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【各専門分野別】専門商社の志望動機の書き方・例文|化学・食品など

更新日:2024年10月28日

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専門商社の志望動機の書き方についてご紹介します。まず専門商社の基本を押さえておきましょう。

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専門商社の志望動機の書き方

専門商社の志望動機の書き方についてご紹介します。まず専門商社の基本を押さえておきましょう。

現代社会に必要な「モノを仕入れて売る」こと、すなわち物流の上流から下流まで全ての局面に関わるのが商社の仕事です。商社の本来の仕事は卸売業・取次業であり、業態別の分類では商社は卸売業に区分されます。

商社は総合商社と専門商社に分類されますがその違いは扱い品目にあります。 扱い品目が特定の専門分野に偏っているのが専門商社で、扱い品目に制限がなくどんなものでも扱うのが総合商社です。

専門商社は特定分野の商材に特化していて、専門知識やマーケティング力、ネットワーク、顧客対応力を活用して顧客と取引を行います。基本的には貿易(トレード)から得られる売買マージンが収益の柱となりますが、専門知識を活かしてファイナンスや物流、商品開発などを行う商社もあります。総合商社とも共通することですが現代の商社の収益はトレードと事業投資の2つから成り立っています。

もともと商社は各種資源を日本に調達し、メーカーが加工し、出来上がった製品を商社が世界各国に販売するというのが本来の商社のビジネスモデルであったのですが、メーカーが仕入れや販売用の海外拠点を独自に築くようになってからは、海外ネットワークを駆使して国内外企業への事業投資という新たな業態を作り、業務を拡大するようになりました。また、専門分野を複数持つ商社もあり、複合型専門商社と呼ばれます。

専門商社の強みはある分野に特化していることです。専門分野の物流に関して上流・下流の人脈の広さは総合商社や他の業界を上回ります。そして専門分野の業界に精通していることにより業界のノウハウや動向もつかみやすいです。ですから本質的に事業において大きな失敗をしにくいと言えます。

また、顧客との距離が近いため細かな顧客メンテナンスができます。そのため小回りが利くほうが良いということで総合商社よりも専門商社の方が起用されるケースもあります。

さて、専門商社の志望動機の書き方ですが、上でも見た通り、専門商社の強みはその専門性にあるのですから、志望動機も応募先企業の専門や扱う品目に合わせた内容にすることで説得力のあるものにしましょう。

専門商社が扱う品目や業界に焦点を当てて「なぜその商材を扱っている企業で働きたいのか」を書くようにします。この時大切なことは「その分野に興味を持つきっかけとなった」自分自身の経験を絡めることです。これらを踏まえると専門商社の志望動機は以下のフレームワークで進めるのが望ましいでしょう。

1. 商社の志望理由(結論) ↓ 2. 自身が専門分野に興味を持ったきっかけ ↓ 3. 専門分野の中でも応募先企業を志望する理由 ↓ 4. 入社したら何をしたいか、自身の専門分野における強みなど

専門商社の志望動機の例文

では、上記のフレームワークに沿って専門商社の志望動機の例文を見てみましょう。例として①化学系②機械系③鉄鋼系④食品系、の4業界をピックアップしました。

1:化学系専門商社の場合の例文

①私は大学で芳香族化合物を専門に研究をしていたため、大学で得た専門知識を活かせる企業ということで貴社を志望します。大学時代に所属していたゼミは芳香族の合成に関して工業的な研究を中心に研究を進めていた所でしたので自然、私も技術の実現化に重きを置いて研鑽を重ねてまいりました。

化学系の業界は技術の実現に物流が大きく関わります。社会に必要なものを生み出す仕事、さらにはその全方面に携わる企業に入社したいと探していたところ、化学系特に芳香族化合物の物流に強くさらには自社内に研究施設まで持っている貴社を見つけました。

入社できました暁には自身が大学で学んだ化学合成に関する知識をさらに深めていくとともに現場のノウハウを学び社会に必要とされる化合物の製造に貢献していく所存です。

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