしなさいと、遠まわしに命じているのだと解釈をするのが妥当でしょう。 例えば、何かのサークル活動などで、彼氏と一緒に参加した女性が周囲の男性にこのような髪をかきあげるしぐさをして、自分をアピールすることがあります。ですから男性は、自分の前で話しながら髪をかきあげるしぐさをする女性を見て、もしかして俺に気があるのではなどと思うのは、大変浅はかで見当違いな思い込みだと覚えておく方が賢明でしょう。 悔しいですけれど、このような自分の魅力を良く知り、堂々として自信に満ちた女性は美しくとても魅力的です。男性は、こういう女性がもし身近に現れたら、その女性に髪をかきあげるようなしぐさをされているうちは、自分はまだまだ相手の心をを掴めてはいないのだと、肝に銘じて置くのが良いでしょう。

髪をかきあげるという動作を癖のように、四六時中頻繁に行う人がいます。こういう人は、男性でも女性でも心身共に緊張しやすい性質の人だと言えます。それは、恋愛心理とは全く別の問題で、羞恥心の非常に強い女性、或いは自尊心の角が立ちやすい男性に見られる行動です。 そういう人は、小さなことでもすぐに緊張して顔が赤くなったり、動作がぎこちなくなったりするため余計に恥ずかしくなり、そんな状態をなんとか緩和しようと髪をかきあげるしぐさをしたり、触ったりして無意識に自律神経の緊張を静めようとします。

髪をかきあげるしぐさはその仕方によって、見る人の印象が随分違ってきます。堂々と大胆に行われる髪をかきあげる動作は、優美にすら感じさせますが、例えばうつむき加減の人が目の前で頻繁に髪をかきあげる動作をすると、どうにもうっとおしく感じてしまいます。 些細なことで緊張しやすいという性質は、本人の気持ちの変化で改善が可能です。ほんの少し思考を切り替えるだけで、恥ずかしいという気持ちが無くなり、どんな時でもそれほど緊張することなく過ごすことができ、そうすれば髪をかきあげる癖も無くなるでしょう。 自分の側に緊張しすぎてつい髪をかきあげる人がいたら、そういう性質を理解して相談にのるなど、力を貸してあげると良いでしょう。羞恥心が強すぎてすぐ緊張してしまう人には純粋で素直な人が多いので、親切なあなたに心から感謝してきっとよき友人になってくれるでしょう。

男性の場合も女性と同じように、髪をかきあげることで好意を感じている女性に、自分をアピールすることがあります。例えば、男性がサラサラの前髪を片手でサッとかきあげるしぐさをします。これは「僕ってクールでしょ」という女性へのアピールだと言えます。今更ですが、Cool（クール）という言葉は冷たいではなく、カッコイイという意味で使います。 この男性は、前髪をかきあげるしぐさを見せて「僕、カッコイイでしょ」と好きな女性に訴えているわけです。こういう男性には、強力なナルシシズムを感じずにはいられませんが、実際には、やっている本人は相当な勇気をふりしぼって行っており、内心はすごく恥ずかしいと思っていたりします。 ですからこんな時は、相手が全然興味のない男性なら無視すると良いですが、少しでも悪くない印象をお持ちでしたら、かわいそうなので爆笑するくらいに笑ってあげてください。そうすればこの男性は、あなたに対して親近感を与えたと思い込み、大いに喜ぶことでしょう。

最近では、アンチナルシストの人達が増殖して、ナルシスト叩きの話題で盛り上がっていますが、自分を好きになることは、人生を前向きに生きるための基本となるものですから、適度なナルシシズムは、自分を磨くために不可欠なスパイスとなるのではないでしょうか。 髪をかきあげるしぐさで自分を魅せつけたり、勇気を出してカッコつけながら好意の気持ちをあらわしたりするくらい、自分の事を好きでいる方が人生はきっと楽しいでしょう。

例えば、お店でラーメンなどを食べている時や図書館などで本を読んでいる時、誤って床に物を落とした際に、屈んで拾い集めている時など、顔の前に垂れてくる髪がどうしても邪魔になり、思わず髪をかきあげてしまうことがあります。女性の場合は、男性に比べて長い髪をした人が多いため、何かの作業をする度に髪が邪魔になることが多いです。