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オクタコアとクアッドコアの違い|用途別の選び方

更新日:2024年04月17日

ガジェット

スマートフォンやタブレットを選ぼうとすると、クアッドコアやオクタコアと書かれているものを目にすることはありませんか?書かれているとなんだか高性能なんだろうなと考えてしまいます。今回は、クアッドコアとオクタコアの違いや性能の詳細、選び方を紹介します。

スマートフォンの場合は、電話やメールとSNSなどをメインとして使うような用途の場合は、オクタコアなどの高性能モデルは必要とせず、廉価なクアッドコアで十分でしょう。基本的にこれらの処理は高い負荷ではないためです。 むやみに高性能な端末を購入しても、高いスペックゆえの消費電力の高さなどから、バッテリー運用時間の減少を招いたり、端末価格が高いなどのデメリットが目立ってしまいます。ただし、年契約など簡単に解約できず、端末価格も比較的高いことからある程度高性能なものを購入し将来の陳腐化に備えるという方法は考えられます。 反対に、ゲームをプレイする人は、クアッドコアよりオクタコアなどの高性能を売りにしているモデルを選ぶべきです。

タブレット

基本的には、こちらはパソコンの代用とするヘビーユーズが増えてくると考えられ、画面が大きく解像度も高いことから、処理も重くなりがちで性能の高いモデルを選ぶほうが無難ですが、クアッドコアを否定するものではありません。

性能はバランス

バランスが悪ければ性能は思ったほど高くはならない。

端末としての性能は全体のバランスで決まります。スマホの場合ディスプレイやカメラの性能などもありますが、処理に関連する要素はCPUとメモリとストレージです。PCの世界では昔から使われるたとえに、CPUは作業する人、メモリ(RAM)机の広さ、ストレージ(スマホではROMと言う場合も有ります)を机の引き出しの大きさとする例え方があります。 作業する人が多ければ(マルチコア)作業が速く終わりますし、作業する人が賢くても(高いクロック数)作業は速く終わります。机が広ければ色々と広げることが出来るので、作業が行いやすくなり結果的に机が狭いときより作業は早くなります。引き出しが広ければ色々な道具をしまっておけるので、色々なことを行うことが出来ます。 逆に作業する人が賢くたくさんいても、机が小さければ作業効率は落ちてしまいますし、引き出しが小さければ、何も出来ず作業する人を遊ばせてしまいます。スマートホンやタブレットもこれと同じで、いくらクアッドコアやオクタコアで高性能そうな単語を使っていても端末全体としての設計が悪ければ、カタログスペックと実際の性能が乖離するという現象が現れます。

自分の用途を考えて触って確認しよう

「クアッドコア搭載」「オクタコア搭載」などと書かれていれば、高性能なのかなと考えてしまいますが、実際のところは性能はそれだけでは分かりませんが、幸いなことに、スマートフォンやタブレットは、展示機がおいてある場合が多いので、実際にこれを触って確認して見ることが一番です。 こういったものは、比較的長く使い簡単に買い換えられるものでもないので、将来の陳腐化を見越し高性能なものを買っておくのも一つの手ですが、自分が必要とする性能とバランスを考えて数字だけ見て選ばないようにしましょう。

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