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耐水ペーパーの使い方|紙やすり/車/木工/プラモ/材質別

更新日:2024年01月20日

車・バイク

耐水ペーパーは、表面がざらざらとした紙ヤスリの一種です。耐水性=水に濡れても使えるという特長があります。また、やすりには、削る、というイメージがあると思いますが、実は磨くことも大事な使い方のひとつです。ここでは耐水ペーパーの種類から使い方までをご紹介します。

金属で耐水ペーパーを使う場合は、表面の傷やサビを落とす、さらに塗装するために表面を磨くといった使い方が多いと思います。サビや傷の状態にもよりますが、400番でサビや傷を落とし、600番、800番、1000番と徐々に細かな目の耐水ペーパーに変えていき、きれいに仕上げてください。 ただし、塗装面の場合は、1000番で根気よく磨いてください。なお、削りカスで表面をキズ付けないよう、水やオイルを使うようにしてください。

用途別の使い分け:洗面まわりやトイレの掃除

水垢や黄ばみなど、洗面台やトイレなどのしつこい汚れには、耐水ペーパーが効果的です。ただし、粗い目の耐水ペーパーを使うと、陶器製の洗面台やトイレの便器などの表面に傷がついてしまいます。まずは、1200番や1500番などの目の細かな耐水ペーパーを使ってください。 蛇口などの水垢の場合は、1500番の耐水ペーパーでまずは慎重に試してください。なお、ガラス面、鏡などの場合も1500番で試してからにしてください。最後に2000番で磨き、さらにコンパウンドなどで磨き上げれば、より美しく仕上がるでしょう。

用途別の使い分け:塗装前と塗装後に

金属などに塗装をする場合は、ペンキなどを塗る前に600番程度の耐水ペーパーで塗装面を研磨してください。こうすると、塗装面に細かな傷がつき、ペンキなどの塗料の食いつきがよくなります。 また、塗装後、表面をより綺麗に磨き上げるために耐水ペーパーが使えます。ペンキ類が乾いてから、1000番、1200番、1500番などの耐水ペーパーに水をつけ、塗装面を磨き上げてください。

用途別の使い分け:車のサビやキズ

車のボディに付けられたキズやサビの補修に耐水ペーパーが使えます。ただし、耐水ペーパーだけで補修できるわけではありません。使い方は、まず、マスキングテープで傷やサビの周囲をカバーし、1500番、2000番などの目の細かな耐水ペーパーで水をつけながら磨きます。 傷やサビが目立たなくなったら、タッチペンやスプレーで塗装します。乾いたら、2000番の耐水ペーパーで磨き、さらにコンパウンドで磨くなどして終了です。かなり手間と時間がかかりますし、慣れも必要ですから慎重に行ってください。 なお、ヘッドライトの黄ばみも耐水ペーパーで磨くと落ちますが、最後にコーティング剤で表面を保護することを忘れないでください。黄ばみ自体への使い方は、800番か1000番で落とし、磨き上げるため1500、2000番などを使うようにしてください。

用途別の使い分け:バイクの補修

バイクの場合は、たとえば、タンクやカウルの再塗装を自分で行うといったかなり高度なものから、マフラーのサビ落としと磨き上げに耐水ペーパーを用いるなど、さまざまな用途があります。ただし、タンクやカウルの再塗装は、専門の業者の仕上がりには及びません。 自分のバイクを自分で改造する楽しみのための使い方と考えてください。マフラーなどのサビ落としは、金属ブラシでサビを落としてから、耐水ペーパーで表面を磨くという使い方です。番手は1200番などの細かな目のものが適しています。

さまざまなシーンで使える耐水ペーパー

耐水ペーパーの種類に始まり、基本的な使い方や使い分けなどご紹介してきました。水に強いという特長が、使い勝手の良さを広げているようです。しかも、1枚200円程度と値段もお手頃です。使い方さえ気をつければ、本当に便利です。使ってみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年09月25日

記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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