「恵体」の意味と読み方｜語源や類語・対義語もあわせて紹介

「恵体」の使い方について、男性と女性とでは違いがあります。 先ほどもお伝えしたように、男性はプロ野球選手に対して、女性は魅力的な体型の人に対して使うことが多いです。その違いはどんなところに出てくるのでしょうか。正しく使い分けができるようにぜひチェックしてみてください。

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男性に向けて使われる「恵体」はほとんどが野球選手に向けてのものです。恵体糞打のように相手をけなすときにも使いますし、恵体豪打のように褒めるときにも使うのが特徴です。 その理由としては、男性の「恵体」は成果を期待するような意味合いが含まれているからです。「恵体」なのに成果が出ない場合はもちろんけなされてしまいます。 そのため、男性が「恵体」を持っているということは良いことだけでなく、期待されているということでもあるため、人によってはプレッシャーを感じることもあるでしょう。

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女性に対して使われる「恵体」は、ほとんどが褒めるときに使われています。 それは、男性の「恵体」は成果を期待するものに対して、女性の「恵体」はスポーツの場面では使われることは少ないため、成果は期待されていないからです。 漫画や小説で女性の体つきに対して「恵体」と表現するケースが増えてきているため、この使い方が一般的になりつつあります。むっちりとした体のアニメキャラなどに対して「恵体」と表現する人もいます。

「恵体」はネットスラングのため、普段の会話に出てくることはなくインターネットの掲示板やSNSで使われるのが一般的です。そのため、ほとんどの場合で言葉が乱れていたり、口語になったりしています。 また、「恵体」の元となった文章が「恵まれた体格から糞みたいな打球」と名詞で終わるため、「恵体」も名詞として使われていることが特徴です。

「恵体」の類義語は男性に使われる場合と女性に使われる場合で異なります。 男性に対して使われる場合の「恵体」の類語は ・恰幅が良い ・がっしりしている ・マッチョ などが挙げられます。野球選手の体格を思わせるような言葉が多く並んでいます。 女性に対して使われる場合の「恵体」の類語は ・むっちりしている ・色っぽい などが挙げられます。グラビアアイドルのような体型を「恵体」と表現することが多いようです。

「恵体」の対義語には ・スレンダー ・細身 ・貧相 ・華奢 ・スマート などが挙げられます。 恵まれている体型とはいえ、モデル体型のような人に対して「恵体」を使うことはないようです。女性に対して使う場合においても、ほっそりとした人に対して「恵体」を使うことはありません。

「恵体」は辞書に掲載されている熟語ではなくネットスラングです。そのため、普段インターネットやSNSをよく使う人であれば馴染みがあるでしょうが、一般的に知られる言葉ではありません。 また、ネットスラングを好まない人もいるため、初対面の人との会話や、ビジネスシーンでの使用を控えるのはもちろんのこと、日常会話での使用も控えておくのが無難でしょう。 インターネット上で仲間内とやりとりする分にはなんの問題もありません。

「恵体」は、「恰幅の良い」「がっしりとした」というような意味とお伝えしてきました。「恵体」を英語で言い表すときには以下のようにいいます。 big and brawny 日本語特有のネットスラングという言葉のジャンルであるため、あまり英語表現を使う機会はないでしょうが、この機会に覚えておきましょう。