漢字で一万円？壱萬円？｜香典の金額の書き方とお香典の相場3例

「也」をつける決まりはありません。 マナーの上で「也（なり）」を付けなければいけない、という決まりはなく、どちらでも構いません。 「也」は円未満の単位である「銭」を使っていた時代の名残で、円未満の端数がないということを表すのに使われていました。 現在では銭は使われていませんので、つけなくても問題はないということになります。

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お香典は相手によって包む金額を変えましょう。 お香典で平均的な金額の一万円ですが、どんな場合でも一万円を包めばいいということではありません。お渡しする相手によっては一万円は多すぎる可能性も少なすぎる可能性もあります。 もともと香典には、残された方を援助する、という思いが込められているので「目上に薄く」「目下に厚く」が基本です。 お世話になった方だからと言って多めに包むのは失礼にあたることもあるので気を付けましょう。

亡くなった方との続柄によって、お香典の相場も変わります。 親族がなくなった場合には、亡くなった方との続柄によって相場が変わるので注意が必要です。 亡くなった方が親の場合5～10万円、きょうだいの場合3～５万円、おじ・おば、祖父母の場合は1～3万円、そのほかの親族の場合は1～２万円となっています。 縁が深い分、親族の場合は金額も一万円以上包むことが多いようです。

5千円～１万円程度が相場です。 親しい友人や知人には5千円程度、勤務先関係の方なら5千円～１万円程度が相場となっています。 親しい友人知人であっても、一万円以上になるとかえって気を使わせてしまう可能性もありますので注意しましょう。

一万円以下の金額が相場です。隣人や、ご近所の方には5千円程度、一般的な知人ならば３千円程度が相場になります。 一般的な付き合いの方々へのお香典の相場は一万円以下であることが多いようですが、地区によっては、香典の金額をあらかじめ決めておいて統一していることもあるので、相場はあくまでめやすとして考えてください。

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お供えする先が「霊」か「仏」かによって使い分られています。 市販されている香典の外袋には、「御霊前」と書かれているものと「御仏前」と書かれているものがあります。 どちらも仏式でのお葬式に使われる香典袋の表書きですが、香典をお渡しするタイミングでそれぞれ使い分けなければいけません。 葬儀の際、マナー違反とならないように、どのような違いがあるのか理解しておきましょう。

49日までは「御霊前」と表記します。 仏教では、亡くなってから49日までは「霊」となって存在していると考えられています。その後49日になると成仏し「仏になる」と考えられています。 ですので、お通夜やお葬式で香典をお供えする場合には「御霊前」として供えます。漢字たった1文字ですが、大きな違いになるので注意しましょう。

49日以降は「御仏前」と表記します。 49日を過ぎて仏となられた故人へは「御仏前」と記して香典をお供えします。ですので49日法要や一周忌法要以降はこの「御仏前」を使用することになります。 ちなみに、49日法要の日付が繰り上げて行われた場合においても、「御仏前」を使うのがよいでしょう。

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基本的には、一万円はお札1枚に両替して包みましょう。 お葬式は、前もってわかっている場合ばかりではありません。一万円包みたくても財布の中に千円札、五千円札しかないということもあります。 しかし複数枚のお札を包むことは、「個人との縁が切れて、バラバラになってしまう」ことを連想させ、縁起が良くないとされています。 慌てて時間のないときでも、遺族の方を尊重する気持ちを大切に、一万円はお札1枚で包みましょう。